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〜直虎:『桶狭間に死す』では直盛の死により巻き起こった井伊家の内紛を描き〜
サブタイトル:オヤジブログは自由だ!おんな城主直虎編
『NHK大河ドラマ おんな城主直虎』第9回放送『桶狭間に死す』では、井伊直盛の死によって巻き起こる井伊一族の悲喜こもごもの動きが描かれ、瀬名姫によって『三河のぼんやり』と揶揄された松平元康が、その妻の言葉に後押しされて狸の本領に目覚める様子が描かれました。
桶狭間の戦いにおいて義元率いる今川軍が、それまで弱小大名と見なされていた信長率いる織田軍に桶狭間において奇襲を受けて大敗を期し、大将である義元は戦死します。
もっとも今回の映像では今川義元が討たれる様子どころか、織田信長の姿すら登場しませんでした。
今回桶狭間の戦いについて描かれたのは、敵軍(織田軍)が今川の陣営である井伊の陣に突如として怒涛の如く攻め入り、井伊勢が大混乱に陥り、次々と井伊の兵が討たれる中、井伊直盛は奮戦するも今川軍の大敗を悟り、もはや無事にこの戦場から逃れることは叶わぬと悟った直盛は、同行する側近(奥山孫一郎)に、自らが自害した後、その身印(首)を掲げて織田兵の振りをして逃れるようにと語る場面のみでした。
その後場面は戦場より戻った多くの負傷兵が井伊の館に次々と運び込まれて手当を受ける様子や、それを受け入れる出陣しなかった井伊家の人々の対応が描かれました。
そんな負傷兵の中に直親の妻:しのの父である奥山朝利(おくやまあさとし)の姿もありました。
朝利は激戦の中で負傷しながらも、主君である直盛の姿を見失った事を恥じる言葉を口にしますが、井伊家における敗戦の混乱がひとまず収まり、皆が各自の立場で協力して当主不在の後の井伊家立て直しに動き、小野政次(但馬守)はその先頭に立って皆に的確な支持をして行きます。
ところがそんな政次の姿に奥山朝利は、政次が井伊家を思うがままにしようとしていると疑念を抱き、奥山の屋敷に政次を招いて殺害しようとします。
通説における政次は、父:政直と同様に井伊家を意のままにしようとした人物とされますが、今回の『桶狭間に死す』ではそんな獅子身中の虫としてではなく、純粋に井伊家のためを思い二心のない好人物として描かれました。
政次(但馬守)を井伊家にあだなす者と見る朝利は、桶狭間の戦いによって未亡人となったなつが小野家にあることが、朝利に娘とその子を人質に取られることになると考え、政次に対して娘親子を奥山家に返す要求を通達します。
ところが当の本人であるなつは、この朝利が申し入れる以前に直盛の妻:千賀が、出来ればなつ親子に小野家に止まることを望む旨を文によって伝えており、なつ自身も政次のお陰もあって夫(朝直)に嫁ぐ縁を得たとして、できれば小野家に止まりたいという思いを政次に伝え、政次はこうしたなつの言葉に涙を浮かべて喜びます。
かくして政次は朝利に対してなつ親子は奥山家に返さないことを伝え、それはなつ本人の意志であることも併せて伝えます。
ところが朝利は政次の言葉を素直に信じようとはせず、只々政次に対する疑念に固執して、なつ親子を人質として奥野家、ひいては井伊家を懐柔しよとしているという己の考えを、あからさまに政次に投げつけます。
朝利の本心を知った政次は、それまであくまでも丁重になつ親子を小野家にこのまま留め置くよう申し入れていた態度を一変させ、朝利が政次に対してなつ親子を井伊家における影響力を強くするために利用しようとする考えがあるからと考えるのは、その裏を返せば朝利が政次を服従させるための人質としてなつ親子の身柄を要求しているということになるとする言葉を返し、朝利の言動を黙らせてその場を立ち去ろうとしますが、卑怯にも朝利は政次をその後ろ姿から斬りつけ、亡き者にしようとします。
ですが映像としては描かれなかったものの、どうやら朝利は政次に返り討ちにあったようで、深手を負った政次は、次郎法師のもとになんとか辿りつき、奥山朝利を斬ってしまったことを告白します。
果たして次回『走れ竜宮小僧』では、この奥山朝利の小野政次に対する疑心から起きた井伊家中の事件から、政次はどのような裁きを井伊家よりうけるのでしょうか?
そして、桶狭間の戦いのドサクサに紛れて本来自らの城である岡崎城に戻ることの出来た松平元康は、井伊家に対してどのような行動をみせるのでしょうか?
つづく。
それにしても、桶狭間の戦いにおける松平元康の黄金の甲冑、どうよ。
あくまでも今川義元の軍勢として出陣した松平元康の立場からして、あのような主君をも凌駕するようないで立ちを、果たして義元は了承したのでしょうか?
常識的に考えれば、後に天下人:徳川家康となる松平元康を際立たせるための、ドラマ上の設定だとは思うのですが・・・・・。
でんでんさん演じる奥山朝利
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