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 今回のセミナーで強調したのは、腰(含・脚、足)のトルクです。

 武術として伝承された沖縄空手の、心身操作の基本(まあ、極意としても可)は、

 重力落下と、身体内部(含・四肢)でのトルクの掛け方にあります。

 今回は、このトルクに関して記しますが・・・。

 腰のトルクに関しては、これはもう長大な文章になるし・・・、

 記しても、語っても、それこそ禅問答にしかなり得ません。

 
 ですから、本ブログでは、理解のやや簡単な腕のトルクの掛け方を、少し記していきます。
イメージ 1

    (大阪セミナーで、前腕のトルクを説明している筆者=上記のブログより、事後承諾でお願いします)

 わたくしが沖縄での修行時代には、突きの速い人、威力のある人は全て、

 前腕の筋が、傍から見ても「凄い!」っという感じでした。

 でも、素人が良く誤解するような・・・、

 腕(特に前腕)が、異様に太いというものではゼンゼン無いのです。

 ってか・・・、当時TV漫画でポピュラーだった、

 「ポパイのような腕の人間は、ダメだ!」っと、言われていました。

 ここに出てくるポパイとは、https://ja.wikipedia.org/wiki/ポパイのことです。

 日本の会員諸氏や、セミナーに常時参加されている方々なら、もうお分かりのように、

 ポパイのような、ただ(特に)前腕を太くして、腕の重みを増した人間の突きというものは、

 「重い」けど・・・、「遅く」て、相手に当たりません。

 例え、運よく当たったとしても、それは武術としての空手の突きの威力では無く、

 押し込んでいるだけだ。との認識でした。

 でも突きには、速さ、早さは無論のこと、重さも絶対に必要です。

 では、どうするか?

 腕の重さなどというものは、身体自体(あるいは胴体自体)の重さと比べて、

 微々たるものです。

 ですから・・・、武術としての沖縄空手では、この胴体の重さを、

 人間が作り出せる最速の動きである、腕を鞭のようにして動く作用で、相手に繰り出します。

 そして当たる瞬間に、前腕の二つの骨(撓骨、尺骨)を、その間の筋肉で、締め上げて、トルクを掛けるのです。

 このトルクを掛ける動作が、自分の全体重を乗せた突きを補強して、相手に全て放出することになります。

 ですから腕(特に前腕)は、徒(いたずら)に太くなるのでは無く=ポパイは駄目!

 トルクを掛ける動作のために、非常に筋(すなわち細かい筋肉)が際立ったものとなります。

 すなわち、筋肉が良く発達している腕となるのです。

 日本武道、そして沖縄空手(首里手、泊手、古流・那覇手)が、単純(?)なウェート・トレーニングを避け。

 かつ、単純(?)に重い棒や釵を振り廻すことを嫌った理由が、ここにあります。

 さらには、この腕のトルクの掛け方の妙技こそが、「無速の突き」の根本原理でもあるのです。

 彼我の間に距離がある時には、速さ、早さ、そして疾さの無い業・技は、

 無力であり、無用なのです。だって、相手に当たりません=技では無い!

 そして沖縄空手の深淵さとは、このトルクを掛ける動作によって、

 自らの身体が重力落下で得る自重を、筋肉と骨を非常に巧妙に結合させて、

 更なる重みを、神速の速さ・早さ・疾さで行うことを、

 可能としたことにあります。

 さらに記せば、武術としての沖縄空手だけでは無く、

 武術としての沖縄・琉球古武道の棒や釵でも、その心身思想・操作は同じです。

 今回のセミナーを受講された皆さまは、このことを自らの心身で実感されたと思います。

 ですから、「ポパイの腕では、駄目です!」と、いうことなのです。

 まあ、オリーブの腕では、モット駄目かもしれんけど・・・。

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