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サモア人の主食は、タロイモ、バナナ、ブレッドフルーツなどである。
タロイモはサトイモ科の植物で、根茎などを食用にするために栽培されている。小さくて丸い芋である。タロイモをぶつ切りにしてタマネギとともにココナツミルクで煮て食べる。また、茹でたタロイモを短冊に切り、高温の油で揚げたタロイモチップは、表面がカリッと仕上がっていて、中はホクホク感があり、ポテトチップスより美味である。
日本の里芋と同じ種類であり、葉っぱも味もそっくりである。タロイモは熱帯地方の主食であり、今後の増産のための研究が勢力的に実施されている。また、写真に示すタムイモは、タロイモより白くて大きな芋である。直径20センチメートル、長さ1メートルであるが、ねばり気があって甘い。
さらに、ヤムイモはユリ科ヤマノイモ科の植物で塊根(芋)を食用としたものである。日本では、ジネンジョとか長芋と呼ばれているのと同じ種類である。乾燥した気候にも強い品種であり、一株から40〜50キログラムを採取することができる。従って、栽培が困難な場所での生産性が高い作物として、食料危機を救い、次世代の食料資源として期待されている。
ブレッドフルーツ(パンの実)
ブレッドフルーツは、広いイチジクのような葉っぱをもつ大きなパンの木になる果実のことであり、写真に見るように、緑色のドッジボールのようなあばた状の突起のある実である。これこそ、南太平洋の島特有の植物である。皮をむいて、蒸したブレッドフルーツはサツマイモと同じ色と味である。主食となる有用な食べ物である。パンの木は生産性の高い木であるので、1本のパンの木があれば、1人の人間が1生食べて行けるそうである。
タロイモやブレッドフルーツはパルサミを付けて食べる。パルサミとは、若いタロイモの葉っぱを数枚重ねてその中にココナツミルクを包み込み、それをアルミホイールでくるみ、蒸し焼きにして作る。ココナツクリームは熱せられるとタンパク質がヨーグルト状に固まり、くさみもなく独特の甘さがある。タロイモの葉っぱもすっかり軟らかくなり溶けている。
バナナの木は、サモアの主要なプランテーションの植物である。青い中に収穫し、皮をむいて、茹でて食べている。丁度、サツマイモのような味がするので、主食となっている。もちろん、黄色くなって甘くなってから食べても良いが、熟れるといたみも早くなる。
このように、サモア人の主食は十分にあり、彼らの食べ物に対する余裕は実にうらやましい。彼らが悠長で居られるのはそのためであり、何もガツガツ働かなくても良い。自然の豊かな、食生活に困らないところは、まさに地上の楽園にふさわしい生活が送れるのである。
なお、飲料水は、ペットボトルやタンクに入れた清涼飲料水を購入している。サモア水道局から供給される水は河川水であり、十分に浄化されていない。煮沸した湯冷ましの水は料理に使用することができる。地方の村では、水道がないので、雨水をドラム缶や大きな水タンクに貯蔵して、飲み水、洗濯、トイレ、シャワーに使用している。
食事のマナーとして、訪問したサモア人の家で食事が出されたとき、食べ物は残さなければならない。食事はゲストである我々と大人達が食べ、その間は小さな子供は隅っこで待っていなければならない。ちょっと大きい子供は紅茶の入れたやかんを持ってきて控えており、空いた茶碗に紅茶をサービスしてくれる。
また、ゲストの前では、うちわで扇いでくれたりする。食事が終わるとゲストは大人達とともに隣室へ移動して談笑をする。下げた残り物は、家族や子供達が食べる。彼らはたべながら魚や鳥の骨、タロイモの皮などを外に放り投げ、それを豚やニワトリが待ち受けている。
ヤムイモ
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