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今日はサモアでの食事事情を紹介します。若いときは外国へ行くとき、日本食を持っていくことはなかった。現地ではそこのものが一番おいしいと思っていたからだ。しかし、今回は違う。長期だし、油っこい物を食べたくない年齢になっているからだ。
日本から1カ月半ほどかかって、船便が届き、中から梅干し、そうめん、みそ、干し椎茸などが現われると、涙が出るほど嬉しかった。実のところ、ここでもキッコーマン醤油、ミツカン酢、のり等は売られている。米もあるので、毎日の食事は基本的には和食だ。
アピアにはスーパーマーケットが知っているだけでも、6、7軒はあり、それぞれの店の特徴を知って買い物をすると、たいていの物は間に合う。他に野菜市場と魚市場が産地直送の品々を並べて売っている。サモアの特産はタロ芋、ブレッドフルーツ、バナナが有名だが、その他きゅうり、茄子、ショウガ、ささげ、かぼちゃ、チャイニーズキャベツという菜っ葉もの、せりのような香菜等は山のように売られている。
茄子などは一袋に30個ほども入っており、皮は固いし、種はあるしで買うと食べきるのが大変だ。タロ芋はゆがき、更にみそをつけて焼いて食べるとほくほくとしておいしい。こちらの人々は石焼きにしたタロ芋を、バルサミというココナツミルクのホワイトソースで芋の若葉をあえ、塩味強く味つけしたソースにつけ食べる。
果物はアボカド、レモン、パパイア、ドリアン、ドラゴンフルーツ、ササラッパ、甘柿のような味のするサプタ等々熱帯の甘く、ねっとりしたものが多くある。値段は安く、大きな物でも1個5ターラ(150円)くらいだ。まだ知らないものも沢山あり、知り合いから庭で採れた物ですと言っていただくフルーツもある。
ササラッパ
しかし、日本で馴染みの、ほうれん草、キャベツ、レタス、玉葱、人参、じゃがいも等はニュージーランドからの輸入物で値段も日本並か、少し高い。メロン、西瓜、ぶどう、トマト等も輸入物でとても高いけれど、どうしても買いたくなる。
買う人は白人や日本人、またはホテル、レストラン用の物として買うようだ。ここでも栽培すればよいのに、太陽も水も十分あると思うが、暑すぎるのだろう。魚は毎朝、6時に港から直接市場で売り出す。台の上にじかに並べ、木の葉の付いた枝で蝿を追いながら売る。
日曜日の朝は魚も豊富で、サモア人でごった返す。買い物をしてから、教会へ行き、その日の午後は大ご馳走を家々や教会の仲間と食べるのだ。市場で目立つのは、頭部を切って並べたまぐろの群、焼いて食べるとおいしいそうだ。身は厚さ5、6センチの胴切りで一つ買って冷凍しておくと、いつでも刺身が食べられる。
鯛、鯖、鰺、鰹なども大きい物から小さい物まで多種多様。白身の鯛は塩をして昆布でしめておくと、押し寿司として使える。カラフルな、はたやべらのような魚、目の飛出した魚なども多く並んでいて、絵に描きたくなる。伊勢海老のような五色海老、ぞうり海老、貝などもある。オカというポリネシアン料理はココナッツミルクで刺身の角切りときゅうり、玉葱などをあえたもので、白ワインで食べるとよく合う。
千切りのキャベツを皿に沿ってきれいに丸く並べ、その上にそぎ切りまぐろをのせ、真ん中にわさびと醤油のたっぷり入ったボールを置き、つけて食べるサシミという料理は日本からのバリエーションだろう。日本人の男性で、単身で来ている人々の中には、研究熱心で、魚の名前や熱帯の果物、山々を歩いては花々を写真で収集し、公開している人もいる。
私も多くの名前を教わった。また自炊して料理に目覚める人々もあり、魚の捌き方も見事なものだ。ちなみにサモア語のレッスンの後、私宅で集まったときにはそれぞれの人が料理を作って持ち寄った。その時のメニューは刺身、白身魚の南蛮漬け、切り干し大根の煮物、野菜炒め中華風、ミックスサラダ等々。
私は何を作ったかと言うと、巻き寿司だ。ホテルのマネージメントを専門とする人もいてワインの選択から、手際よき皿の洗い方まで、実践しつつ教えてくれるのでありがたい。ひょっとして男性の方がやる気になると、料理のセンスは高いのかもしれない、とひそかに思っている次第だ。
ポリネシア料理 オカ
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