虫撮る人々

虫、クモ、その他小さな生き物を撮る人々の輪が広がるといいなと思う

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 昆虫料理研究家の内山昭一さん主催の昆虫料理試食会。いよいよ、調理と会食です。皆様も、クリスマスディナーに一品、昆虫料理を添えてみてはいかがでしょうか。料理の幅が広がり、食卓の楽しさがグッと増すことでしょう。、

 タガメは何といっても、香りです。素晴らしいとしか言いようがないです。西洋梨ラフランスの香りなのです。カメムシ系の虫ですが、全く悪臭ではありません。騙されたと思って、目をつぶって香を嗅いでみましょう。きっと、即座にかぶりつきたくなるに違いありません。
 まずは、タガメの腹をはさみで切り裂いて中身をスプーンで掻き出します。
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 今回はこの掻き出した中身を、ドレッシングに混ぜて、サラダに振り掛けます。

 タイでは、このタガメの香りを、わざわざ人工的に作り出した化学香料すらあるのです。
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 アーティフィシャル・メンダー・フレーバーです。メンダーとはタガメのことです。

 カマキリの幼虫は、サッと油を通したら出来上がり。フワフワサクサクで、あらゆるもののトッピングに、見た目と触感が最適です。鰹節を振り掛ける感覚で何にでも手軽に合わせることができるので便利です。
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 ツチイナゴは油の中をしばらく泳がせます。もともとキツネ色なので、キツネ色にカラッと揚がるタイミングを見極めるのが難しい。

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 スズメバチの幼虫は、タイ風カレーの中にたっぷりと放り込みます。信じられないほど贅沢なカレーです。
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 タイ・カレー・アブラゼミ乗せの完成です。ルーの中には、スズメバチの幼虫がコロンコロン。ライスの島の上にはアブラゼミの空揚げ。下の方にあるのは、セミの幼虫の空揚げです。
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 セミの成虫は香ばしいサクサク感が持ち味です。パンチのあるポテトチップといった感じです。羽は邪魔になるかと思ったのですが、羽のパリパリした感触が非常にいいアクセントになっています。幼虫は中身がギュッと詰まっていて、じっくりと虫を味わいたい人にお勧めです。

 昆虫たっぷりサラダです。

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 サラダの妙なる香りはもちろんタガメ・ドレッシングが醸し出すものです。
 トッピングはツチイナゴ、コオロギ、スズメバチの蛹、カマキリの幼虫、蚕の蛹と、盛りだくさん。蚕の繭は、つぶれる瞬間のプチット感が何とも言えません。乾燥コオロギは、かみしめるとじわっと、ナッツ系の味が染み出てきます。噛めば噛むほどに味わい深い虫です。

 食事会の和やかな風景です。
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 左端から、昆虫料理研究会の女性会員で、虫の料理なら右に出るものはないというHIROKOさん、研究会代表で昆虫料理研究家として名をはせている内山昭一さん、食用昆虫科学研究会副代表で、昆虫食の未来を語らせたらとどまるところを知らない水野壮さん。
 味、見た目の楽しさ、栄養価という三拍子そろった昆虫料理。その地平線は果てしなく広がっています。

 
食後には、お茶をどうぞ。ほのかな桜の香り。高級中国茶と言われれば信じてしまいます。
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 このお茶には、桜毛虫ことモンクロシャチホコの幼虫が関係しているそうです。
 乾燥させた幼虫から煮出したのでしょうか。惜しいハズレです。桜毛虫の糞をティーバッグにしたそうです。糞茶と言うそうです。

 お茶菓子のテディベアのクッキーは、バッタを抱いていました。クッキーの中にもバッタの粉が入っているそうです。虫へのこだわりもここまで徹底すると、お見事と言うしかありません。
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 虫好きだけど、昆虫食には馴染めないという人も多いでしょう。ですが、昆虫を観察する楽しみの中に、食べたらどんな味がするのだろうという興味が加わると、昆虫趣味も一味違ったものになるのではないでしょうか。虫捕り・虫撮りと昆虫料理は、容易に相互乗り入れが可能な楽しみかもしれません。

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