カメラとビデオを棒にくっつけて

堀野 満夫(ポール写真家)My name is Mitsuo Horino. I 'm pole-photographer.

昆虫

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私の知るオトシブミ

 
〜私の知るオトシブミ
オトシブミの種を紹介するぺージは多数ありますし、研究も進んでいます。
ここでは私が見た種を紹介するにとどめます。
前回の〜オトシブミの揺りかご作り(全行程完全紹介)http://blogs.yahoo.co.jp/mushipro75/62536496.htmlで紹介した
ヒゲナガオトシブミの体長は、8-12mmです。
 
私は、100mmマクロに2倍テレコンを使用して撮影しますので、多少は他の方とは異なる写真があるかもしれませんね。
 
イメージ 1
 マダラオトシブミ♀(体長 7-8mm前後)
2013年4月10日現在Yahooブログ内に28件ヒット
 
イメージ 2
アシナガオトシブミ♂ (体長 6.5-8mm)
2013年4月10日現在Yahooブログ内に19件ヒット
 
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アシナガオトシブミ
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アシナガオトシブミの揺りかご
 
イメージ 4
 ヒメクロオトシブミ(体長 5mm前後)
 2013年4月10日現在Yahooブログ内に110件ヒット
 
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ヒメコブオトシブミ(体長 6mm前後)
2013年4月10日現在Yahooブログ内に29件ヒット
 
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  ヒメコブオトシブミの揺りかご     ヒメゴマダラオトシブミの揺りかご
残念ながら、ヒメゴマダラオトシブミ成虫の写真は有りません。
 
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リュイスアシナガオトシブミ(ルイスアシナガオトシブミ)(体長 5-6mm)
2013年4月10日現在Yahooブログ内に18件ヒット
 
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リュイスアシナガオトシブミの揺りかご
 
イメージ 10
ウスモンオトシブミ(体長 約 7mm)
2013年4月10日現在Yahooブログ内に20件ヒット
 
イメージ 11
カシルリオトシブミ(体長 3.2-4.5mm前後
2013年4月10日現在Yahooブログ内に54件ヒット
 
イメージ 13
ドロハマチョッキリ(体長 6mm前後
2013年4月10日現在Yahooブログ内に9件ヒット
 
イメージ 12
オオケブカチョッキリ(体長 5mm前後
2013年4月10日現在Yahooブログ内にここのみ
 
次回はヒメカマミリとヒナカマキリをご紹介します。
必見は、ヒナカマキリ幼虫(結構カラフル)です。
 
〜オトシブミの揺りかご作り(全行程完全紹介)
 
 
ブログ村 神秘な記事トーナメント 17位
応援ありがとうございました。 
 
★揺りかご作りを全行程撮影し!各シーンを丁寧に解説しているのは、ここだけです!★
 
今回はオトシブミ科の一種、ヒゲナガオトシブミの揺りかご(巣)づくりをご紹介します。
オトシブミは、甲虫のゾウムシ上科オトシブミ亜科に属し、日本に22種(23種)が生息します。
では世界ではと言うと、400種以上と紹介されているネット上のページがあります。
 
「落し文」「揺りかご」、なんとも古(いにしえ)の風情(ふぜい)ある表現が使われるこの甲虫。恐らくこの呼称は、遠い昔から人々から愛すべき昆虫として認識されていた証拠でしょう。 
私も甲虫の中では、この仲間が一番好きです。
実際、オトシブミの揺りかごを作る様子を紹介するページは、Yhooブログ内で17件、あるようです。
その中でも当ブログは、ピカイチ、ナンバーワン(№1)でしょう。
 
どうぞご覧下さい。(写真紹介後、全体の流れを文章で説明します。)
 
イメージ 2
 ヒゲナガオトシブミ♂
2013年4月8日現在Yahooブログ内に35件ヒット

ヒゲナガオトシブミの揺りかご(営巣)作り
巣作りをするのは、当然産卵する♀。
(♀は♂のように頭部が長首ではない。)
 
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    ①後で切り離す箇所を主脈部分を  ②上部では主脈から離れて支脈を切る     残して切り分ける
 
イメージ 20
③最 上部以外では主脈と支脈の枝分かれ部分を上部から順に筋を切る
 
イメージ 21 イメージ 1 
  ④下部から順に主脈の筋を切る   ⑤支脈がうまく切れているか試す様に                             数回に渡って煽るように折ってみる       
  
 イメージ 5 イメージ 6
  ⑥最初に折り込みを入れる      ⑦下部から順に巻き始める 
    
 イメージ 7 イメージ 9 
  ⑧揺りかごの幅より葉が広い所では    ⑨ここで巻いた部分の真ん中に     
 再度折り込む                 切り込みを入れる        
                          
イメージ 22
⑩切り込んだ所から巻いた葉の中に卵を産み付ける 
 
イメージ 10 イメージ 11
⑪産卵の後、再び巻き始める     ⑫葉が一番広い所で止める 
 
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⑬揺りかごより広い分を再び折り込む     ⑭折り込み側も止める      
 
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 ⑮再び巻き始める           ⑯これで巻き終り 
 
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 ⑰巻きに残りの部分を裏返し被せる   ⑱ 裏返し被せ終わると蓋になる  
 
イメージ 17 イメージ 18
  完成した揺りかごを切り離す        ⑳ 揺りかごは落下    
 
イメージ 19切り落とされ地面上の揺りかご
 
オトシブミの仲間には、揺りかごを最後に切り落とす種と、切り落とさずにそのまま枝にぶら下げておく種がいますが、ヒゲナガオトシブミは、切り落とす種です
 
揺りかご作りの工程を順を追って、説明しましょう。
本種の♀は、素材となる葉に取り付くと、まず揺りかごに使用する部分と上部の不要部分を(葉脈の)主脈を残して切り分けます。
これは、揺りかご完成後に切り落とすには、主脈だけを切れば良いといいう合理性があり、巻き上がった揺りかごに最終行程として蓋をするにも切り分けておくことは必要です。
次に揺りかごとなる部分の上部だけ、主脈から離れた支脈を切ります。
これは、最後に蓋となる箇所で、蓋となる部分を裏返して被せるおりに、支障となる筋をきっておくのでしょう。
主脈につながる支脈の基部の筋を切ってゆきます。上部から作業を始めているのですから、この工程は当然上部から下部へと順に行われます。
揺りかごは、葉を縦に二つ折りにしてから巻いてゆくので、二つ折りにするのに必要な工程です。
支脈の基部を下部まで切り終えると、今度は主脈の筋を下部から上部へと細かいピッチで切って行きます。
これは、素材の葉を葉巻状に巻くために必要な工程です。
支脈の基部がうまく切れているかどうかを確かめるように、左右6本の脚を使って、強力で二つ折りにします。これは、一回の動作では、また葉は戻るので、折る事を繰り返すとあおっているように見えるのでしょうが、実際は、数度折る動作を繰り返すことで、しっかりとした折り目をつけているのでしょう。
折りを確認すると下部へと移動し、最下部より巻きを開始するのですが、葉を二つ折りにした際の主脈側と反対の外縁側にまず折込を入れます。
これは、ただ巻くだけでは揺りかごの中心に卵を産み付ける空間が出来ないので、育房空間を作るために必要な工程なのでしょう。
いよいよ巻き上げ始めます。
揺りかごの幅は、本種の体長の約2倍で、この幅に合わせて、巻くには葉が中間で幅が広くなっている箇所では再び折り込みを入れます。更にこれによってこの時点で巻きがまた広がって開かなくなします。
⑧を行った箇所で、固定された巻きの部分の中央に顎で垂直にスリット(切り込み)を入れます。
これは、産卵口です。
産卵口(スリット)に腹部を押し込み、巻き内部の育房空間に産卵します。卵は1個です。
産卵の後、再び巻きはじめます。
葉が一番広い箇所で止めを入れます。
今度は反対側(葉の外縁側)に移動して、巻き幅より広い余剰部分を折り込みます。
しっかり折り込むと巻きが固定されて、巻きの左右両側に開口部はなくなります。
再び主脈側に移動し、巻き上げを再開します。巻き上げる動作は常に主脈側です。
(主脈が葉脈の無い外縁側より硬いので、主脈側を力点として巻き上げるのは当然でしょう。)
本種の体長ほどを残して葉の巻上げが終了します。
巻き部分以外の余剰部分を、その主脈部分を中心にして裏返します。
裏返し終わるとキャップで蓋をした状態で、巻きが広がり戻らないようにしっかり固定されます。これで揺りかごは完成です。
完成した揺りかごを切り離しにかかります。
最後に揺りかごは切り落とされます。
(結果)
揺りかごは地面に落ち、♀はそれを気にすることもなく飛び去ります。
 
【感想と考察】
私の観察例では、揺りかご作りの工程は、15時6分〜16時31分の延々 85分にも及びました。
当事者のヒゲナガオトシブミの♀は大変でしたでしょうが、これを撮影した私も大変だったのでは?とお思いかもしれませんが、夢中で撮影したせいか、楽しさこそあれ、苦は全く感じず、撮影を終えて思いもしなかった時間が経過していたことに、むしろ驚いたくらいです。
 
ところで、オトシブミの仲間には、揺りかごを最後に切り落とす種と、切り落とさずに枝に吊り下げたままにしている種がいます。
切り落とす種は何を思い切り落とし、切り落とさない種は何を思い切り落とさないのでしょう。
外敵から子を守る意味からは、どちらが有利なのでしょうか、
私的には、ぶら下がっている方が、寄生バチなどにみつかり易いきがしますが、落としてしまえば、陸上性の敵の餌食になり易い気もします。
うーん、それが問題だ!まじめに考えると眠れなくなりますね。
どなたかこの疑問に答えて頂けませんか?
 
それにしてもこの甲虫、親から習いもせずに本能だけでこれだけの匠の技が出来るなんて、
そもそも本能ってどうやって身につくの?
この疑問にも誰か答えてほしいなっ!!
 
以上でこのブログは完成ですので、紙を裏返して蓋をしようかな。

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〜セグロベニトゲアシガの生活史(ゴイシシジミのライバル)
 
 以前、当ブログの 〜チョウにもいた!!肉食系 男子&女子 その名はゴイシシジミ〜で紹介したように、私は、ゴイシシジミを観察する過程で、セグロベニトゲアシガが、ササコナフキツノアブラムシを補食して成長することを知りました。
このことは、石井実教授が会長であった南大阪昆虫同好会の会誌の中で、『心に残る昆虫 (6) 〜ササコナフキツノアブラムシーゴイシシジミの食餌虫〜』において、2005年に記載しました。
 
セグロベニトゲアシガの生活史については、あまり知られていなようなので、私の観察事例を、本種に焦点をあててご紹介いたします。
 
私は、2005年8月21日に、大阪府和泉市槙尾山の槙尾川上流沿いに生い茂るササ原で、ゴイシシジミを観察しました。
ゴイシシジミがアブラムシを補食することを知っていたことから、ゴイシシジミの見え隠れする場所を脅かさないよう近寄って見たところ、ササコナフキツノアブラムシのコロニーにとまった多数のゴイシシジミを発見し、その様子を撮影しました(写真は〜チョウにもいた!!肉食系 男子&女子 その名はゴイシシジミ〜を参照)。
その後もゴイシシジミを観察した場所に9月10日にも訪れ、ゴイシシジミを観察しましたが、
その際、ササコナフキツノアブラムシのコロニーの中にさな鱗翅目の幼虫がいることに気づき、その場で比較的大きな幼虫と、弱齢の幼虫を撮影した後、ササの葉を数枚持ち帰りました。
これを中の様子が目視できる透明な蓋のケースに保管していたところ、入れた覚えのない数匹の蛾類が発生。
当時は蛾には興味がなかったことから、その生きた姿を撮影しませんでしたが、その後の調べで、それがセグロベニトゲアシガであることをつきとめ、残る営巣から繭と蛹も撮影しましたので画像を紹介します。
 セグロベニトゲアシガの成虫が発生していたことで、「それならまだ蛹も探せばあるどろう。」と、ケースの中のササの葉の裏を1枚づつ見みると、一見するとドーム状にも見えない程 薄い円形の糸の膜があり、当初は「なんだろう?これが営巣?」と思いつつ、糸の膜を取り除くと、中にはこれまた糸にくるまった繭があり、周りの糸を破り、取り除くと葉巻状のセグロベニトゲアシガの蛹が入っていたのです。
 
イメージ 3
セグロベニトゲアシガの弱齢幼虫
この個体が捕食したらしいササコナフキツノアブラムシの死骸が散在
 
イメージ 1
セグロベニトゲアシガの終齢幼虫
 
イメージ 5
セグロベニトゲアシガの繭
繭の画像を無くしてしまいましたので、当時の会報をコピーしました。
 
イメージ 2
セグロベニトゲアシガの蛹
 
イメージ 4
飼育器内で発生したセグロベニトゲアシガの死骸
 
〜オキナワシリアゲコバチの身づくろい・後脚の可動域(未発表写真)〜
 
前回は、〜オキナワシリアゲコバチの産卵(未発表写真)〜 http://blogs.yahoo.co.jp/mushipro75/62526618.htmlを紹介しました。
ところが、Yahooブログ内の検索にヒットしません。Yahooさん、なぜなんでしょうね。
そのせいかどうかは分かりませんが、訪問者数も少なくて、とっても残念です。
 
ところで今回も、オキナワシリアゲコバチの未発表写真を紹介しますが、文献の引用や、検証も必要なく、お気楽なお話です。
このハチが、身づくろいをしている様子を撮影した写真と、後脚が驚くほど可動角度が広いということを示す写真を紹介するのみです。
ではご覧下さい。
 
以下のような身づくろいの様子は、ハエなどがよくやっているのを見ます。
糞や死肉やゴミにたかるハエや、寄生するハチなどは、人の目から見れば一見不潔に思われがちですが、実際はそんな生物ほど清潔にしている。もしくは、メンテナンスを重んじているようで、でなければ、本来の能力を発揮出来ないからこその習性なのでしょう。
でも、見た目も実際も堅い鎧(外骨格)におおわれたこのハチが、体も脚も、見た目では想像もできない柔軟な可動域をもった運動能力があることは、理屈ぬきに驚きです。
今日の話は以上。
シンプルでしょ。

イメージ 4
不自然なまでに後脚が回転して前脚と交差しています。
分かりますか?後脚が1回転しかねない程異様な位置まで回転した位置にあることが。
これだと、基節(季節)と腿節(たいせつ)をつなぐ関節が、330度は回転できるように見えますね。
「産卵時の腹部の稼働能力といい、どんだけ柔軟なの?」って言いたいですよね。
 
以下は身繕いする様子を捉えた写真です。
イメージ 5
左右の後脚を擦り合わしています。
 
イメージ 1
腹部を手入れしているのですかね。
 
イメージ 2
顔や触覚を手入れしています。
 
イメージ 3
これは口の辺りを手入れしているのですかね。
 
〜オキナワシリアゲコバチの産卵(未発表写真)〜
さていよいよ今日は、オキナワシリアゲコバチの産卵シーンを撮影したおりの未発表写真の紹介です。
何はともあれ、まずは写真をご覧下さい。
 
イメージ 1
産卵しようとする枯れ枝をのぞき込む
 
イメージ 2
産卵管を刺す様子を斜め上から撮影
オキナワシリアゲコバチとシリアゲコバチの産卵時の変形を比較すると、オキナワシリアゲコバチの方が、腹部と前伸腹節がよりコンパクトになっています。シリアゲコバチの産卵管は(以下に紹介するシリアゲコバチの産卵動画を参考にすると)前伸腹節の背面内側を通り、連結部分(雄型)の上面から縦に巻くように通ってから前伸腹節下面へと突き出ているようです。オキナワシリアゲコバチの産卵管も同じ様に備わっているとすると、胸部以下がコンパクトで鞘も短かいので、シリアゲコバチの産卵管は両種の鞘の長さから想像される以上に産卵管がオキナワシリアゲコバチのそれより長く、営巣外側からより奥に潜む寄生対象に産卵できるように思えます。
 
イメージ 3
産卵管を刺す動作の流れ ①
 
イメージ 4
産卵管を刺す動作の流れ ②
 
イメージ 5
産卵管を刺す動作の流れ ③
 
イメージ 6
各部位の名称
 
 
イメージ 7
産卵管を刺すために特異な可動をする前伸腹節の秘密
産卵管を突き立てるには、まず前伸腹節と腹部の間の節から腹部が下方に折れ曲がる直前に前伸腹節が上下に割れ、中から連結部分(雄型)と記した部分が現れる。その際蝶番(ヒンジ)の役割をするのが腹部付け根の下部で、それを可動する筋と、産卵管を動かす筋がこの写真ではよく見えます。
産卵管が腹部先端ではなく、体の中心下部から付き出せることで、産卵管に全体重をかけて差し込むことができます。
その際、前伸腹節は、開閉式の雌型となり、腹部付け根の上部に見える瘤状の器官が雄型となっているように見え、瘤状の雄型は、卵のうの様にも思えます。
まず、オキナワシリアゲコバチより比較的観察例の多い近似種のシリアゲコバチについてですが、
楽天BLOGの『ハンマーの虫のページ』http://plaza.rakuten.co.jp/hammeratsannda/diary/200509050000/で、「私が通っている公園にかやぶき屋根の休憩所があって、その屋根でたくさんのハキリバチなどが営巣しています。そこへやって来ていたシリアゲコバチです。産卵管が背中側を向いているのが分かると思いますが、これが名前の由来です。
このハチはハキリバチ類の巣の外から産卵管を刺しこんで、中の蛹に産卵するそうです。」
と紹介されています。
更に動画の紹介です。↓
シリアゲコバチの産卵シーンの動画http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B2%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%81%E3%81%AE%E7%94%A3%E5%8D%B5&tid=06cf3f3dd56eeace7068d2cea5aee07c&ei=UTF-8&rkf=2と私の撮影したオキナワシリアゲコバチの産卵画像から、このハチの産卵行動を想像してみて下さい。
 
私が先日紹介した〜蜂に寄生する蜂:オキナワシリアゲコバチ〜http://blogs.yahoo.co.jp/mushipro75/62522737.html内のシリアゲコバチの画像は、炭焼き小屋の前の積み上げられた炭の材料の木材(ナル)に寄ってきた個体を撮影したものです。
ナルには沢山のカミキリムシが産卵に来ます。先に産卵されたカミキリムシの幼虫が成長して成虫となって出る際に出来る脱出抗に営巣するハチ類の幼虫や蛹にシリアゲコバチが産卵することは可能でしょう。
シリアゲコバチは、北隆館の『原色昆虫大図鑑』では、オオハキリバチ・バラハキリ・ツノハキリバチ・シロオビツツハナバチなどに寄生すると記されてあり、保育社の『原色日本昆虫図鑑 (下)』には、ドロバチにも寄生することが記されていました。
ここでの問題はオキナワシリアアゲコバチが寄生する相手ですが、私が観察した枯れ枝には、保育社の『原色日本昆虫図鑑 (下)』に記されているように、はたしてコクロアナバチが営巣していたのでしょうか?
このハチの産卵シーンを観察した当時はまだ、産卵していた枯れ枝を持ち帰る事まで考えが及ぶほどの探求心に目覚めておらず、それが返す返すも残念です。
 
次に、オキナワシリアゲコバチの生息状況ですが、 平群庵ホームページhttp://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_hachi/shiriage_okinawa.htmで、「シリアゲコバチに似た近縁のオキナワシリアゲコバチ、「オキナワ」とついていますが、私の居住地域では、このオキナワシリアゲコバチがシリアゲコバチより多く、シリアゲコバチは滅多に見られません。」と記されています。
私の観察例では、このハチは、〜チョウにもいた!!肉食系 男子&女子 その名はゴイシシジミ〜http://blogs.yahoo.co.jp/mushipro75/62462016.html紹介したゴイシシジミを観察した場所(大阪府和泉市槙尾山:山全体が西国三十三霊場の 四 番霊場で自然が保たれています。)には、ヤブカラシが繁茂していて、その花にはハキリバチ類やドロバチ類・アシナガバチ類などが多数訪れ、オキナワシリアゲコバチも多数観察できます。(対してシリアゲコバチは、まず見かけません。)
このことから、オキナワシリアゲコバチはシリアゲコバチよりも訪花性が高いか、生息数が勝っているように思われます。
本来なら産卵管が長い種の方が寄生対象に産卵するのに有利なように思えますが、もしオキナワシリアゲコバチが本来本州では在来?のシリアゲコバチを凌駕して勢力を拡大しているとするなら、その原因としては、
① 卵を産む数に大きな差がある。
② オキナワシリアゲコバチはシリアゲコバチよりもより多くの有剣類のハチを寄生対象にしている。
③ 世代交代のサイクルが早い。
④ 寄生対象を探す能力がシリアゲコバチより高い。
⑤ シリアゲコバチを駆逐する。もしくは、シリアゲコバチと混血する。
などの理由が考えられますが、はたして真相はいかがなのでしょう。
 
次回は、おまけとして、〜オキナワシリアゲコバチの身づくろい・後脚の可動域(未発表写真)〜をご紹介します。

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