カメラとビデオを棒にくっつけて

堀野 満夫(ポール写真家)My name is Mitsuo Horino. I 'm pole-photographer.

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〜セグロアシナガバチに巣食う蛾 : ウスムラサキシマメイガ(前編)
 
 
こちらには動画もあります。
 
寄生虫と言ってしまうと、なんだか気持ち悪いだけの生き物だと思われがちですが、その生態を知ると、これほど面白く興味をそそる存在はありません。
もっと言えば、寄生という生き方は、特異なものではなく、寄生することは、むしろ自然界ではポピュラーな生き方だと思って頂いてよいとすら思います。
弱肉強食の生物界で、寄生というかたちをとれば、それは強肉弱食の下克上が可能なのですから、基本的には弱者に位置するグルーブが、この方法をとらない手はないと私は思います。
これまでにご紹介したアサギマダラに寄生するマダラヤドリバエもその1例です。
今回は、蛾が蜂を食べます。
当事者(蜂)にとっては たまったもんじゃないでしょうが、第三者の人から見れば、痛快にすら思えるお話です。なにせ、人は(毒針を持つ)蜂には痛いめに合わされてきましたからね。
そのくせ、蜂蜜やローヤルゼリーを食べたり、ミツバチの毒針を治療に使ったり、果ては蜂の子を食べたりするのも人ですが。
 
では〜セグロアシナガバチに巣食う蛾 : ウスムラサキシマメイガの始まり始まりーっ!
バチ、バチ、バチーッ。

心 に 残 る 昆 虫 (12)
 〜 ウスムラサキシマメイガ〜
堀野 満夫
 一言でいうとつまらない蛾、外見で判断すればそういうことになる。
ところが、その生態は、実に興味深い。
先に前振りをしよう。小さな蛾が、恐ろしいアシナガバチの巣に侵入して、その子供を食い尽くすと言ったら、しんじられるだろうか?
「そんなバカな!」と声を出したあなたには、是非ともこの記事を最後まで読んでいただきたい。
 私にとって現在最も興味を持っている昆虫はハチ目である。
今回紹介するウスムラサキシマメイガHypsopygia postflava(Hampson)は
セグロアシナガバチPolistes jadwigae Dalla Torreに巣食う蛾として、以前より知られているが(井上ほか,1982)、その生活史については未知な点が多かった。
くしくもこの春、加藤ほか (2007) によって、食性などが新たに解明されたが、その内容は、私の期待を裏切らなかった。
ここでは、本種の生態について、私自身の観察を交えて紹介したい。
 
イメージ 1
ウスムラサキシマメイガ 側面
2013年3月27日現在Yahooブログ内にこのブログのみ
 
イメージ 2
ウスムラサキシマメイガ 側面
 
 2005 年 9 月 29 日、堺市堺区南旅籠町において、セグロアシナガバチの巣を、生きた成虫と共に採集し、透明ケース保管したところ、翌日になって、複数の小蛾が現れた(上から目線,2007)。
これが本種であることは、この年(2005 年) 12月の本会例会において、会員の山本博子氏よりうかがった。
 従来本種は、セグロアシナガバチの巣や糞を食するスカベンジャーと思われていた。
中谷・山本(1999)は本種の生活史の解明を試み、年 3 世代であることを推察した。
 
 自然界では、蛾はアシナガバチによって捕食されるものというのが一般的な認識だろう。
実際、蛾や蝶の幼虫が捕食される光景は、しばしば見かける。
しかし、本種の幼虫では、ハチに捕食されるどころか、加藤ら(2007)によれば、逆にセグロアシナガバチの蛹や幼虫を捕食するというのだ。
しかも本種成虫の体長は、わずか10mm程しかない。
 私の興味は、果たして本種は単なるスカベンジャーなのか?弱々しい小蛾が、集団で生活し、毒針を持つ肉食のハチの巣に、何時いかなる方法で産卵するのか?ということであった。
 
 本種の生態を紹介する前に、まずはセグロアシナガバチについて紹介しなければならない。
アシナガバチ亜科は、ハチ目の中でも最も進化した形態と生活様式を持つ真社会性のハチである。
真社会性とは、集団の大部分の卵を産み、その他の労働をほとんどしない繁殖固体(女王=母バチ)と、卵を生まず育児や食物採集などの労働に大部分を費やす労働個体(働きバチ=娘バチ)の 2 世代の成虫が共存して共同で育児する生活形態をとる性質をいう(高見澤,2005)。
さらに高見澤(2005)によれば、セグロアシナガバチは、アシナガバチ亜科の中でも大型で、攻撃性はスズメバチ亜科のキイロスズメバチに次ぐ程とされている。
しかし、その巣は1層の単盤がむき出しで、育房数は50〜500と、複数層の単盤が球形の外壁の中に納まったスズメバチに比べれば、外部からの侵入を許し易く、規模も小さい。
 
 ウスムラサキシマメイガの生活史のサイクルについては、セグロアシナガバチと対比させた図1を参考にしていただきたい。
イメージ 3
 
さて肝心の主役だが・・・・、
 
つづきは次回ブログにて、 to be cntenued

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