カメラとビデオを棒にくっつけて

堀野 満夫(ポール写真家)My name is Mitsuo Horino. I 'm pole-photographer.

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〜蜂に寄生する蜂:オキナワシリアゲコバチ〜
 
私がオキナワシリアゲコバチの産卵を撮影したのは、2004年の8月、もう 9 年が経とうとしています。
特筆すべきは、その後未だにこのハチの産卵シーンを撮影した事例が無いようなのです。
 
〜アサギマダラに寄生するハチ〜で紹介したキスジセアカカギバラバチも面白い寄生バチですが、
今回紹介するオキナワシリアゲコバチもとても面白い蜂です。
生態が面白いのはもちろんなのですが、この蜂はその姿かたちが独特です。
普通、皆さんは毒針で人を刺すのが蜂だとおもっていることでしょう。
でも毒針を持つ蜂(有剣類)は、ハチ類の中でもごく少数です。
『あっ!ハチがいる!』(晶文社出版)によれば、そもそもハチの毒針は、バッタやトンボ(の一部)などにも備わっている産卵管が進化したものらしいのです。
皆さんが知る、ミツバチやアシナガバチ・スズメバチなどの毒針は、普段はお腹(腹部)の中に収まっていて、刺す時にのみお腹の先端から突き出します。
ところがこのハチは、腹部の付け根下面からお腹をぐるっと縦に巻くように備わっていて、普段は産卵管を腹部上面に背負っている様に見え、後脚もムッチリとした太い太ももを連想させる特異なスタイルをしています。
たぶん文章ではイメージできないでしょうから、最初の写真を見て頂きましょう。
オキナワシリアゲコバチは産卵管が短くて分かりにくければ、2番目の近似種シリアゲコバチを見れば、
産卵管が腹部の上にあることが分かるでしょう。
 
イメージ 1
オキナワシリアゲコバチ
2013年3月31日現在Yahooブログ内にこのブログのみ
産卵管が二つあるのではありません。
針の様に見える2つのうち、上が産卵管を納める鞘、下が産卵管の本体です。
 
イメージ 2
シリアゲコバチ
2013年3月27日現在Yahooブログ内に5件ヒット
 
 
産卵行動については、昆虫同好会で記事を発表していますが、記載記事のスペースの加減で写真を多く紹介出来ませんでした。
未だこのハチの生態にかかわる観察事例が少ないことから、未公開の写真も重要でしょう。
 
次回からは、複数の未公開写真と私の記載した〜心に残る昆虫(4) ーオキナワシリアゲコバチーの紹介と、新たな考察を加えられればと思います。

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