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〜秋のトンボ?を見分ける:クロスジギンヤンマ〜
クロスジギンヤンマは、ギンヤンマに似ているということですが、胸部側面にはアカネ属やサナエトンボのように黒条(これが種名の由来)があります。
また、ギンヤンマは、♂も♀も複眼は緑色ですが、本種の♂は、まるで清流のような透き通った水色で、格別の美しさがあります。加えて♂の腹部背面には、ルリボシヤンマほどではないですが、美しい水色の斑紋が並んでいて本当に美しいトンボです。
本種は、ギンヤンマとの比較のためにご紹介しましたが、『近畿のトンボ図鑑』の記述に従えば、春〜夏にかけてのトンボということになり、秋のトンボとは言えませんね。
【クロスジギンヤンマのプロフィール】
①成虫発生期:4月中旬〜7月下旬。高標高地では9月まで見られる。5月〜6月に多い
(近畿のトンボ図鑑の記述:山本哲夫著)
4月〜10月(水辺の昆虫の記述:今森光彦著)
②生息地:平地や低山地の木陰の多い池沼。
③分布:北海道南部〜奄美大島
④体長:71〜81mm
⑤越冬形態:幼虫。
⑥産卵形態:成熟すると♂は水辺の植物に沿って探雌的な行動を交えて飛翔する。産卵する♀をみつ けた♂はすぐに交尾態になって飛び去り、池から離れた所に静止する。♀の産卵は午前中や夕方に よく見られる。
⑦生態:産卵期10〜14日。幼虫期264〜325日。1年1世代型。
未成熟個体は林縁部などの空間で摂食するのが見られる。
クロスジギンヤンマ♂ 背面
クロスジギンヤンマ♂ 頭部前面
クロスジギンヤンマ♂ 側面
クロスジギンヤンマ♀側面
『近畿のトンボ図鑑』(山本哲夫著)より
クロスジギンヤンマ♂ 背面(翅なし)
クロスジギンヤンマ♂ 尾端側面
クロスジギンヤンマ♂ 尾端背面 |
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