
この旅の前に、根室市や釧路市、帯広市の市役所観光関係課に、観光の資料を送っていただくようにお願いしたところ、夫々大きな封筒にどっさりと観光の資料を送ってくださった。(返信用の切手では対応できないくらいたくさん)
旅の案内本を買ったり、ネットで調べたりもしたが、市役所の資料は計画を立てる上で、とても参考になったのは言うまでもない。
根室市役所から送っていただいた封筒を見て、まず目に飛び込んできたのは、北方領土の返還に対する熱い思いと戦いの息吹がこちらにもひしひしと伝わってくる数々の文言であった。
理不尽に乗っ取られ、故郷を失った人たちの切なる願いが、市役所にもしっかり反映していることを今さらながら知り、行く前からこの問題について関心を深めていた。
封筒には『〜断固たる決意と熱意で四島返還〜』とあり、『北方領土返還要求運動の原点の地』ともあった。
パンフレットの中でも気に入ったのは『Nの風』で、“自然が教えてくれるものは、こころの財産になる”だ。
「ただ、そこにあるのが自然」
「“自然”は会いには来てくれない。」
北方領土は、いまだかつて一度も外国の領土となったことのない日本国有の領土で、終戦直後突然ソ連に占拠され、今もロシアの訃報選挙の下に置かれたままだ。
納沙布岬には「北海道灯台発祥の地」があり、望郷の岬公園には、北方領土の早期返還を願い建立されたシンボル像「四島(シマ)のかけ橋」があった。
灯火台には沖縄から運ばれた“祈りの灯”が燃え続けている。
「平和の塔」の展望台からは、すぐ目の前に広がる歯舞諸島の中の貝殻島の灯台が見えた。
同じ日本人として、北方領土返還問題について、政治家の政争の具にするのではなくもっと関心をもって見つめなくてはいけないのでは、と思いながら“朝日にいちばん近い街”の味覚都市を観光したのであった。
余談として、根室市観光課の方から、返信用の切手は「別の通信にお使いください」として返して下さったのだった。(嬉しかった〜)
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