被災地応援「♪音楽でつながるプロジェクト」
2011年末に南相馬市の教育委員会を通じて小中学校の器楽系クラブ・部活動へクロスを寄贈しました。
その中で、一校だけ活動人数の把握が遅れてクロスのお届けが遅くなってしまった学校があり、2012年になってからお届けしたところ、顧問の先生からメールを頂戴しました。
長い長いご報告になりますが、一読いただければ幸いです。先生、生徒さんから頂戴したメッセージを太字にしてあります。
♪♪♪以下、先生からのメール♪♪♪2012.2.10.
クロスのプレゼントありがとうございました。
昨日、教育委員会経由で届いたクロスを生徒に配布させていただきました。
鹿島区は小さな街で、生徒達が楽器用品を買おうと思ってもすぐに買いに行ける店舗がありません。
(仙台までのお出かけついでや、通販で手に入れることが多い現実です)
そんな生徒達にとって、上質のクロスは大変うれしい贈り物になりました。
早速お礼が言いたいと、それぞれささやかなお礼のお手紙を書いて持ってきました。
よろしければ送付させていただきたく思います。
ご迷惑でなければ送付先を教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
♪♪♪以上。本文引用♪♪♪
↑上記のメールに対して、私からは手紙の届け先(自宅)、それから『先生の目からご覧になった現在の学校生活についてなどを、お知らせいただき、シェアさせていただけないでしょうか。』という旨を返信いたしました。
そして頂戴したメールです。
♪♪♪以下、先生からのメール♪♪♪2012.3.14.
大変遅くなり恐縮ですが、子供たちのお礼のお手紙を本日送らせていただきました。
昨日本校も無事に卒業式を終えることができました。
避難したままの生徒が9名おりましたが、それ以外の98名の3年生が、全員そろって
温かい雰囲気の中卒業していきました。
卒業式では吹奏楽部15名が音楽を担当し、入退場の音楽や、歌の伴奏を演奏させていただきました。
この一年間、本校でも津波被害にあった沿岸の生徒、原発被害で避難した生徒がかなりの人数おりました。
学期途中や長期休み明けに少しずつ戻って来ておりますが、いまだ戻る予定のない生徒も多くいます。
これは本校に限ったことではなく、南相馬市の学校は、人数が激減したため満足な活動ができない吹奏楽部が
多くあります。
もともと人数の多かった学校はバンドとして活動できますが、小編成だった学校はほとんどバンドの形に
ならなくなりました。
本校に南相馬の中学校がほぼすべて、間借りする形で一緒に生活して
おりましたので(今月頭までで解消されました)、
合同バンドで秋の合奏の大会に出場しようと声をかけましたが、
生徒の気力がかなり落ちている学校が多く、結局本校ともう一つの
学校、二校での合同で出場しました。
同じ福島県、同じ相双地区でも、原発に近い地区の学校だけが取り残されているのが現状です。
復興コンサートなど、復興ムードの多い吹奏楽界ですが、
まだまだ私たちには別世界にしか感じられないのが本音です。
物の被害はほとんどないのに、原発の被害で人がいないのが一番の障害になっています。
バンドとして機能しないと、吹奏楽部の活動はかなりせまくなります。
目標を失ったり、今まできちんと練習できなかった分自信がなくなったり、
子供たちの心にも大きなダメージがあるのがはっきりわかります。
いろいろなことを克服して、元に戻すには相当な時間がかかると思っています。
かなりの少人数でも何をさせれば楽しくできるか、
生徒の気持ちをもう一度吹奏楽に向けるためにどうしたらよいか。
私たち指導者の中でも気持ちが落ち込んだままだったり、
部活動へのかかわりに消極的な気持ちになっている仲間がいます。
そこにどう関わっていくか。
すぐには解決策が見つからないことが山積みです。
たくさんのご支援大変ありがたく思っております。
何かほしい物はありませんか、できることはありませんかと
声をかけていただけること、いつも気にかけていただけることを
本当にうれしく心強く思っています。
ただ正直なところ、何をお願いしたらいいのかが
自分たちもわからないのが本音です。
自分たち自身が変わっていくしかないとも思っています。
時間はかかると思いますが頑張っていきたいと思います。
♪♪♪以上、本文引用♪♪♪
現場の先生の悲鳴のようにも受けとれました。
ありのままをお知らせいただいたことを感謝するとともに、正直、どんな返信をしようか悩みました。
2日後、生徒さんたちが書いてくれた手紙が届きました。
♪クロスありがとうございました。とても重宝しています。
このようなものをいただけるとは思いもしてなかったので、これからも楽器をピカピカに大切にしていきたいと思います。
今までも学校に「支援」はありましたが、部活の「吹奏楽」へ来た物としての「支援」でこんなにも気持ちが伝わってきたのは初めてかもしれません。
本当にありがとうございました。
♪この度は、私達にクロスを届けてくださりありがとうございます。
このクロスで毎日、楽器を拭いてきれいにしようと思います。届けてくださったクロスには私達への応援の想いや音楽活動の支援の思いが込められていることを忘れずに楽器を大切に扱って、活動していきたいと思ってます。
それから、被災地を応援をして頂いている事も心に留めておき、その応援に応えられるような演奏、活動を心がけていきたいと思ってます。
私達の今ある個性を生かして、頑張っていきます。本当にありがとうございました。大切に使わせて頂きます。
♪このたびはクロスを支援物資にいただき、ありがとうございました。ぼ金をしてくれてありがとうございます。大切に使います。ありがとうございました。
♪今回はすてきなプレゼントありがとうございます!とてもうれしいです。いただいたクロスで毎日楽器をピカピカにしたいと思います。「私たちは音楽でつながっている」
♪クロスありがとうございました。このクロスは毎日使いたいと思います。これからもがんばります。
♪クロスを支援いただきありがとうございます!!
被災して、私達は今まで普通に楽器が吹けて、すごいことだったんだ、と思いました。
仲間の大切さ、友達の大切さをすごくわかりました。いろんな地域から支援いただき、とてもたすかっています。“どんなにできなくてもあきらめない”が私の目標です。これをしっかりとつづけてがんばりたいです。いただいたクロスで1日の楽器の汚れをふきとりたいと思っています。皆さんとお会いできることを期待しています。
♪みなさん、私たちのためにこのような支援をして下さって、ありがとうございます。私たちはとてもうれしいです。私たちも震災に負けず、しっかりと復興して、もとの福島に戻れるようにがんばりたいと思います。今回は、本当にありがとうございました。
♪はじめまして。この度は、クロスを支援してくださりありがとうございました。とってもうれしかったです。さっそくクロスを使ってみたら、ピカピカにきれいになりました。大切に使いたいと思います。また楽器も大切にします。そしてもっともっと演奏がうまくなるために日々努力して、練習にはげみたいと思います。「私たちは音楽でつながっている」とてもいい言葉なのでつねに心の中にいれておきたいと思います。本当に心から感謝しています。ありがとうございました。
♪今回はこのような素敵なクロスをプレゼントしていただき本当にありがとうございます。「音楽」というものを通してたくさんの方々とつながることができているんだということを、今回、改めて感じました。今年、私たちは3年生になります。最上級生として、後輩たち、部全体をしっかり支えていけるよう、頑張ります。音楽仲間の皆さんからの強いお気持ち、ちゃんと私たちの胸に届きました。これを、私たちは一生懸命に楽しく音楽をやることでお返しできればな、と思います。本当にありがとうございました。
♪このたびはクロスをくださって本当にありがとうございます。顧問の先生からぼ金をしたお金で買ってもらったと聞いたので、そのお金で買ってもらった事をうれしく思います。先生はこのクロスを「高いから」と言っていたので大事に使いたいと思います。本当にありがとうございました。
♪このたびは、クロスをいただき、ありがとうございました。支援物資として被災地のためにぼ金をして買っていただいてとても感謝しています。ここまで被災地の事を考えていただいてるという事をとても実感しました。本当にありがとうございました。
♪このたびは、クロスをご支援いただきありがとうございます。大切に使いたいと思っています。とても嬉しいです。「私たちは音楽でつながっている」という言葉がとても勇気づけられました。音楽と楽器をずっと大事にしていきたいと思います。本当にありがとうございます。
♪音楽仲間の皆様。みなさんの温かい気持ちのこもったクロスを頂き、誠に有難うございます。私達のために、このような文字入りのクロスを作ってくださった事と、音楽仲間の皆さんが私達の事を励ましてくださり、とても感謝の気持ちでいっぱいです。大切に使わせていただきます。これからも皆さんの気持ちにこたえられるように練習を頑張っていきます。
♪先日はクロスを頂き、とてもうれしかったです。ありがとうございました。
私達吹奏楽部は現在、15人で活動しています。人数はとても少ないですが、毎日仲良く楽しく練習しています。こうして支援物資を頂くと、私達はとてもたくさんの人に支えられているんだなと改めて感じます。これからも音楽をとおしてたくさんの人をはげましてあげてくださいね。この恩は忘れません。本当にありがとうございました。
♪この度は、クロスを送っていただき、ありがとうございました。震災後は、学校が始まっても、部活動はできず、楽器を吹く事もできませんでした。
でも、今は、部員みんなで部活動ができることを、うれしく思います。
4月には3年生になるので、たくさんの思い出を作りたいと思っています。ありがとうございました。大切に使わせていただきます。
♪♪♪ ↑以上、鹿島中学校吹奏楽部の仲間たちからの手紙 ♪♪♪
顧問の先生へは、私とのやりとりのメール内容と、生徒さんたちからの手紙を活動報告に掲載してもよいかどうかを確認しました。
今日、頂戴した先生からのメッセージです。
『ご心配いただく皆様に、少しでも今の状況を(よいことも、まだまだのことも)
お知らせすることがお礼の一つになると思いますので、よろしくお願いいたします。』