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サモアの魚貝類

 
サモアの魚市場には、色々な種類の魚、甲殻類、貝類が販売されている。深夜に漁獲した魚貝類は、漁港に水揚げした後、ただちに氷入りのクーラーボックスに保管される。その後、市場まで運搬されるので、鮮度はそれほど落ちていない。しかし、市場の販売台の上に長時間放置されると、気温上昇によって傷んでくる。
 
我々は、毎日曜日の朝5時半に起床し、まだあたりは暗い6時には、魚市場に到着している。火曜日から土曜日の間は、朝7時には行かないと、魚貝類の鮮度が落ちてしまう。
 
まぐろとかイエロウフインツナなどの大型の魚は、厚さ5センチメートル、直径20〜30センチメートルの輪切りにされて売られている。刺身として食べるために、家に持ち帰った後、直ちに切り身にして冷凍保存する。
 
ボラやアジなどの中型の魚は販売台に乗せられて競りにかけられている。家に持ち帰った後、写生をし、3枚におろした後、切り身を刺身用、煮付け用、焼魚用にして食べることにしている。小型の魚は約10匹を縄で繋いで販売されている。小魚は、鱗をとり、内臓を出して、すり身にして「じゃこてん」にして油で揚げてしまう。
 
あるいは、天ぷらにして、酢、砂糖、醤油にタマネギや野菜を入れて「南蛮漬」を作ると美味しくいただける。最初は、魚の種類が多すぎて選ぶのが困難であったが、C氏に教えて貰いながら、ようやく魚の鮮度と魚貝類の種類を見分けることができるようになった。
 
          バラハタ(千々岩壬氏提供)
イメージ 1
 
アジ科では、尾ノ近くの側線にゼイゴと呼ばれる硬い鱗があるので見分けることができ、「イトヒキアジ」「ロウニンアジ」「コガネシマアジ」および写真に示す「マルコバン」などが目に付くようになった。
 
ハタ科では、「マダラハタ」「アズキハタ」「オオモンハタ」および写真に示す「バラハタ」などを見分けることができるようになった。
 
アカマンボウ科では、大型のムーンフイッシュ、日本名でアカマンボウは刺身にして大変美味しい魚である。トロ、大トロの味であった。
 
ボラ科では、「ボラ」「フウライボラ」「クチボソボラ」などがあった。
ブダイ科では、カラフルな「アオブダイ」「ヒブダイ」「イロブダイ」を楽しむことができるようになった。
 
フエダイ科では、白身の「シマアオダイ」「アオチビキ」「イシフエダイ」がある。
 
なお、食べてはいけない魚として、大型の黒色の「バラムツ」がある。サモアでは、オイルフイッシュと呼ばれており、食べると下痢を引き起こす。さらに、熱帯地方の海に生息するプランクトンの毒素に汚染された魚貝類を食べると「シガテラ」という食中毒を引き起こすので要注意である。シガテラ中毒が発生すればニュースとなるので、当分の間魚貝類の摂取は止めた方がよい。
 
シガテラ中毒は、摂取後1〜8時間で発症し、吐き気、めまい、頭痛、筋肉の痛み、神経麻痺、感覚異常などの症状の外、下痢、腹痛、嘔吐などの消化器系の障害、および血圧異常、脈拍数異常などの循環器系障害がある。
 
治療法はなく、回復するのに数年を必要とする。シガテラ毒の主な保有魚は6ポンド以上の肉食魚で「バラフエダイ」「ウツボ」「カマス」「ブリ」などである。
 
甲殻類としては、「伊勢エビ」が1匹約20タラ(700円)で購入することができる。「沢蟹」は、蟹ミソ部分が泥で汚染されているため、余り美味しくはなかった。
 
貝類としては、小型の「さざえ」が美味しい。その他、「はまぐり」は泥臭くて食べることができなかった。
 
       マルコバン(千々岩壬氏提供)
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