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前回は都塚古墳の墳丘と外部施設をご紹介しました。
今回も引き続き現地にあった説明文の、埋葬施設の項目からご紹介します。
3.埋葬施設
埋葬施設は石英閃緑石(通称、飛鳥石)を使用した南西に開口する両袖式の横穴式石室です。
規模は全長12.2mで、玄室長は5.3m、幅3.55mです。
羨道長(せんどうちょう)は6.9m、幅1.9m〜2.0m、高さは約2mを測ります。
玄室の中央には二上山の凝灰岩(ぎょうかいがん)を使用したくりぬき式の家形石棺が安置されています。
石棺の規模は棺身の長さ2.23m、幅1.46m、高さ1.08mで、内法は長さ1.74m、幅0.82m、深さ0.65mを測り、石棺の総高は1.72mあります。玄室内には暗渠排水(あんきょはいすい)が設けられています。
4.出土遺物
《 まとめ 》
今回の調査では都塚古墳の墳丘の規模や構造を明らかにすることができました。
今回の調査成果と昭和42年の成果をまとめると、
①墳丘は南から伸びる尾根上に位置しています。
②墳丘の規模は東西約41m、南北約42mの方墳です。
③墳丘の外観については段状の石積みが施されており、他にあまり例のないものです。
④埋葬施設については両袖式の横穴式石室(両袖型横穴式石室)で玄室中央には家形石棺が安置されています。
⑤築造時期については、6世紀後半と考えられます。
このように、今回の成果は都塚古墳を解明する上で貴重なデータを提供しており、飛鳥文化を芽生えさせた飛鳥前史を語るうえで、重要な位置を占めています。
横穴式石室の各部名称
古墳の構造
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