|
〜大阪城天守閣とその前景(縦位置撮影1号)+棒付きカメラ制作の秘密〜
〜Look ln a fisheye: (2013.7.21.)〜
目次のページでも前もって掲示していましたが、私の棒付きカメラは、当たり前のことですが、三脚にカメラを据える時と同様、撮影は当然横位置撮影オンリーでした。
ですが、昨今乱立する超高層ビルや文化財の五重の塔などを撮影するにつけ、横位置撮影の限界と縦位置撮影の必要性を感じずにはいられませんでした。
もちろんそう思い出した時点ですぐにでも縦位置を実行したかったのですが、これが棒の先にカメラを付けて、反対側の棒の基からシャッターを操作する場合、縦位置撮影から横位置撮影に変えるという、たったそれだけのことを実現することが、思いの他困難な事だったことをすぐに知ることになりました。
その理由について、簡単な図解で説明しましょう。
粗末な図解で恐縮なのですが、図の左側は、私がカメラを棒に付けての撮影時の略図です。
カメラの角度は、雲台の操作棒のような物に糸をつないでリールで巻くことで調整しますが、実際のカメラ角度を変える可動部は、天秤(テコ)の原理を利用してます。
次にレリーズですが、レリーズは、同じくテコの原理で糸を下に引くことでシャッターが切れます。実際の機材をどう作りあげているかは、みなさんで想像してください。
私は角度を調整する構造を考えつくのに2年以上かかり、発売と同時に買ったαNEXはその間まったく手にしませんでした。
一方シャッターを切る方法は、当初はリモコンを利用しましたが、カメラの前から操作するのが基本のリモコンは、カメラの真下からでは、3メートルも棒を伸ばすと作動しませんでしたので、やはり糸で操作することにしたのですが、これも1年間考えてやっと出来た方法です。
これでとりあえず『α NEXを棒にくっつけて』というブログを紹介し続けることは可能になったのですが、
縦位置の撮影となると、そうは行きません。
カメラを棒の先に縦位置になるよう簡単にセットが変えられて、上下角の調整はそのまま可能で、なおかつシャッターをカメラの下から糸を引っ張って押せるようにするには、滑車のようなものを使って力の方向を90度かえなければならないのですが、その滑車のような物は、棒に付けたのでは縦位置と横位置の撮影はできません。雲台のようなものに、小型の滑車のような物をつけ、しかも糸が滑車から外れないようにしなくてはならず、これを思いつき作るのに、ブログの立ち上げから約半年後の今日まで時間を要しました。
図解の右側には、力をどう加えればシャッターが切れるかを示しましたが、実際にはどうすればいいかは、これも皆さんで想像してみて下さい。
ミラーレスのカメラには、たぶんどの機種もワイヤレスリモコンの機能はあっても、ワイヤーリモコンのコネクトは無いと思います。
普通の一眼レフなら大抵ワイヤーリモコンのコネクトがありますが、カメラとレンズがミラーレスに比べて格段に大きく、一眼レフを棒につけた場合、リモコンのワイヤーと、角度を変える糸と、ライブビューの映像をモニターに繋ぐHDMIやUSBもしくはピンプラグのワイヤーという3つのラインを棒の伸縮に合わせて出し入れ出来る機構が必要になります。さて、皆さんならどうされますか?
昨今ではスマホでリモコン操作出来たり、ワイヤレスで映像を送信出来たりする送受信装置があり、私も当初は散々これらを調べましたが、どれも棒の先に付けたカメラに使うには大型で高価でもあり、実用的ではありませんでした。
結局、ちょっと原始的ではありますが、モニターとカメラ本体以外は、バッテリーの必要がない糸引きによる手動が一番という結論です。
そうそう、カメラ本体のライブビュー映像を確認するためモニターに繋ぐワイヤー(私の場合はHDMI)は、棒の外ではなく、インナーロッド、つまり、棒の中に通しました。
棒付きカメラの秘密はこれだけではありません。長く伸ばした棒を手で押さえていたのではカメラの操作もおぼつきません。手を使わずに棒を固定でき、手軽に移動できる台が必要です。
これについては、いずれまた機会を見てご説明いたします。
念のため言っておきますが、横位置撮影した画像をトリミングして縦位置にしても画像の情報量は減りますし、似た結果はえられません。
特に魚眼などの超広角レンズでは、同じ画面内の被写体は、手前の物はより近く大きく写り、遠くの物は、より遠く小さく写ります。加えて横位置撮影では目前の被写体と遠くの被写体を同じ画面に納められない(眼前の被写体が後方の被写体を隠す)ので、迫力ある結果は得られません。
話が長くなりました。今回、縦位置撮影が可能になり、撮影した作品第一号をご覧下さい。
大阪城天守閣とその前景
カメラ:αNEX-5 レンズ:E16mm F2.8 SEL16F28
縦位置撮影で、高さ 9mの位置から撮影
ちなみに人目線で撮影するとこんな感じ
大阪城天守閣とその前景
カメラ:αNEX-5 レンズ:E16mm F2.8 SEL16F28
縦位置撮影で、手撮り
樹木で天守閣が隠れ、前後の距離感も撮影できないので、画面上下に大きな余白が出来ます。
|
全体表示
[ リスト ]






おはようございます。
縦撮りの写真、PC画面がそのままだとせっかくの画像の上下がスクロールしないとみられないので、画面そのものを縮小して全体像として拝見させて頂きました。
手撮りだと大木が強くて天守閣の印象が弱くなってしまいそうですが、9mからの撮影だと大木を足元に携えてそびえる天守閣の堂々とした印象が伝わってきます…☆!
2013/7/28(日) 午前 11:29
カビさん
嬉しいコメントありがとうございます。
そうでした忘れていました。モニターは横位置でしたね。
私もカメラは縦位置で撮影できるようになりましたが、モニターが縦位置に切り替わらないので、撮影時にそのセッティングに変更するのに手間取ったりしています。これも機材の新たな改善問題です。
2013/7/28(日) 午後 3:53 [ 上から目線 ]