「ボクシングダブル世界戦・WBC世界フェザー級タイトルマッチ」(16日、代々木第一体育館) 挑戦者・粟生隆寛(24)=帝拳=が、王者オスカー・ラリオス(31)=メキシコ=に1-2のきん差判定で敗れ、世界初挑戦での王座奪取はならなかった。4回に右フックでダウンを奪い主導権を握ったが、中盤に王者が盛り返しポイントを奪取。試合は終盤勝負となり、手数で上回った王者に軍配が上がった。粟生はプロ18戦目にして初黒星。試合後に再起を宣言し、世界の頂点を目指して再出発する。 ◆高校6冠のホープ・粟生選手の試合をフルラウンド観るのは初めてだったので楽しみにしていた。 彼を天才的で強いと言う人と、反対に世界はムリだと言う人と真っ二つに別れた意見をよく聞く。 さて、それも世界戦という大舞台での試合で初めてTV観戦したのだが、結果惜しくも2−1の判定負け。 ハテサテどちらの意見が正しかったのか微妙なところである。 全体を通して観た印象は粟生選手が勝ったかな、と思ったのだが。ダウンが印象良く映っただけなのかもしれない。 問題は6,7,12ラウンド。米国のラフォード・ジャッジはすべて粟生選手に10−9。他の二人のジャッジは反対に王者ラリオスに10−9と付けた微妙なラウンド。そしてバッティングによる減点1。 ワタクシが観たところこのうち取られたのは7R。よって採点の結果はドローであった。 仮にこの3回をあと少し頑張り見栄えの良いボクシングでポイントを全て取っていれば粟生選手の勝ちである。 粟生選手はディフェンスに長けたボクサーと聞いていたが、ダウンに見られるように攻撃力もなかなかのもの。 流石アマ6冠選手だけあり防御、カウンターとも見事であった。 まだ24歳と若いボクサーなので世界再挑戦は見ものであろう。 しかしこのクラスあたりでは、このラリオス戦が最後のチャンスだったかもしれない。
世界バンタム級タイトルマッチは王者・長谷川穂積(27)=真正=が挑戦者で同級2位のアレハンドロ・バルデス(24)=メキシコ=を2回2分41秒、TKO勝ちで下し7度目の防衛に成功した。 ◆長身でリーチも長く、その上「苦手」と公言していたサウスポーの挑戦者バルデス選手を王者・長谷川選手がどう料理するかが見所の試合と思っていたが、まさか2Rでケリをつけるとは! 左フックがクリーンヒット後、左ストレートでダウンを奪った。見事である。そして連打の嵐でレフリーがストップ。呆気なく試合は終わった。 世界初挑戦のバルデスは2回TKOであっさり敗れ去った。 「悲しい。(チャンピオンになる)夢は早く終わってしまった。レフェリーが止めるのが早過ぎた」と少し寂しそうだった。 王者長谷川とのレベルの差は歴然。173センチの長身から角度のある強打を見せることができず「長谷川はジャブがよく出ていた」と言葉が少なかった。 王者・長谷川選手のボクシングは安定感があり、益々磨きが掛かってきた感がする。世界進出という夢が有る限り、当分の間防衛は続きそうだ。2ケタ防衛も夢ではなさそうな勢いである。 しかしながらいつも思う事は、レフリーが試合を止めるのが早い。早過ぎます。 |
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2008年10月17日
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