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サモアにおけるダンスは、「Siva Samoa」と呼ばれ、ハワイアンフラダンスやタヒチアンダンスのルーツとなった伝統的な踊りである。「Siva」とは、村の人達が歌と踊りを通じて、お互いの信頼関係を築くための祭りであり、人々の心をつなぐ彼らの生活に欠かせない大切な行事である。
サモア人は、音楽が好きであるばかりでなく、音楽に対する才能が豊かである。楽譜を読むことなく、リズムを聴くだけですぐにメロディーを憶えることができる。明るく陽気なリズムに合わせてゆったりと踊れば、自然と笑顔が出てくる。女性の愛らしい優雅な手つき、男性のジャンプするたくましい踊りと叫び声が魅力的である。
「Sasa」と呼ばれるSiva Samoaは、最もテンポの速いダンスで、竹でドラムを叩くだけで、歌も音楽もない。踊り子達は、速いビートのリズムに合わせて、すべての動作を同じにして踊っている。
「Maulu-ulu」と呼ばれるSiva Samoaは、歌の言葉の意味と同じ動作をして、大勢の男性と女性が一緒になって踊るものである。例えば、ココナッツの実を削るような生活の仕草を歌にして、その内容を踊りに入れている。その他、サモア人の日々の出来事を歌の言葉と踊りを通して表現している。女性はいつも微笑むような顔付きで踊っている。
サモアンダンス
「Faataupati」というSiva Samoaは、男性だけの踊りである。竹のドラムを打ち鳴らし、身体を手で叩きながら踊り、どんどん速い動作となり、劇的なジャンプと魅力的な叫び声を上げている。
サモアンダンスはサモア人の本質を表すもので、民族の誇りとするものである。
「Tauaruga」とは、「FiaFia Show」と呼ばれる歌と踊りの祭典の最後に登場する踊りであり、タワルンガ・フィナーレの踊りとして有名である。タワルンガとはファレの屋根の棟を意味し、棟上げ式としてフィナーレを飾るものである。
この踊りを舞うことのできるのは酋長(マタイ)の娘で、しかも処女娘に限られている。彼女は、伝統的衣装であるファインマットをまとい、ココナッツの葉、貝殻、および茶色の紙で作った鏡の付いた冠をかぶって踊っている。その姿は、邪馬台国の卑弥呼を連想させる忽然たるものがある。
踊っている間、おひねりと言って、人々が代わる代わるに、紙幣を踊り子の身体に貼り付けたり、前に置かれた箱にお金を入れるなどしてご祝儀としている。周囲の男達は、発狂したように駆け回り、地面に這いつくばって、踊り子の踏み台になったりして、狂喜乱舞してはやし立てている。
「Siva Afi」とは、「火の踊り」である。シバ・アフィは、木製の槌が奏でるリズムに乗って演じられる火とナイフを使う勇壮なダンスである。楽器を弾く能力はサモア人の生まれつきの才能であり、気合いの入った演奏は素晴らしい。
この踊りの元祖はナイフダンスであったが、これが火の踊りとなったのは、1946年に開催されたロスアンジェルスの万国博覧会において、サモア人Freddie Letui氏が伝統的なナイフに火をつけて披露したのが始まりである。
両端にブッシュナイフをセットした棍棒を高速で回転させるもので、大変危険である。ナイフの部分を布で巻いて油を浸潤させ、火を付けてアクロバットの妙技を演ずるのである。
1本の棍棒を両手でコントロルするものや、2本の棍棒を両手にもって高速回転するもので、かっては、マタイの力の象徴となるものであった。
火の踊り
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