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〜大発見?チョウの交尾器 見ないで下さい。〜
今回はチョウの交尾器を紹介します。だから18歳未満は見ないでね。
題名からすると、下世話なようですが、とっても難しい話ですので、
生物に興味のある方のみご覧下さい。ここからは真面目に話します。なぜなら、恐れ多い方々の名がこの話の解説者だからです。
あまりに難しすぎて、当の私自身 何を解説しているのかも、良く分かっていないことを前提にお読み下さい。
事の起こりは、私がウラナミシジミの交尾をアップで撮影した事に始まります。
よく見ると♂♀の交尾器が、かなり露出していて、学術的にとても面白い画像のように思えました。
そこで当時、所属する昆虫同好会の幹事である、阪口 博一さんを介して
定例会に講演に来られ事のある、中 秀司先生に画像添付メールにてこの二つの写真の解説をお願いしたところ、結局 中先生は、矢後 勝也先生にわざわざ私ごときの写真を紹介していただいたのです。
阪口 博一さんは、チョウに大変お詳しく、『雑記蝶』というホームページの管理人です。
中 秀司先生は、スカシバという、ハチに酷似した姿の蛾を研究されている著名な方です。
そして、矢後 勝也先生は、当時は東京大学 大学院理学系研究科で、チョウの研究ではとても著名な方だそうです。
私は、横文字の専門用語の意味を何も理解できませんので、当時のメールをそのままに紹介します。
先に私流の簡単すぎる予備知識を伝授します。
生き物が交尾をする際には、♂が♀をしっかり固定して行わなければなりません。
例えば人は手で、犬・甲虫などは前足で、トンボには、腹部の先端に♀の頭部の付根を掴む器官があります。
じゃあチョウやガ・アブなどはどうでしょう。お尻とお尻?をくっ付けただけでは固定できません。
つまり交尾器本体には、♀を固定する付属器官が存在します。
それが、専門家による専門用語では、かくも難しい話になるのです。
では本文をご覧下さい。 送信者: Hideshi NAKA
宛先: 私(上から目線)
発信日時: 2007年4月20日
おはようございます。中○×△□研究館です。
ウラナミシジミの件、東大の矢後 勝也氏から回答を頂きました。
以下は矢後先生のご回答です。
ところで、各部位のtermの件ですが、正確にお伝えするため、とりあえずウラナミを解剖してみました。
その結果、uncsはあっておりますが、sacculusと書かれているものがvalvaです。
ここで困ったのは、valuvaと書いてあるもので、して、これは画像が小さすぎるためによくわかりません。
位置的にはphallusの一部のみ見えているか、またはjuxtaの基部がみえているか、どちらかと思われます。
この結合画像で興味深いのは、もっとも強く結合しているはずのfalxが外れていることです。
いったい、どのように♀とつながっているのか、非常に不思議です。考えられるのは、juxtaがうまく交尾板を鋏こんでいるか、本来把握の役目をするvaluvaが、その先端部分で♀を引っかけているようにも見えます。
本種のvaluvaの先端は、鈎状(かぎじょう)となっており、把握というよりも引っ掛ける機能となっている可能性は十分あります。
実際に、ガではこのような機能をもつものも、わずかながら知られています。
以上が矢後先生のご回答です。
お分かりいただけたでしょうか?えっ、私はとてもとても・・・。
今となっては、交尾器のアップにどこから調べてこのような横文字の部位名を記したのかもよく覚えていません。
中先生のお話からだったか、双翅目談話会(アブやハエの会)からのにわか知識だったか、それとも昆虫大図鑑からだったか・・・とにかく図解に記していた横文字を真似て書いたように思います。
【謝意】
文末ではありますが、私の何気ない質問に懇切丁寧な対応を頂いた中 秀司先生及び阪口 博一氏にこの場を借りて深くお礼申し上げます。
また、矢後 勝也先生に至っては、このご回答のためだけに解剖までして頂き、申し上げようもありませんが、深く深くお礼申し上げます。
また、私がブログ内の匿名であること、随分年月が経過していること、個人的メールを開示した事を深くお詫びいたします。
ウラナミシジミの交尾
2013年3月22日現在Yahooブログ内に991件ヒット 次回はハチの姿をした蛾(スカシバ)のお話をします。
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