先月から珍しくフォーク系のレコードを、 久々に色々と引っ張り出しては懐かしく聴きました。 前回に採り上げた「赤い鳥」やフォークル系などの所謂メジャー級や、 フォーク・ソング風の歌謡曲などは当時沢山購入したものです。 しかしフォークのイメージと云えば、やはりマイナーURC系の関西フォークでしょうか。 その後の四畳半フォークなどの「かぐや姫」などもそうでした。 生ギターで唄うスタイル。あの頃のワタクシは最も苦手としたジャンルなんです。 それでも当時、とても気に入って聴いていた歌があります。 その苦手だったフォークの代表的な歌手であり「フォークの神様」と呼ばれた岡林信康の作品。 1968(昭和43)年9月に発売された両A面シングルのB面に収録された「友よ」 これは良かった。お気に入りのレコードで、よく聴きました。 作詩:岡林信康・鈴木孝雄/作曲編曲:岡林信康。 その後は岡林自身も問題の歌としたようですが、 あの時点では時代を反映していた胸に沁みる作品だったと思います。 反対にA面収録で労働者の悲哀を唄った「山谷ブルース」は、 詩も暗くマイナーで切ないイメージが先行して大嫌いな曲でした。 http://pds.exblog.jp/pds/1/201203/21/07/a0212807_7362291.jpg ワタクシが学生だった頃、特に夢中で聴いた音楽はグループサウンズ。 社会現象になるほど流行した所謂GSブームです。 僅か2年足らずでブームは終りましたが、終焉まで没頭して聴いたものです。 GSは昔も今も変わらず一番好きな音楽ジャンルかもしれません。 その一方で人気だったのがフォーク・ソングというやつです。 それまでもフォーク調の曲は数多くヒットしていましたが、 ところがGSブームも終わった昭和44年頃からは、 プロテスト・ソングやメッセージ性の強い作品をよく耳にするようになります。 これは時代背景もありましたが、 ギター片手に商業主義とは相反するメッセージを乗せた音楽が流行りました。 反戦や反体制を訴え、学生運動や左翼思想に傾倒することが先端であり、またインテリジェントなスタイル。 日本の現実や将来を憂う学生が目立ったが、その反面、遊びにうつつをぬかす学生は我関せず。 一般的には似非左翼やノンポリが多かっただけに、 漫画の矢吹ジョーや星飛雄馬に夢中になり、網走の健さんに憧れ、藤圭子の歌に酔い痴れる…… 当時チョット生意気な高校生だったワタクシは、 友人たちとよくスナックに屯していたのですが、 その店に出入りする年上の大学生をカラかったりしてました(笑)。 「よぉ、兄ちゃんら。アンポ、アンポって騒いどるけど、アンポってなんやねん?」 「アンポいうたら、日米安全保障条約に決まってるやろ」 「そんなもん知っとるわ。中身を聞いとんや?」 「それは・・・よう知らんけどな。まぁ〜とにかくや、安保延長反対しなアカンのや。安保粉砕や!」 「なんじゃそりゃ、内容も知らんのかい。アホらし〜」 ママさんが困った顔してボソッと、 「こらっ、常連さんにケンカ吹っ掛けんといてや。売上げにヒビくやないの、頼むで〜」 熱いエネルギーと軽薄さが入り混じる混沌とした時代だったように思います。 そのような時代だったからなのか、岡林信康の「友よ」はとても感動的な歌に聴こえました。 友よ夜明け前の 闇の中で 友よたたかいの 炎をもやせ 夜明けは近い 夜明けは近い 友よ この闇の向こうには 友よ 輝くあしたがある…♪ やはりあの当時は、ワタクシが共感できたフォークは岡林信康くらいだったでしょうか。 アルバムまでは手が伸びませんでしたが、シングルは数枚買ったものです。 しかし関西フォーク系は殆ど縁が無かったなぁ。 岡林のバックを担当していた有名な「はっぴいえんど」すら、その後には評価も高いバンドでしたが、 恥ずかしながら未だ一曲なりと真剣に聴いたことがない有様です。 まぁワタクシのような能天気なミーハー歌謡好きには、関西フォークは無縁の世界でしたが、 岡林信康の歌だけは学生時代のホンの一時期ですが興味深く聴きました。 彼のメッセージや作品には心に響くものがあり、今も懐かしくレコードを聴いております。 ★WMPが表示されず音源が聴けない場合があります。 試しにバーの左端横すぐ近くの何もない空白部分をクリック、 またはアドオンを有効に設定して下さい。 ↓音源が聴ける場合がありますので、一度お試し下さい。 http://groupsound.cocolog-nifty.com/music/00-bl221.mp3 当時のスポニチ芸能ニュースで「山谷ブルース」を歌う岡林信康です。若い!
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あら懐かしいぃ〜フォークの神様と呼ばれた岡林でしたね。この2曲は勿論思い出深いですが 個人的には「チューリップのアップリケ」が好きでした。メッセージソングの元祖ですよね。のちの陽水 拓郎ブームよりも 聴くと涙が流れるほどに感動したものです。フォークギター1本かきならして教室の片隅で歌った思い出があります。アナログさんとは同年代です。私の周りフォークの神様など知らない人ばかりです。
2012/10/14(日) 午前 2:36 [ みこ ]
みこさん/岡林信康はいいですねぇ。「チューリップのアップリケ」もいいですね、覚えてます。
当時のワタクシはメッセージ色の強い歌詞重視の音楽は嫌いでしたが、彼だけは受け入れて聴けました。「私たちの望むものは」や「手紙」なども印象深い作品です。
その後の拓郎や陽水の時代ではフォークもメジャーになりましたね。
彼らあたりの歌手はよく聴きましたが、やはりフォークよりもガンガン煩いエレキが好きかも(笑)。
しかしあの時代のフォークは若者に熱狂的な支持を受けておりましたねぇ。
2012/10/14(日) 午前 11:03
私、なぜか岡林信康のLP買った事があります
「友よ」も「山谷ブルース」も「チューリップのアップリケ」も
私たちの望むものは」も入ってるお得なレコードです
でも残念ながら「手紙」は入っていませんでした
そもそも私が彼の名前を知ったのは「手紙」だったんですよね
一度ラジオで聴いたっきり、その後長い事聴く事もありませんでした
GSが好きで、フォークも好き 私も相当ミーハーですね
2012/10/14(日) 午後 10:20
シグナルさん/凄い、アルバムをお持ちなんですね。それはベスト盤かもしれませんね。
当時ワタクシもアルバム購入は非常に迷った歌手でしたが、
結局は一枚も買わないままに時間だけが過ぎて行きました(苦笑)。
「手紙」は部落差別を歌った作品でしたね。悲しい内容でした。
79年にはCMソングだった「Good-Bye My Darling」がヒットしましたが、
なんと元ワンズのチャッピーがプロデュースした大好きな一曲。ワタクシもミーハーです(笑)。
2012/10/15(月) 午後 6:39
LPは今でも手元にあります
けどレコードプレーヤーがないので聴けません
調べると「手紙」は放送禁止だったんですね
どうりで長く聴かなかったわけです
2012/10/15(月) 午後 11:10
シグナルさん/当然とは思いますが、今ではプレーヤーを持っている事のほうが珍しいでしょうね。
大切な想い出のレコードは残しているが、それを聴けない状態の人は多いようです。
仰るように「手紙」は放送禁止曲でした。局が自粛したようですね。
2012/10/16(火) 午前 11:35