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〜明日香村:益田岩船 古代遺跡の超絶景〜
サブタイトル:オヤジブログは自由だ!奈良県明日香村編
−飛鳥坐神社のページ−
益田岩船(ますだのいわふね)は奈良県橿原市白橿町にある花崗岩の巨大な石造物です。つくられた時期や目的などは不明で、亀石・酒船石などと並ぶ飛鳥の謎の石造物の一つで、その中でも最大のものだそうです。
奈良県橿原市の橿原ニュータウン内、白橿南小学校の西の丘陵(岩船山)の頂上付近にある。岩船山麓から益田岩船に行く際、ロープが張られた箇所がいくつか有り、たどり着くには危険が伴う。かつては岩船から東へ約200メートルの白橿近隣公園内の沼山古墳などからも山の上にある岩船を目視できたそうですが、現在は竹林におおわれています。
さて、益田岩船の物理的な寸法・重さ・特徴などですが、
東西約11メートル、南北約8メートル、高さ約4.7メートル(北側)の台形状で、東西の側面はほぼ垂直に切り立っている。上部から側面にかけて幅1.6メートルの溝が東西に掘られている。この溝に1辺1.6メートル深さ1.3メートルの方形の穴が、1.4メートルの間隔を開けて二つくり抜かれている。岩の重さは約160トンと推測され、かつては他から運ばれて来たという説もあったが、現在では最初から今の場所にあったと考えられている。また、下部には深さ10センチほどの格子状の溝が彫られているが、表面を平にするための加工法と見られています。
建造時期や用途については、文献などが残っておらず確かなことは不明ですが、前回のページで松本清張さんの仮説をご紹介しました。
今回は他の説もウィキペディアからご紹介しておきます。
1、益田池の造築を讃えた、弘法大師の書による巨大な石碑の台石とする説
最も古くからある説で、上にのっていた碑は高取城築造のさいに石垣をつくるための用材として破砕 されたという伝説がある。
2、占星術のための天体観測台だと言う説
二つの穴に石柱を建て、その上に横柱を渡して星を観測したという説。
3、火葬墳墓とする説
穴の中に遺骨を入れて石の蓋をする墳墓。
4、横口式石槨の古墳だという説
横口式石槨の建造途中で石にひびが入っていることが分り放棄されという説。その後別の石を使っ て完成したものが、岩船から南西へ500メートルほど行ったところにある牽牛子塚古墳であるという。 東側の穴と違って、西側の穴には水がたまらない事からも亀裂が入っている事がわかる。現在では 最も有力視されている説だが、決定的な証拠は無い。
(一言:今回の観察では、西側の穴にも水が溜まっていましたよ。東側の穴よりは水量は少ないですけど。長年の異物が堆積して目詰まりしたのでしょうか?)
さてお約束の画像、まずは西側から撮影した画像です。
益田岩船が西側に傾いているために、人目線でも少し離れた位置から撮影すれば岩の上面が見てとれるため、多くの撮影者は、こちら側から撮影しています。
ですが自分で言うのも何ですが、私の撮影した画像は二味違います。
益田岩船(西側から撮影)
上の2画像は、絵にならないので画像サイズを極端に小さくしていますが、
トリミング無しのオリジナル通りの範囲が写っています。
つまり、魚眼を使っても1部分しか写らない近接から撮影しているということです。
左の画像は人目線で、右の画像は高さ4メートルから撮影しています。
人目線ですが、この画像だけ少し離れた位置から撮影しています。
何だか鼻から上の前面が欠落した頭蓋骨のようです。
益田岩船(西側から撮影)
高さ5メートルから撮影
益田岩船(西側から撮影)
高さ6メートルから撮影
益田岩船(西側から撮影)
高さ9メートルから撮影
この画像で、南面が傾斜のある滑らかな面に削られていて、
北面は絶壁だということがよくわかります。 ここからは、東側からの撮影です。私的にはこれら東側から撮影した画像が気に入っています。
益田岩船(東側から撮影)
人目線
益田岩船(東側から撮影)
高さ4メートルから撮影
東面の上部は滑らかに削られていて、中部・下部はブロック状に細かく彫り分けられた多数の凸面になっていることから、恐らく当時は、最初に格子状に細かく溝を掘ってブロック状に凸部を残し、それから各ブロックを削り落とすという技法で、岩を加工していたことが見てとれますね。
益田岩船(東側から撮影)
高さ4メートルから撮影
この画像で、益田岩船の北側、つまり向かって右面上部の角が、
アールになている(滑らかな面取り)ことが分かります。
益田岩船(東側から撮影)
高さ6メートルから撮影
益田岩船(東側から撮影)
高さ9メートルから撮影
アールになった角部が、正確に削り取られた右肩部の曲線が実に美しく、
当時の工作技術や計測技術が極めて優れていたことを物語っています。
次回は、明日香村の予告編でもご紹介した酒船石について、改めてご紹介します。 |
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こんにちは
明日香が好きで今年の5月にも行ってきました。
見たことのある風景が 高い位置から撮られていて面白いです。興味深く見させていただきました。他の記事も見ますね。
2014/10/13(月) 午後 1:52
りぼんさん
コメントありがとうございます。
明日香村はいいですよね。私の上からみおろした明日香の情景はまだまだ続きます。
文章はともかく、私の画像で明日香に対する視点がより深く変われば幸いです。
2014/10/13(月) 午後 7:52 [ 上から目線 ]
拙ブログにコメントありがとうございました。これは素晴らしいですね。益田岩船は巖が大きく周りも藪なので近くからしか撮影できなかったりなかなか撮影が難しく、倒れかかった木に登って撮影した記憶があります。
2014/10/16(木) 午後 10:48