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サモア独立国では、毎朝近所のゴミ保管所にゴミ収集トラックがやって来て、中央ゴミ処理場に運搬するシステムが確立されている。ゴミ保管所には、地上より約1.5メートルの位置に1メートル四方に作った金網のゴミ収納箱がある。これは、犬がゴミを食い散らさないための方策である。最近では、ゴミ分別箱が設置されているところもある。ウポル島にはタファイガタの中央ゴミ処理場、サバイィ島にはバイアアタに廃棄物処分場が建設されている。
南太平洋地域環境計画(SPREP)は、22の南太平洋島嶼諸国および地域と先進4ヶ国(オーストラリア、フランス、ニュージーランドおよびアメリカ)によって構成され、1995年に正式に発足した。本部はサモアの首都アピアに置かれている。
その目的は、環境に関連する諸問題に対する南太平洋地域の協力を促進し、環境の保護と改善を行うメンバーを支援し、現在および将来の持続可能な発展に向けたメンバーの取り組みを支援することである。
最初の仕事は、タファイガタのゴミ捨て場であった。当時、日本では、環境汚染に歯止めをかけるために、準好気性埋め立て構造を採用した「福岡方式」が研究開発されていた。
津波で発生した大量の固形廃棄物
準好気性埋め立て構造とは、埋め立てゴミの中に、集水管を設け、ゴミで汚れた水を速やかに集め、かつ電力を使わずに、自然に外部の空気を取り込むことによって、ゴミの内部を好気性にして処分する方法で、分解と安定を促進するための構造であり、建設コストが安価である。二酸化炭素が発生する欠点はあるが、その30倍の毒性があるメタンガスの発生を抑制することができる。
福岡方式とは、昭和40年代から福岡大学と福岡市が共同開発した準好気性の埋め立て構造方式であり、構造が簡単で低コストであるという特徴をもっている。
多くの開発途上国で廃棄物処分場の建設を手がけていた福岡大学M教授をサモアに招聘し、サモアの人達とともに学習して、タファイガタ中央ゴミ処理場を建設していった。現在では、大洋州における廃棄物処理場のモデル現場となっている。ここまでに育て上げた彼らの功績は偉大である。
また、2000年度から2004年度まで、大洋州の島嶼諸国を対象に「大洋州諸島フォーラム(PIF)諸国廃棄物管理コース」と「サモアでの第三国研修」を交互に実施した。サモアの研修員3名が帰国後に、サバイィ島に独力で準好気性廃棄物処理方式を導入した処分場を建設した。
これは、2001年度の研修生F氏が中心となり、2002年度の研修生K氏、2004年度の研修生P氏が協力したものであった。この3名は、研修で学んだ技術と専門家A氏と協力し、ウポル島での経験を生かし、サバイィ島にバイアアタア中央破棄物処分場を計画し、建設した。建設資金はすべてサモア政府が出資し、技術支援は「大洋州廃棄物管理プロジェクト」(2006〜2010年度)を通して継続的に実施されている。
さらに、2006年度より、大洋州における固形廃棄物マネージメント計画(SWMPOR)が総括した。2010年の最終会議では、サモアの津波によって発生した大量の固形廃棄物の処理コストの低減化および3R資源化の成果を高く評価していた。
ゴミ分別箱
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