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ウポル島の南にある美しい海岸として、バージン・コープ・リゾート海岸がある。ここは、サモアにおいて、美しい白い砂浜と椰子の木が林立する数少ないビーチの一つである。観光客を誘致するための3S条件である白い砂(SAND)、青い空(SKY)と青い海(SEA)が完全に整ったすばらしい海岸である。
我々は、日本からの友人Fさんと一緒に海水浴に行くことにした。午前11時アピアを出発し、クロス・アイランド・ロードを南下し、メイン・サウス・コースト・ロードへと右折してドライブしていくと、ようやくサアナプ・ウタという道路標識が見つかった。
ここを左折して海岸を目指して細い舗装道路を走っていくと、マングローブの樹海に入っていった。ここは、マングローブが自生する有名な所である。しばらく行くと、バージン・コーブ・レゾートという看板が見えるや否や、入村料徴収所があり、そこで5タラ支払って入村した。ここまでの所用時間は1時間20分であった。
白砂からなるバージン・コーブ・リゾート海岸は、海浜幅約50メートルで、椰子の木、タコの木などの樹木や多くの灌木で覆われていた。白砂は、おそらく海から運ばれてきたと思われるきわめて細かい砂で、粒径0.074〜0.42ミリメートルの範囲にある細砂で均等な粒度分布であった。海浜の林の間を通過する自動車道はよく踏み固められており、ドライブするのに障害はなかった。
穏やかな波のかなたを眺めると、100メートル以上離れたところで、白い砕波帯がサンゴ礁の上で白い牙を向いていた。この海域では、サンゴ礁のコーラルロックが延々とつづいており、この間の2009年9月に発生した津波災害にもあまり影響を受けなかったようである。
バージン・コーブ・リゾート海岸入り口ゲート
我々は、まずビーチ・ファレのレストランで昼食を取った。綺麗な英語を喋る店長がでてきて、我々のオーダーを訪ねてきた。バイリマというビールとスパゲッティを注文した。料理の出来上がるまで、プロのカメラマンであるFさんは、猫の写真をサモアの風景をバックに取るために四苦八苦していた。心地よい浜風が吹き、暑さを感じることなく、すばらしい食事を楽しむことができた。
食後は、我々だけのプライベイトビーチで海水浴を楽しむこととした。パパラギの人達数人が遠くの浜辺にいたが、全く人のいない広い海浜で、青い空、青い海、それに真っ白な砂浜に我々4人だけで海水浴を楽しむことができた。
サンゴ礁までは、ずっと浅瀬が続き、時折黒っぽく見えるところにコーラルロックが点在していた。スノーケリングを着けてコーラルロックの周りを探していると、20センチメートルぐらいの白っぽい魚が群れをなして泳いでいた。点在する小さなサンゴ礁の周りには真っ青な熱帯魚が遊泳しており、目を楽しませてくれた。
2時間ほどしてから、水洗所の近くにあるシャワールームで着替えたあと、みんなで日本のビーチソングを歌って、南太平洋のサモアン・リゾートを満喫した。Fさんは、相変わらず、写真の構図を考えながら、いろいろと工夫していた。
たとえば、波打ち際に影を落とす椰子の木、ブルースカイを背景にしたハイビスカスの花、流れ着いた椰子の実、椰子の幹に切り込まれたステップ、海風と遊ぶ椰子の葉っぱなどと絵はがきの題材となるような風景を切り取っていた。
この海浜の近くには、サアアナプ・サタオア沿岸域にマングローブ保護地があり、また、マヌイア湿地帯という入り江が形成されている。これらの湿地帯には、美味しい泥がに、ボラなどを育てるマングローブやシダ類の植物が繁茂していた。
マングローブは、熱帯や亜熱帯地区の河口部汽水塩の塩性湿地帯に生育する森林のことである。樹木は、ヒルギ科に属しており、楕円形の分厚い葉っぱを有し、板根状またはタコ足状に水底地表面上に斜めに数多くの根が伸びて幹を支えている。
タコ足は呼吸のためのガス交換を行う呼吸根であり、かにや魚類の隠れ家になっている。なお、この入り江を2時間余り掛けて、カヌーで周回するマングローブツアも案内されている。
マングローブの繁茂地帯
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