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〜イワワキセダカコブヤハズカミキリ(大阪府の新産地:槙尾山)〜
大阪府のコブヤハズカミキリは、北部の北摂の山に生息するマヤサンコブヤハズカミキリと、南部のイワワキセダカコブヤハズカミキリにわかれるそうです。
つまり私が前回と前々回に紹介したのは、正確に言えば、イワワキセダカコブヤハズカミキリと呼ばれる亜種です。
イワワキセダカコブヤハズカミキリの分布としては、関東中部の太平洋側と近畿地方中南部とされていますが、私の知る限り、大阪府南部の記録としては、大和葛城山・金剛山・岩湧山・和泉葛城山だけだったように思います。
大阪府南部のイワワキセダカコブヤハズカミキリの産地を示した地図
上の地図を見てください。これまでイワワキセダカコブヤハズカミキリの産地として知られていた大和葛城山(標高 959.2m)・金剛山(標高 1125m)・岩湧山(標高 897.7m)・和泉葛城山(標高 858m)は、大阪府と和歌山県の県境に連なる金剛山地〜和泉山脈の稜線上にあり、これらの山々には、いずれも大阪府としては貴重なブナ林が山頂付近にかろうじて残されていて、イワワキセダカコブヤハズカミキリは、いずれもこれらの山々の山頂付近で採集されています。
ところが、大阪府和泉市にある槇尾山は、上記の県境の山地・山脈のライン上から離れ、標高も 500mと低い。
なおかつ、私がイワワキセダカコブヤハズカミキリを採集したのは、槇尾川上流の登山口からさほど登らない中腹付近で、標高的には、300mほどではないかと思われます。加えて山中にブナ林も存在しないことから、特異な生息地と言っていいのではないでしょうか。
イワワキセダカコブヤハズカミキリの寄主植物(ホスト)としては、アカメガシワ、ブナ、コナラ、タンナサワフタギだと文献には紹介されています。
槙尾山にはその内、アカメガシワとコナラが分布しているとの記述が槇尾山の樹木にありますので、このことから、この山に生息していてもおかしくはないことが分かりました。
2007年5月13日に槇尾山にて撮影 2007年6月17日に槇尾山にて撮影
2009年5月10日に槇尾山にて撮影
次回は、『チョウにもいた!!肉食系 男子&女子』の元の記事(マイ記載記事)を改めてご紹介します。 |
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2013年05月01日
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