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〜秋のトンボ?を見分ける:オニヤンマ〜
ここまでの秋のトンボ?を見分けるのシリーズの中でのヤンマ科に属する種の紹介は終わっているのですが、その後オニヤンマ♂の標本画像が見つかりましたので、ご紹介しておきます。
オニヤンマは、言わずと知れた日本最大のトンボで、幼虫期においても自身よりかなり大きな魚でさえ捕食する強力な大顎を持っています。
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〜シオカラトンボ、本当に知ってますか?〜の中ではシオカラトンボの♂ですらテングチョウを捕食するという証拠写真をご紹介しました。
だどしたら、いったいオニヤンマにいたっては、どこまで大型の獲物を捕食出来るとおもいますか?
私は、本種がクロアゲハを捕えて谷を渡る姿を目撃したことがあります。
私はその光景を見て、「あの飛翔力の強い蝶を捕えてしまうのか。」ととても驚いたのですが、
そんなことで驚いていてはいけなのです。なんと、人も恐れるオオスズメバチを捕えている画像が紹介されていました(今年Yahooブログを始めたばかりの少年のブログにその証拠写真があったと思うのですが、改めて検索してみましたが、現時点では見つけられませんでした)。
オオスズメバチが1対1の戦いでは世界最強(オオスズメバチ1匹でセイヨウミツバチの巣箱を全滅させるほど)と言われますが、
その最強のハチですら捕食するとは、“恐るべし!オニヤンマ。”
それにしても、この日本という小さな島国に なぜ世界最強のハチ と それをも捕食するトンボ(世界最強のトンボ?) がいるのか?不思議です。
世界一の記録(昆虫 etc編) サイズブログには、世界最大の各グループ別昆虫が紹介されていて、世界最大のイトトンボは体長が12センチもあることや、世界最大のトンボはテイオウムカシヤンマで、体長は15センチと紹介されています。
私の知る限り日本のムカシヤンマは、他のヤンマ科の種に比べて俊敏性に欠ける気がします。
従ってやはりオニヤンマは世界最強のトンボと言っていいのかもしれませんね。
【オニヤンマのプロフィール】 引用文献: |
昆虫
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やはり、秋のトンボと言うには無理があるようですね。
トンボもあと数回のご紹介になりました。その後は本来の『α NEXを棒にくっつけて』撮影した画像紹介に戻ります。
でも 9月以後殆ど休みがなく、取材に出られていません。9月初旬前後に撮影した画像紹介が終われば、手持ちがなくなってしまいます。
今後も休みが取れなければ、また何らかの昆虫を紹介することになるかもしれません。
それでは昨日紹介するはずだったオオシオカラトンボのご紹介です。
【オオシオカラトンボのプロフィール】 引用文献:
①成虫発生期:5月下旬〜11月上旬。6月から8月に多い。
②生息地:平地から山地の湿地、水田、休耕田や溝川、沢筋など。
シオカラトンボと比べると、周囲が樹林に囲まれた閉鎖的な環境を好む。幼虫は植物性沈殿物の間に 潜んでいるか、または浅い水溜まりや穏やかな流れの泥中に浅く潜っている。
③分布:北海道から沖縄県まで広く分布するが北海道では稀。
近畿地方では全域に広く分布する。平地では少ないが、林の残って居る場所で見られる事がある。
④体長:約51〜61mm。黄褐色に黒色の斑紋があり、翅の基部に独特の黒褐色班がある。♂は成熟すると、胸部背面・側面及び腹部(尾端を除く)に青灰色の粉を帯びる。複眼は黒褐色。
⑤越冬形態:幼虫。
⑥産卵形態:♀は樹林に近い浅い水溜りや流れに単独で連続打水(飛水)産卵を行うが、多くの場合、♂が♀の上空で警護飛翔を行う。
⑦生態:産卵期 5〜6日。幼虫期最短で64日。1年1〜2世代型。
夏に発生するトンボで、未成熟個体は林の中で過ごす。♂は成熟すると水域の低い枝先や棒などに静止して縄張りをもち、♀を待つ。交尾は水域周辺の草や石などに静止して行われる。
オオ
シオカラトンボ♂背面
オオシオカラトンボ♀背面
オオシオカラトンボ♀側面
オオシオカラトンボ♂頭部前面
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〜秋のトンボ?:シオカラトンボを本当に見分けるられる?〜
今回はシオカラトンボのご紹介ですが、実は以前にも〜シオカラトンボ、本当に知ってますか?〜・〜さて問題です。シオカラトンボはどれでしょう〜 ・〜シオカラトンボはどれでしょう。さて答えです〜のシリーズの中ですでに5割方ご紹介していますが、シオカラトンボの成虫発生期は、4月から11月までの長期に渡りますので、この機会に改めて各部位の画像やプロフィールをご紹介しておきます。
もう一度お訪ねしようかな、貴方は本当にシオカラトンボを知っていますか?
この問いに自信のある人も無い人も、一度〜シオカラトンボ、本当に知ってますか?〜・〜さて問題です。シオカラトンボはどれでしょう〜 ・〜シオカラトンボはどれでしょう。さて答えです〜の3つのページをご覧になってみてはいかがでしょう。 【シオカラトンボのプロフィール】 引用文献:
①成虫発生期:4月中旬〜11月上旬。
②生息地:平地から低山地の抽水植物が茂る池沼、湿地、休耕田などで見られる。幼虫は水生植物周 辺で見られる。
③分布:小笠原を除く北海道から沖縄県(局所的)までの日本全域に広く分布する。近畿でも普通。
④体長:約49〜60mm。未成熟個体は黄褐色と黒を基調とした体色で、♂と♀であまり変わらないが、 ♂は成熟すると白粉を吹く。♀は麦わらのような色であるが、稀に♂と同様に白粉を吹く個体がみられ る。
⑤越冬形態:幼虫。
⑥産卵形態:♀は単独で連続飛水産卵をするが、交尾した♂が♀のやや後方上空で飛びながら警護することが多い。
⑦生態:産卵期 5〜6日。幼虫期約60日。1年1〜2世代型。
羽化は夜間から早朝に行われる。成虫は発生水域近くの草むらや空き地で見られる他、水辺からか なり離れた市街地や山頂部でも見られ、移動性がある。
非情に貪欲で、自分と同程度の大きさの獲物を狩ることも珍しくない。成熟♂は水際の石などに静止 して縄張りをもち、他の♂を激しく追い払う。♀を見つけるとすぐに飛びかかって連結し、近くに静止し て交尾する。
シオカラトンボ♂背面
シオカラトンボ♀背面
シオカラトンボ♂ 側面 シオカラトンボ♀側面
シオカラトンボ♀頭部前面
シオカラトンボ♂尾端側面 シオカラトンボ♀尾端側面
シオカラトンボ♂尾端背面
シオカラトンボ♀尾端背面 |
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〜秋のトンボ?を見分ける:キイトトンボ〜
今回はキイトトンボのご紹介です。 まずは画像をご覧下さい。
キイトトンボと言えば、このように文字通り黄色いイトトンボと思うのが普通でしょう。
そこで次の画像もご覧下さい(ちょっとピンボケですが)。
実は、この個体もキイトトンボです。ですが、黄色と言うより緑色の体色ですよね。
より正確に言うと、1枚目の写真に写るキイイトトンボらしいキイトトンボは♂で、2枚目の緑色の体色の画像は、キイトトンボ♀なのです。
【キイトトンボのプロフィール】 引用文献:
①成虫発生期:5月中旬〜10月下旬。6月から8月に多い。
②生息地:平地から低山地の抽水植物が茂る池沼、湿地、休耕田などで見られる。幼虫は水生植物周 辺で見られる。
③分布:本州・四国・九州・屋久島・種子島に分布する。近畿地方では広く分布する。
④体長:約35〜46mm。黄色で太くやや大型のイトトンボ。♂は腹部第7節から10節の背面に黒班が あり、成熟すると胸部が緑色に変化する。♀は黄色又は鈍い緑色で斑紋はない。
⑤越冬形態:幼虫。
⑥産卵形態:産卵は連結したまま植物組織内に行い、この時♂は♀の前胸部に直立して警護する。また、♀が単独で産卵することもある。
⑦生態:産卵期 8〜10日。幼虫期約60〜320日。1年1〜2世代型。
未熟個体は発生地周辺の草地に生息する。貧欲で、共食いすることもある。成熟した♂は湿地内を弾むように探雌飛翔する。交尾は周辺の植物に静止して行われる。
キイトトンボ♀側面
キイトトンボ♀ 頭部・胸部背面
キイトトンボ♀尾端側面
キイトトンボ♀尾端背面 |
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〜解答:オツネントンボとホソミオツネントンボを見分けられるかな?の〜
今回は、〜オツネントンボとホソミオツネントンボを見分けられるかな?〜 でご紹介した生態写真の答え合わせです。
昨日、一昨日とオツネントンボ、ホソミオツネントンボの特徴や生態をご紹介しましたので、すでに多くの方にとっては、今回の答え合わせは必要ないかもしれませんが、おつきあいください。
すでに当ブログのゲストである ガラパゴスさん のご回答により、ほぼ正解は既に明らかになっています。
改めてご紹介すると、 『1オツネン、2オツネン、3ホソミオツネン雌、4ホソミオツネン雄、だと思います。
小生は腹節の模様が繋がるのがオツネンで繋がらないのがホソミと覚えています。』 というのが、ガラパゴスさんのお答えでした。
ここでは、更に♂♀をも明らかにした解答をご紹介します。
例によって種別に上下に分け、その間に標本画像を配置することで画像を見比べて種と性別の判定をしやすくしました。
問題画像 1 をトリミング
1.左上のピンク↓が差す胸部前面の濃褐色部の縁紋は直線的で張り出していない。 2.青↓が指し示す前翅の縁紋より 赤↑が指し示す後翅の縁紋が付け根側にずれている。
3.右下の赤→で示した部分に産卵管が有る。
以上の理由から、この個体は、オツネントンボ♀と判断します。
1.左上のピンク↓が差す胸部前面の濃褐色部の縁紋は直線的で張り出していない。
2.残念ですがこの画像では、前翅の縁紋より後翅の縁紋が付け根側にずれているかどうかは分ら ないですね。
3.水色↓で示した尾端に、♂のクワガタムシの大顎のような形の上付属器が見える。
以上の理由から、この個体は、オツネントンボ♂と判断します。 ↑ オツネントンボ♂標本画像 ↑
↑ オツネントンボ♀標本画像 ↑ ↑ ホソミオツネントンボ♀標本画像 ↑ ↑ ホソミオツネントンボ♂標本画像 ↑
問題画像 3 をトリミング
1.左上のピンク↓が差す胸部前面の濃褐色部が大文字状にはりだしている。
2.前後の翅の縁紋が重なっている。
3.右下のピンク→で示した部分に産卵管が有る。
以上の理由から、この個体は、ホソミオツネントンボ♀と判断します。
問題画像 4 をトリミング
1.左上のピンク↓が差す胸部前面の濃褐色部が大文字状にはりだしている。
2.この画像は分かり難いですが、前後の翅の縁紋が重なっている。
3.水色↓で示した尾端に、♂のクワガタムシの大顎のような形の上付属器が見える。
以上の理由から、この個体は、ホソミオツネントンボ♂と判断します。
いかがですか?自身で2日前に種と性別の判別(同定)を試みた方はおられますか?
そしてそれは、今回の判別と合っていましたか?
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