Musica Miyukina in Philadelphia

合唱団のCDがようやく発売されました。

オペラ、演奏会、演劇鑑賞記録

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オペラの公演(DVDを含む)や演奏会の鑑賞記録。
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今夜は、
フィラデルフィア市内にある名門オペラ学校
「AVA(Academy of Vocal Arts)」の
学内コンクールを聴きに行って来ました。

学内といっても、
フィラデルフィア管弦楽団の本拠地である
キンメルセンターの小ホールを貸切り、
一般公開されています。

毎年、何百人もの応募者の中から
選ばれるのは、将来を嘱望された
若いオペラ歌手の卵たち。

毎年、合格できるのは
7〜10人程度なので、
非常に狭き門です。

このコンクールで過去に優勝した在校生や卒業生の中には
20代にして、メトロポリタンオペラやスカラ座で
華々しいデビューを飾ったスター達がいます。

ちなみに、去年の優勝者は
メトロポリタンオペラのコンクールでも入賞し、
既にメトロポリタンオペラで主役級の役を歌うことが
決まっているそう。

というわけで、ただの学内コンクールではない、このコンクール。

学割でも、21ドルというチケット代を無駄にしないよう(笑)
真剣に一人一人の歌を聴いてきました。

20人が一曲歌うだけでも、
合計20曲のアリアを聴くことになるので、
観客も体力勝負。

正直これだけのアリアを一気に聴くと、
途中で、だんだん疲れてきます。

舞台やオペラのオーディションというのは、
審査するのに5分もいらない。
最初の1分ぐらいで
どのくらい歌えるか、
だいたい分かってしまうものと言いますが、
まさにその通りだと実感しました。

アリアの前にあるレチタティーボ(台詞の部分)がイマイチだと
「この先のアリアも期待できないな」と思ってしまい、
その後よっぽど期待を裏切るほどの歌が歌えないと、
「あぁ、こんなものか。じゃぁ、次!」と
次の人のことを考えてしまうんですよね。

しかもコンクールやオーディションなどで歌う曲というのは、
大体、声の種類によって決まっているものなので、
ちょっとでも間違えるとすぐに分かります。

きっと、耳の肥えた審査員だったら、
この辺の判断はもっとシビアなはず。

百聞は一見にしかず。
今夜は、何か大切なことを学べたような気がします。

明日も頑張るぞ〜!!!
先日、フィラデルフィア市内のWilma劇場で
Sarah Ruhl作の「Eurydice(ユリディスィー)」を
鑑賞してきました。

タイトルからギリシャ神話を連想した方もいらっしゃると思いますが、
これは、オルフェオ神話をエウリディーチェの視点から描いた作品。

Jacopo Periの「エウリディーチェ」にはじまり(1600年代初頭)
Philip Glassの「オルフェー」に至るまで、
60作以上のオペラが作曲されたほど
オペラの題材としても非常に人気が高い神話。

ストーリーは非常にシンプル。

最愛の妻エウリディーチェに先立たれたオルフェオは、
墓の前で泣き崩れる。
そこへ神から救いの手が…。

黄泉の国に行って、
エウリディーチェを連れ戻すがよい。
ただし、どんなに彼女のことが気になっても
後ろを振り返ってはならない

駄目と言われると、気になりますよね?

エウリディーチェにしてみれば、
危険をおかしてまで自分に会いに来てくれたオルフェオが
自分を見ようとしないので、
彼がまだ自分を愛しているかどうか不安になる。

オルフェオは、エウリディーチェを取り戻したいがために
必死で見ないようにと努力する。

ちょうどお互いの不安が頂点に達した時、
二人はついに顔をあわせてしまうのです。

オペラでは、この後、
エウリディーチェが亡くなり、
永遠の別れに再び泣き崩れるオルフェオの元に、
神からの二度目の救いの手が・・・。

息を吹き返したエウリディーチェとオルフェオが
手をとりあってハッピーエンド☆

ハッピーエンドのオペラに比べ、
今回の演劇はどうだったのでしょうか?

まだ公開中なので、ネタばれしない程度に
あらすじを書きますね。

オルフェウスとの結婚式の日、
不慮な死を遂げ、黄泉の国にやってきたユリディスィー。
そこで、亡くなった父と再会。

生きている間の記憶も人間の言葉も忘れ、
死んでしまったことすらも分からないユリディスィーに、
唯一生きている間の記憶を覚えている父が
ひとつずつ言葉を教え、記憶を取り戻させていきます。

一方、ユリディスィーを亡くし、
悲嘆にくれるオルフェウスは
考えられるあらゆる手を尽くして
彼女に再会しようとする。

ついに黄泉の国の門まで到達したオルフェウスは、
ユリディスィーのために作曲した歌を歌います。
彼女を想う気持ちがこもった歌は
黄泉の国の門まで動かし、
再び彼女に会うチャンスを得たオルフェウス。

果たして、二人は約束を守り通すことができるのか?

この演劇のために、
オリジナルで作曲された曲は、
チェロの通奏低音と四声のアカペラという
ルネサンスのチャントを思わせる素敵な作品。

舞台セットもシンプルかつ、カラフルで
視覚、聴覚も満足させる舞台に仕上がっていました。

Wilma TheaterのHPには、舞台の写真と今回の舞台のために作曲された曲のサンプルが掲載されています。興味がある方はコチラのリンクを参考に↓


Eurydice Photos
美しい舞台の写真が多数公開されています↓
http://www.wilmatheater.org/seasons/2007-2008/Eurydice/Photos_Eurydice.htm

Eurydice's Music
音楽もこの舞台のために作曲されたオリジナル。ぜひ聴いてみて下さいね↓
http://www.wilmatheater.org/seasons/2007-2008/Eurydice/Music_Info.htm

先週の土曜日、
声楽科の友達と一緒に、
映画館に行ってきました。

映画を観るためではありません。
メトロポリタンオペラのブロードキャスト
「マクベス」(ヴェルディ作曲)目当て☆

メトロポリタンオペラは、
現在、月に1,2回、
こうして全米やヨーロッパ各地の映画館で
オペラの生中継を公開しています。

*こちらから上映予定の映画館を検索できます↓
http://www.metoperafamily.org/metopera/broadcast/hd_events.aspx

カメラアングルも音質も
非常にハイレベル。
ライブ映像とは思えない完成度の高さ。

何よりも、
マエストロ・レヴァイン、演出家、歌手へのインタビューや
舞台裏での準備の様子やリハーサルのビデオなど
普段オペラを観に行った時には
決して見ることのない部分を見られるのが魅力。

歌手たちの表情やしぐさなども
しっかりと観察できます。

こちらで、リハーサルの様子を公開しているのでご覧下さい↓
http://www.metoperafamily.org/metopera/news/features/detail.aspx?id=3213

今シーズンのブロードキャストは、後5回。
「マノンレスコー」
「ピーターグライムズ」(ブリテン作曲)
「トリスタンとイゾルデ」
「ラ・ボエーム」
「連隊の娘」(ドニゼッティ作曲)と続きます。

*スケジュールはこちらから↓
http://www.metoperafamily.org/metopera/broadcast/hd_events.aspx

こちらのブロードキャスト、
なんと日本でも公開しているそう。
*日本の場合は、ライブ公演の録画の上映となるようです。
http://www.shochiku.co.jp/met/

チケットの定価は、
税込み3500〜4000円(Movixの場合)と
アメリカの22ドルに比べると割高ですが、
海外の歌劇場の引越し公演に行っても
一番後ろの席で4000円以上すると思うので、
考えようによっては安いかもしれません。

みなさんもぜひ一度ブロードキャストで
メトロポリタンオペラの公演を楽しんでくださいね。

「キャンディード」

今年は、バーンスタイン生誕90年の年。

記念の年にちなみ
フィラデルフィア管弦楽団では、
「バーンスタインフェスティバル」と称して
今日から約1ヶ月間
彼の作品を集中的に取り上げる予定。
詳しくはコチラで↓
http://www.philorch.org/bernstein/index.html

そんなことを考えつつ
市内の図書館に行ってみると、
バーンスタインのコミックオペラ
「キャンディード」のDVDを発見!

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キャスト表を見ると、
私の大好きなトーマス・アレン氏の名前が☆
上品なイギリス紳士そのものの彼が
一体どんなコミカルな演技をするのだろう?と気になり
早速観てみました。

指揮 Marin Alsop
キャンディード Paul Groves
クネゴンデ   Kristin Chenoweth
パングロス博士 Sir Thomas Allen
オールドレディ Patti LuPone

場所 リンカーンセンター(マンハッタン)
2005年発売

これは、コンサート形式で上演されたのですが、
舞台の配置がとてもユニーク。

客席側から舞台の上方に向かって
ステージ
オーケストラ
ステージ
合唱
という配置。

合唱団は、
お揃いの無地の服を着て
プラカードでメッセージを表示したり、
前列の何人かが簡単な衣装や小物をつけて
お話に登場したり…。

出演者も
オーケストラをぐるりと取り囲むように設置してある幅の狭いステージを
有効に活用して
走る走る!

かなり個性的な演出なので、
好き嫌いがはっきり分かれると思いますが、
演技も歌もしゃべりも非常に細部までしっかり準備されており、
かなりハイレベルな作品。

毎度のことですが…(笑)
トーマス・アレン氏の芸達者ぶりには
本当に感心しました。

話し声もとても素敵だし、
どんなにコミカルな演技をしても上品さは失わないし
ますますファンになりました。

クネゴンデ役のクリステリン・チェノウェスも
あそこまで役になりきれるのはスゴイ!

YOUTUBEで公開されている
クネゴンデの有名な超絶技巧アリア
「Glitter and Be Gay」は、必見です↓


確かにオペラ歌手が歌っているものと比べたら、
かなりコミック色が強いですが、
歌を自分のものにするとは
まさにこのことだと思いました。

詳しいお話の内容についてはコチラを参考に↓
Candide (Operetta)
http://www.youtube.com/watch?v=feh-qea54GE&feature=related
キャンディード
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%89

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メトロポリタン歌劇場、コベントガーデンなど
世界各地の歌劇場でひっぱりだこのテノール
マシュー・ポレンザーニ。

今年の夏に、
ロンドンで観た「コジ・ファン・トゥッテ」
フィラデルフィアでの「リゴレット」に続き、
彼の生声を聴くのは、これで3回目。

今夜は、
本番前の唯一リハがない日。
本来は静かにして体力を温存すべき日なのですが
やはりマシューの誘惑には勝てず…。

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本日のプログラムは…

SCHUBERT: Five Songs: Im Fruhling etc...
BEETHOVEN: An die ferne Geliebte, Op. 98
LISZT: Drei Lieder aus Schillers Wilhelm Tell, S. 292
BRITTEN: Seven Sonnets of Michelangelo, Op. 22
HAHN: Venezia

これだけの曲を一夜で披露するのは、
いくら歌曲を得意としている歌手でも大変でしょう。
ましてや、世界中の歌劇場でオペラを歌っている彼には、
歌曲を落ち着いて勉強する暇なんかないはず!

いつもは、
リサイタルを聴きに行くと、
発音のことや歌っている間の所作など
(普段、私が先生から注意されていることですね)
いろいろなことが気になってしまって
なかなか手放しに楽しめないのです。

今夜のリサイタルでは、
最初のフレーズから
マシューワールドにぐいっとひき込まれ
「次は、どんな風に歌うのかな?」と
ただ単純にわくわくしながら聴いている自分がいました。

彼の声は
ドラマティックになったり
優しくなったり
陽気になったり
おどけてみたり
変幻自在。

あっという間にプログラムが終了。
ここで、お待ちかねのアンコール。

彼が
じゃぁ最後にオペラアリアでも…と言って歌いはじめたのが
「人知れぬ涙」(ドニゼッティ作曲の「愛の妙薬」より)

最後のピアニッシモに聴き惚れていると・・・
「たーーーーーーー もーーー」(イタリア語で「君を愛している」という意味)

「も」を発音する前に、ほんのわずかな間が!

あっ、やはり彼でもこういうことがあるんだなと思っていると

「も」を歌い終わるや否や

「ゴメン、もう一度最後のフレーズを!」と言い、
歌いなおし(笑)

そして、
「たーーーーーーーーもーーーーーー」
2回目にて、成功!

お茶目な彼に対し、
観客の拍手が鳴り止まず、
再登場。

そして、
「ダニーボーイ」

あれだけ、
歌曲もオペラアリアも美しく歌った後に、
シンプルな歌を持ってくるなんて、
なんて心憎い!

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↑帰り際に撮影した
フィラデルフィアの夜景。

私もいつか、あんな素敵なリサイタルができる日が来るでしょうか?

明日は、
いよいよオペラ公演の初日です。
うまくいきますように…。


マシューについては、
フィラデルフィアの新聞に記事が載っていますので
興味のある方はそちらも参考に
http://www.philly.com/inquirer/columnists/david_patrick_stearns/20070930_A_tenor_sans_stereotypes_for_the_OCPs_Rigoletto.html

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