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〜観心寺:金堂内の秘仏と賓頭盧(びんずる)さん ほか(2013.8.15)〜
サブタイトル:オヤジブログは自由だ!歴史探訪・解釈シリーズ/観心寺編(16)
観心寺:仏の仮の姿である神を祀る寺内神社→訶梨帝母天堂
観心寺:訶梨帝母天堂 割拝殿(府指定文化財)→鎮守社 拝殿
観心寺:楠木正成(くすのきまさしげ)の学舎→南公学問所 中院
観心寺:楠木正儀と後村上天皇→楠木正儀と後村上天皇の思い
観心寺:金堂正面:目線は上から→観心寺:北斗七星と如意輪観音
観心寺:建掛塔 それは楠木正成の無念→楠木正成はなぜ自決した
阿弥陀如来は何を叶えてくれる?→阿弥陀如来と南無阿弥陀仏
真言宗派のお寺には御影堂がある?→ご本尊は開祖の弘法大師
弘法大師より観心寺を任された高僧→観心寺の前伸と興大師実恵
観心寺に正成公の首塚がある理由→生前の処遇と敵大将の思い
後村上天皇陵墓が観心寺にある理由→明治天皇が南朝を正統と
新待賢門院(藤原廉子ふじわらのれんし)とは→南朝の妻であり母
道興大師と僧の尊称について→仏教における階級と菩薩について
観心寺金堂の側面画像と建築様式→『折衷』の意味まで分かるよ
牛滝堂のご本尊大威徳明王とは?→阿弥陀如来は明王、菩薩にも
天皇のおわす場所 行宮(行在所、御座所、頓宮)→一時的な宮殿
金堂内の秘仏と賓頭盧(びんずる)さん→本尊とびんずるさんとその素材
観心寺にある正成像・檜皮の森・問題の石碑→楠木正成公首塚への道標
【本尊の如意輪観音菩薩像について】
観心寺の本尊の如意輪観音菩薩像(国宝)は、秘仏です。毎年4月17日と18日の2日間だけ公開されます。
元は33年に一度のご開扉であったが、昭和26年から、毎年公開されている。日本三大如意輪観音のひとつ(奈良県室生寺、兵庫県神咒寺−かんのうじ−)。榧(かや)の一本造り。秘仏のおかげで彩色も残っており、豊満な顔面は慈悲に満ちていて思わず頭を垂れる厳(おごそ)かさがあると紹介されています。ですが私が見たのはポスターだけなので何とも・・・・。
如意輪観音は如意宝珠を中央に持ち功徳(財宝・福徳・知恵)を施し人々を六道からの苦を救い輪宝(手裏剣の様な輪)を使い煩悩を処理させようとする菩薩で、名前の由来である如意宝珠・輪宝の他に蓮華・数珠を複数の手に持つ。膝を崩し足の裏を重ねた輪王座の姿は、世界を支配する座り方と言われている。
この金堂内には厨子は3つあり、中央が如意輪観音、他は愛染明王と不動明王。観心寺の坊さんによれば、「3つが同時に開くのは大法要の時だけ。私はこの寺で生まれたが、まだ2回しかない..」ということですから、まず私のような気まぐれな罰当たりには見れないのでしょうね。? 以下に本堂内の様子を撮影した画像がありますが、如意輪観音、愛染明王、不動明王は、全て開帳されていない仏壇の中です。その脇の立像ではなく、これらを守護神(権現)ですので、誤解しないで下さいね。
如意輪観音菩薩像(国宝)に用いられている榧(かや)という材は、例えば最高級の碁盤、将棋盤などにもちいられていて、厚みが五寸五分以上足付きのものになると、20万円近い値がついて、その良さを「木肌の美しさ、打ち味(指し味)は、本榧(かや)に勝るものは ありません。」と紹介しています。
カヤ(榧) は、イチイ科(またはイヌガヤ科)カヤ属の常緑針葉樹です。
日本の九州(宮城県以南)、四国、本州中南部、朝鮮半島に分布する。日本では群馬県、福島県あたりが北限となる。これらの地域で暖帯林に散生し、神社などの境内にも植えられています。
高さ25メートル、直径2メートル程度にまで育ちますが、成長が極めて遅く成木となるには300年がかかるといわれ、これまで植林等には利用されてきませんでした。 幻の高級材と言われる榧(かや・カヤ)は、日本に自生し、古くから木は彫刻材や建築材として、実は榧実や榧油として利用されてきました。今では少なくなりましたが各地の神社の境内等で榧の木を見ることが出来ます。
カヤの木は直径1.1mほどの成木となるには300年かかるといわれ、ヒノキやスギに比べ成長に数倍の時間がかかり、植林に適さないと考えられてきました。 さらに伐採してから製品となるまでにも15年の時間を要すこともあり一般的には流通していません。かやの木が幻の高級材と言われる所以です。 現在、日本榧は一山に一本と言われるほどに少なくなっており、事実上絶滅状態です。一時輸入されていた中国産も十数年前より輸出禁止の処置が取られており、市場に榧材が出回ることは事実上無くなったそうです。 榧材の特徴は、きめ細やかな木肌のなめらかな手ざわり、緻密で繊細な美しい木目。ヒノキや杉の何倍もの時間をかけて、非常にゆっくりと育つ榧の木ならではの美しさがあります。
「槇は万年、榧限りなし」といわれるほどの極めて優れた耐久性を持っています。
【榧にまつわる悪い噂】
私は榧(かや)の木にまつわるよからぬ話を聞いたことがあります。上記のように極めて希少で優れた材であるために、この原木を入手出来れば、巨額の報酬を手にすることが出来るため、榧の木を専門に探すハンターがいて、例えそれがご神木であったとしても、薬剤を人知れず注射して生きた木を徐々に弱らせ、伐採せざるおえないようになると、すかさず表だって現れ、買い取りに来るやからがいるそうなのです。こうゆうやからには、如意輪観音の天罰が下らんことを!
【賓頭盧(びんずる)さん とは】ビンドラ・バラダージャ - Wikipediaより
ところで、まず最初の画像に写っているのは、賓頭盧(びんずる)さん と呼ばれるなでぼとけです。賓頭盧尊者の像は全国各地に存在し、「おびんづるさん」「おびんづるさま」と呼んで親しみをもって信仰されてきました。ことに、東大寺大仏殿の前にある像が著名だそうです。
日本ではこの像を堂の前に置き、撫でると除病の功徳があるとされています(中国では像を食堂(じきどう)に安置して祀った)。
そもそも彼は、博識であり慈悲深く十善を尊重し、阿羅漢果を得て神通力を得た。白髪長眉の相があったといわれる。
彼の説法が他の異論反論を許さずライオンのようであったため獅子吼第一といわれるようになった。優填王が仏教に帰依したのは、夫人の勧めという説もあるが、賓頭盧尊者の説法によるとも伝えられている。
次回をもってこの度の観心寺のご紹介は終了です。
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こんばんは。
仏像、たまらなくいいですね(^^)
こちらの御賓頭盧様もなかなか年代ものと感じました。
来年は秩父札所の総開帳年なので、34寺のご本尊様を拝して回りたいと考えているところです…でもきっと内部は撮影禁止ですね(^^;
2013/9/30(月) 午後 11:42
カビさん
こんばんは。素朴に思うのですが、文化財や仏様などは、なぜ撮影禁止なのでしょうね、無礼だからでしょうか?
有り難みがなくなるから、セキュリティー上の問題?下らない動画サイトやブログで恥辱にまみれるから?
うーん、日本の究極の美を共に共感できないのは残念でなりません。
2013/10/1(火) 午後 8:21 [ 上から目線 ]