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サモア人の日常生活を垣間見て、彼らの風俗と生活、および習慣について気付いたことを若干述べてみる。
まず、サモア人の服装であるが、男性・女性ともにラバラバを着用している。ラバラバは、一枚の長方形の布を短パンツの上から腰に巻き付けたスカートのようなもので、大変涼しく、サモアの気候に適した服装である。男性はひざの高さまで、女性はくるぶしまで長くしたものを着用している。地味なものから各種の模様の入ったカラフルなものまである。腰への巻き方は、紐を使ったいくつかの方法がある。
フォーマルな衣装として、男性はポケット付きのラバラバを着用し、女性はプレタシと呼ばれるツーピースの民族衣装を着用している。教会へ行くときは、男性は背広、白いワイシャツ、ネクタイ、および白いラバラバを着用する。女性は白い帽子、ブラウスにスカートまたはワンピースを着る。
履き物については、男性・女性ともビーチサンダルを履いている。オフィシャルには、かかとを留める紐が付いたサンダルを履くことになっている。
サモアの家族制度については、家父長であるマタイを中心とする大家族で構成されている。祖父母、父母、子供、孫という直系家族以外に伯父(叔父)、伯母(伯母)、兄弟、甥、姪などが一緒に住んでいる。
正式な結婚以外にも、未婚の父、未婚の母もおり、子供は家族が一緒に育ててしまう。日本のように、片親ひとりで子育てする苦労はなく、家族の誰かが親代わりになっているので、親も子も肩身のせまい思いをすることはない。
プレタシ
大人と子供の関係は、年上に対して絶対服従するという絶対的な敬いの精神が家族の根底に横たわっている。子供が反抗したところで、大家族制度からはみ出し、住めるところはサモアにはない。子供は、うちの子、親戚の子、よその子と区別することなく一緒に育ち、各自の役割と家族社会の規律を無意識のうちに学んでいく。
日常の家事労働は子供達の仕事であり、男の子は、タロイモの皮むき、ココナツミルクの絞り作業、火の始末、客人へのサービスなど、女の子は、水汲み、料理、洗濯、掃除などと役割が決められている。母親はスパルタ教育で子供を躾けている。子供をこき使うばかりでなく、よくたたき、大声で怒鳴っている。子供達はぶたれ、大声で叱られても、実にのびやかにケロッとしている。サモアでは、非行少年や不良少女は出てこない。
ある家で男ばかり生まれてくると女の仕事をするものがいなくなるため、末の男の子を女の子にする習慣がある。女の子の服装をさせられ、髪型も女の子にされ、女の仕事をして育ったのがファァファフィネー(オカマ)である。サモアでは、珍しい存在ではない。女の服装をした逞しい筋肉モリモリの男がうろついている。
サモアでの交通手段はバスと車、タクシーである。オートバイや自転車はきわめて少ない。私有のバスは、トラックを改造したボンネットバスで、天井、窓、床すべて木製である。非常にノスタルジックな雰囲気を持っている。出入り口のドア、窓のガラスはなく、雨が降ったときはプラスチックボードで吹き込みを防止することができる。
このレトロなバスの後ろには、床の位置に窓が着き出しており、野菜、果物、魚、豚などを運搬するのに使用されている。車は日本、韓国、米国製の中古車が走っている。タクシーは、比較的安価で乗りやすい。
サモア人は全身に刺青をしている人が多い。刺青は、名門良家の出身である証拠であり、また勇者のしるしとして尊ばれている。
サモアの家庭では犬を飼っているが、鎖につなぐことなく放し飼いである。犬は大変勇敢であり、走っている車にも吠えつく。また、外国人に対してよく吠えつき、ときどき噛み付くこともあり、要注意である。
ラバラバ
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