カメラとビデオを棒にくっつけて

堀野 満夫(ポール写真家)My name is Mitsuo Horino. I 'm pole-photographer.

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〜高野山の昆虫 : アカアシクワガタ〜
  
  
さあ今日はたいへんです。昨日は野暮用でブログをサボり、まえもって昆虫とメインブログの両方を予告してたがために、アカアシクワガタと、メインテーマの棒付きカメラの作品紹介と、両方を更新しなければなりません。
先約のこちらを先に更新しますが、本ページはひとまず必要事項のみ記して、完成はメインブログの完成の後にさせていただきます。
 
私がアカアシクワガタに出会ったのは、フィールド観察、例えばクヌギなどの樹木を見て回って見つけたわけではなく、五目の昆虫を誘う灯火採集をやってみた結果として、その中にこのアカアシクワガタいたということです。それも、オスではなくメスです。本種を見た最初の感想は、ここまで遠出して灯火採集したのに「なんだ、コクワガタのメスか。」というのが正直なところでした。
この時点で本種を知らなかった私は、ただのコクワガタだと思い、昆虫好きの有事に差し上げようと持ち込んだところ、たまたまその方の知人(甲虫販売店に勤める少年)が来訪していて、その少年が本種を見て、「アカアシクワガタですか?珍しいですね。ぜひゆずって下さい。」と言われて初めて本種のことを知ったというのが真相です。
結局そのクワガタのメスは、その少年の手に渡ったのですが、後日知人から、その個体が卵を産んで、甲虫販売店の店主がとても喜んでいたとの報告が少年からあったと聞き及び、純粋に自然を愛する私としては、結果として生き物売買を生業にする者に潮を送った思いに「しまった!」と後悔の念にさいなまれたことを強く覚えています。
とは言っても、本種はレッドデータには載っていないので、それほど生息数が減っているわけではないようです。
『カラー図鑑 クワガタムシ・カブトムシ』(成美堂出版)には以下のように記されています。
北海銅から九州まで広く分布し、ヒメオオクワガタと同様に高標高を生息場所とする本種だが、標高300mほどからも見られる。個体数の多い場所ではヤナギの細枝上に沢山の個体が密集している光景がよく見られる・・・・成虫は肥厚性がやや高く、街灯の明かりによく飛来する。
採集難易度:普通 希少価値:低い
この図鑑の各種クワガタに対する評価はかなり厳しいと私は思います。なぜなら、11都府県でレッドデータに記載されているオニクワガタや、環境省の準絶滅危惧種に指定されているキンオニクワガタですら、採集難易度:普通 希少価値:低い と記しているからです。
 
他の書物での本種の記述も紹介しておきます。
『虫たちの熊野』(紀伊民報社:初版2000年)という本の[森林帯に住むクワガタ]に本種についてこう記しています。
最近足が老化したので、よく夜間に灯火採集をおこなっている。夜、発電機でブラックライトや水銀灯を派手につけて、虫の集まってくるのを待とうという、極めてずるい方法なのである。夏、高野龍神スカイラインのそばでやっていると、「いいのん飛んで来て儲かるか」、と車を止めて声をかけてくる。はじめ意味がわからなかったが、よく聞いて見ると、護摩壇山でアカアシクワガタの大きな個体を捕って、儲けている人がいるらしい。・・・・・これら一般的なクワガタムシの中で、アカアシクワガタは少ない種になるが、護摩壇山はじめ、果無山脈や大塔山山系の自然林域では、それほど少なくはない。しかし、大型の個体となると、なかなか得がたいものらしい。だから高値がつくのだろうが、クワガタムシは、あくまで子供たちの友達である。大人が虫の売買を奨励するような行為は慎んでもらいたいものだ。
分布の状況からみて、アカアシクワガタは、ミヤマクワガタやコクワガタのような普通種ではなく、かなり山深くにいるクワガタだと考えられている。しかし、千年来、田辺市秋津蝶の自宅に仕掛けたナイター装置にもときどき飛来することから、本来の照葉樹林が残っていた時代には、かなり広く分布していたようである。
以上二つの文献の記述を紹介しましたが、私からも一言三言いいたい。
昨今外国のクワガタなどが多数売られてるが、高慢な日本が東南アジアに生息する種を現地の人を介して採集させ、輸入しているが、現地人にとっては、1匹の価値が大きな財を得るほどなので、クワガタを捕るというより、木を切り倒して幼虫などを採集し、日本の業者に売り渡すと言う。
そしての輸入ルートは、ヤクザの覚醒剤の密輸ルートを利用しているという。
もっと言えば、奈良県のとあるオオクワガタショップは、日本最大の暴力団によって営業しているとのこと、考えさせられます。
皆さんもこれらの事を知った上で、考え、クワガタムシと相対してほしと私は願います。
 
イメージ 1
アカアシクワガタ♀
2013年7月22日現在Yahooブログ内に443件ヒット
どうです、こんなに覆面側が赤いクワガタをご存知でしたか?
検索ヒット件数が多いのは、クワガタハンターや業者のページも多数含まれているせいでしょうかね。
 
大変お待たせしました。アカアシクワガタ♀の背面です。
イメージ 2
アカアシクワガタ♀(背面)
2013年7月22日現在Yahooブログ内に443件ヒット
脚が赤っぽく見える以外は、コクワガタの♀のようでしょ。
それにこの個体キズだらけですね。
 

閉じる コメント(4)

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クワガタもいろんな種類があるのですね。
ノコギリ、ミヤマも まだ見たことがありません。
わたくし幼少の頃の昆虫採集は、
カブトムシとセミ位しかありません。

2013/7/25(木) 午後 8:45 海山好き

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海山好きさん
そうですか、私は大阪市内の都会育ちでしたが、少年時代はクワガタに夢中でした。でも多くの種は知らず、もっぱら格好いいと思ったのはミヤマクワガタでした。
クワガタ虫は、ルリクワガタ類・チビクワガタ・地域亜種を合わせると、日本産だけで37種いるそうですよ。

2013/7/25(木) 午後 9:07 [ 上から目線 ]

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アカアシのメスって結構気が荒いのですよね。樹皮を齧る時、メス同士顎で噛み合って、持ち上げた方が勝ちという光景を見た事があります。更にコクワと一緒に入れると、コクワの脚をチョン切ってしまったので、別にしています。

むし社の評価と描き方は、知り合いのショップの人からも「むし社だけの視点で決めつけているので、あまり公平じゃない」と言われるし、自分もそう思っています。なお、むし社にとっては、高値で扱われてかつ、飼育しやすいというのが、そんな価値基準になっているようです(外産カブトも、ヘラクレス系統に比べ、アトラス等のカブト評価もやや低め)。

個人主観、商売主観抜きで、自然を見て欲しいものです。

2013/10/2(水) 午後 11:20 [ zaiaios ]

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zai*iosさん
こんばんは。お詳しいですね。
私の子供の頃の記憶ですが、クワガタ虫を♂♀同じカゴにいてていると、ミヤマクワガタにしろ、コクワガタにしろ、♀に♂の足が噛みちぎられることがよくありました。
アカアシクワガタの評価などは、ブリーダー・販売業者・ハンター・学者・自然愛好家などによって、随分ちがうのではと私も思います。
とにかく私は絶滅の危機にある種を残したいのです。
海外の甲虫については、無知ですが、日本が種の危機を招き、森林の危機を招いていることが、残念でなりません。

2013/10/3(木) 午後 8:30 [ 上から目線 ]


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