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〜脱皮殻、見たこと無いはずです!〜
昆虫が好きだと言いながら、チョウやトンボの幼虫が蛹や成虫になる前にも、何度も脱皮することを知らなかった私。もう面目丸つぶれです。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」なんて諺がありますが、
私の場合は、「書くは一時の恥 調べ直さぬは一生の恥」と言ったところでしょうか。
でもそれは仕方のない事なのです。(言い訳です)
チョウの孵化(ふか)したばかりの幼虫が、その卵の抜け殻を真っ先に食べることは知っていました。
ですが前回の〜なぜ脱皮する?〜を 記して後に調べ直してみると、私がチョウの幼虫が何回も脱皮することを知らないのは恥でもなんでもないことがわかりました。
なんと幼虫は脱皮する度にその脱皮殻も食べるのだそうです。
チョウにあまり興味がなく、飼育したことも無かった私が、幼虫の脱皮殻を見る機会がなかったのは当然なのです。野外で脱皮直後の幼虫を見かける確率は極めて低く、ましてや幼虫が抜け殻を食べるシーンを見ることが出来る方が不思議です。
言い訳はこれくらいにして、なぜ卵の殻や脱皮殻を直ぐに食べてしまうのでしょう。
脱皮についての脱皮殻を食べるという項目には、
「海生のヤドカリは海水中からカルシウム分を取り入れることができるので、自分の脱いだ脱皮殻を食べる行動は見られませんが(脱ぎ捨ててある他の個体の脱皮殻を食べることはある)、陸生のオカヤドカリにとってカルシウムは貴重な元素ですから、無駄なく再利用するわけです。」と書かれていました。
外には、毒草を食べて体内にその毒を蓄える種は、脱皮殻にも毒は含まれていて、毒を体内に取り込むにはまず抜け殻を食べる習性は極めて合理的だという内容の記述も見られます。
野生の生物にとって生き残ることは子孫を残すことと同等の大命題です。生きるために必要ならばどんなことも無駄にしないのが生存競争に打ち勝つための必然なのです。だからチョウの幼虫は抜け殻も食べてしまうのですね。
だからといって昆虫の幼虫はみな脱皮殻を食べるのかというと、結構しつこく調べましたが、チョウやガの幼虫のように脱皮殻を食べる習性を持つ昆虫は外にはほぼ見あたらないようです。ですがムカデが脱皮殻を食べる動画で紹介されていました。
ならば生きぬくために利用できるなら糞だって無駄にしたくないところですが、そこはそれ、自身にとって害があるために排斥した毒素もふくまれているので、これは捨て置くのが得策です。
ですがその糞すら利用するのが植物だったり、スカベンジャーと呼ばれる生物たちで、フンコロガシやカブトムシ、センチコガネなどが糞を捕食することは有名ですし、見たくはないですが、ハエの幼虫(ウジ)も糞を処理する役目で自然界に貢献していることも忘れてはならないことです。
蛇足ですが、人間も負けていませんよ。セミの抜け殻は中国で古くから蝉蛻(せんたい)という生薬として使われており、止痒、解熱作用などがあるとされるそうです。
ジャコウアゲハの幼虫
ジャコウアゲハはウマノスズクサという毒草を食べます。
なのでこの幼虫もその毒を蓄えていて、外的から身を守っています。
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こんにちは
身近なところに生息している昆虫ですが私の知らない事ばかりです。
庭の昆虫たちを観察していると非常に面白くて時々びっくりさせられます。
バッタの子供が脱皮をしている姿が近年で一番印所深かったですが
昆虫の世界は私にとってまだまだ未知の世界です。
2013/9/3(火) 午前 11:53 [ 隠居 ]