|
…といっても、実際にスリの練習をするわけではありません。
AとBの会話で成り立っている
シンプルな台詞。
状況
AとBのキャラクター
結末など
シーンの鍵となるものは、未設定。
与えられるのは、何の意味にも取れるような台詞のみ。
今回、ペアになった同学年のSちゃんと話し合った結果、
二人組みのスリになりきることにしました。
ちなみにこちらが、その台詞と私たちが考えたシナリオ。
A(私)は、B(Sちゃん)をスリとして育てた。
Aは、Bはひとりでスリはできないと思っている。
Bは、はじめて一人でスリに成功。
盗んだ財布やバッグをテーブルの上に並べ、
お金や金目の物を取り出しているA
そこへ、Bが盗んだバックを抱えてやってくる。
バッグを見せ付けるB。
A: So
(バッグをよこせと言わんばかりに手を差し出すA)
B: So
(バッグを取られまいと脇に抱えるB)
A: It's all wrong.
B: Why?
(バッグを取り合う二人)
A: It's up to you.
B: I am not so sure.
A: Please.
B: What?
A: It's inevitable.
B: Why?
A: Not really.
(Bを油断させるため、そっぽを向くA)
B: What?
(Bが油断をした隙に、力ずくでバッグを奪うA)
A: You must
B: What?
(バッグの中身を確認して、笑うA)
A: I can't take it.
B: Nothing can be done.
(バッグの中身は、靴下片足分のみ *ちなみに、ソックスと掛けています*)
A: Really? I'll show you.
(靴下をBの目の前に落とし、バッグを無造作に渡し、再び他の盗んだ品物を吟味するA)
B: Oh, no.
(あきらめきれないBは、バッグをもう一度吟味。すると、20ドル札が!)
(20ドル札をAに見せるB)
A: Oh
B: Well.
これを実際に授業で発表したわけです。
二人で練習をしたので、
台詞のつまりもなく、スムーズにいき、
状況設定も大方見ていたクラスメイトに伝わったようです。
ただ、所々、台詞と演技が噛み合わないところがあり、
発表し終わった後に演技の先生の手直しが入りました。
ちなみに、他のグループの状況設定は…
1)カップルで、ドライブを楽しんでいたら道に迷った。
2)手術をする医師と助手。
3)お留守番をしていた姉妹が、母親の大切にしていた陶器をあやまってわってしまった
4)声楽のレッスン中 (最初の台詞「So」をソの音で歌ってました)
同じ台詞でも
人によってそこから想像する状況が
こんなにも違うとは!
オペラでは
詩的な台詞が多いため
観客に台詞の本来の意味を伝えるのは難しい。
そのため
歌詞がそのキャラクターにとってどのような意味をもつのかを考え、
演技に反映させるのはとても重要なのことなのです。
|