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感覚は嘘をつく

 前のブログでクロード・レヴィ=ストロースの記した悲しき熱帯の本を取り上げて、その文章を引用しました(じつは前回のブログが、アップする際に途中で切れてしまっており、そのために今回の前半は、少し前回のものと重複します)。

「実存主義の中に開花しようとしていた思想の動向について言えば、それが主観性の幻影に対して示している好意的な態度のために、この動向は有効な思考のまさに反対のものであるように私には思われた。」(赤色太字・新垣)

 っと記して、さらに厳しい言葉が続きます。

「個人の心意にかかわる事柄を、哲学の問題と呼ぶに値するものにまでこのように昇格させることは、結局それが、街の娘っ子のおしゃべりにふさわしいような種類の形而上学に終わってしまう危険を、あまりに多く孕んでいる。」
 っというものです。以上レヴィ=ストロース・著悲しき熱帯川田順造・訳(中央公論新社・2001年初版)P86 より。

 っとすると、われわれが「感じる」、「感動する」などという行為・・・。すなわち、個人の心意に関わる事柄は下手をすると、街中のミーちゃん、ハーちゃんの駄弁り以外のものにはなり得ない。っということです。

 わたくしが、弟子に指導する際に、業・技を出す時に「感じるな!」、「感じようとするな!」っということは、この主観性の幻影とレヴィ=ストロースが記すように、自らの修行の過程によって、感覚は嘘をつと自得したからです。

 しかし日本武道は、日本独自、あるいは日本において飛躍的な発展をみたと同じく、利な直観を非常に重要視します。

 「この直観って、自分の感覚の総体じゃないの?」、「ならば,感覚って、非常に重要なのじゃないか?!」っと思われるかもしれません。 この稿続きます。

                   告知
 国際沖縄空手道・無想会の世界総本部道場で、正指導員を務められていたブライアン・デイビーズ四段による本部直伝セミナーを7月27日に開催します。詳細はここをクリック!
第8弾唐手・佐久川の謎に迫る! Part1 −原初の空手、唐手とは!?− 
What is Tode Sakugawa ? 【新垣清・空手歴史探訪】
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お蔭様で、総視聴者数が、5,000を超えました。
     今後も次々と対談、技術紹介、さらに形の説明、並びに空手の歴史探訪など、
数多くのプロラムを取り上げて行く予定です。

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 今回のブログ題は、「マロニエの樹の根と、熱帯」っと・・・。まぁ〜、まったく訳の分からんものとなっております。
 じつは、このマロニエの樹の根の不気味さが、前ブログで出てきたジャン=ポール・サルトル嘔吐なる小説に出てくる、主題だとしても良いものです。

 なお本ブログで記す書籍などに関しては、ズーッと昔、わたくしが「紅顔の美少年」であった頃に読んだものです。
 そのために、ところどころ記憶に間違いがあるかもしれませんし、後年のナイファンチの修行の結果によって得た心身思想に、無理やり解釈を合わせた可能性も、多大にあるかと思います。
 ですので・・・、文責は当然のことながら、わたくし・新垣清にあります。それらをご了解の上、読み進めてください。

 なお、わたくしの紅顔の美少年は、「厚顔」、または「睾丸」と読み違えのないように、くれぐれもお願いします。

 さて、手元にサルトルの「嘔吐」はありませんが・・・。クロード・レヴィ=ストロースの記した悲しき熱帯の本はあります。
 この人物は、拙著沖縄武道空手の極を記した際・・・。
 心身文化における言語の役割を独学していた時に、非常に参考になった、フェルディナン・ド・ソシュールモーリス・メルロー=ポンティなどとの個人的・学術的交流があり、そのために手元に置いておいたものです。

 ちなみに、アメリカに住むわたくしは、この社会科学の分野においては、まだヨーロッパのそれが、アメリカのそれに一日の長があると思っています。
 アメリカのそれとは、プラグマティズム」の側面があまりにも強く、そのために近視眼的な研究と、それから導き出される結論のみであるっとの想いが強いです。
 まぁ〜、その限界がこの21世紀初頭に、如実に現れ始めている。っと思っていますが・・・。これは、脇道に逸れるので割愛。

 なお、後年(ってか、つい最近のハナシです)・・・。わたくしが唐手・佐久川の移入した15の形クーシャンクーナイファンチの形泊手の形(いま整理中)、それにアーナンオーハン(?)などの、漢字表記を解明する際にも、上記二人の考え方は非常に参考になりました。

 さて、悲しき熱帯の中にある文章を、以下に記します。

「実存主義の中に開花しようとしていた思想の動向について言えば、それが主観性の幻影に対して示している好意的な態度のために、この動向は有効な思考のまさに反対のものであるように私には思われた。」(赤色太字・新垣)

 っと記して、さらに厳しい言葉が続きます。

「個人の心意にかかわる事柄を、哲学の問題と呼ぶに値するものにまでこのように昇格させることは、結局それが、街の娘っ子のおしゃべりにふさわしいような種類の形而上学に終わってしまう危険を、あまりに多く孕んでいる。」
 っというものです。P86 

 国際沖縄空手道・無想会のYouTube動画である、無想会チャンネル第9弾がリリースされました。
 今回のテーマは、唐手・佐久川の謎に迫る!パート2。このシリーズの、第ニ回目です。
 もう弊会の日本国内での普及活動が、弟子たち一人一人の協力、尽力のお蔭で非常に活発になっており、このブログで取り上げるのも必死で付いていくだけ・・。っという有様になってしまっています。感謝です!

 しかし、この動画に関して前回のブログ「活字と動画」で作り方、使い方を間違えてしまうと・・・、知識やインフォメーションが、いわゆる雑学となってしまい、
    感動を、枯渇させる恐れがあるのだ!
 っとなってしまうことに、気を付けなければ為らない。っと、わたくし自身が自戒している危惧を述べました。
 すなわち人間は(あるいは他の動物も)、五感(六感)すべてを駆使して理解するのです。それを目や耳だけの、活字や動画で理解させようとすると、無理が生じてしまいます。
 その無理が、過剰になると「外連(ケレン)」となってしまいます。

 しかし・・・、しかしですよ・・・。
 わたくしが指導する際に、弟子たちが業・技を出す時に「感じるな!」、「感じようとするな!」っと大声を出して(叱咤?)指導します。
 感じることでは、「遅すぎる!」。感じようした瞬間に、「業・技が止まる!」っという、武術にとっての、完全な悪癖であるという面も確かにありますが・・・。

 それ以上に、己の感覚は、嘘をつく!っと、わたくしは自らの修行で学んだからです。
 しかし、お前、新垣清は、「感動しろ!」っと言っておきながら、感動を導き出す覚は、嘘をつくから、信用するな!っと言っている。では、「一体、ナニをすれば良いのか?」っという、当然な疑問が沸くはずです。

 これに関して、弊会の理念と関連しますので・・・。長くなりますけど、チャンと記していきます。

 ハナシは、少し(?)飛びます。
 文化人類学者に、クロード・レヴィ=ストロースという人物が存在します。構造主義で、有名な人です。ってか、祖とされる人物です。
 なお、私見ですが・・・。彼の親族の基本構が、わたくしの尊敬するエマニュエル・トッドに、多大な影響を与えているのではないか?!とも思っています(これは、余談)。

 まぁ、ナニはともあれ・・・。彼が実存主義で有名な、ジャン=ポール・サルトルを痛烈に批判しますが、その批判の萌芽(?)っとなる文章が、レヴィ=ストロースの悲しき熱帯っという本に出てきます。
 その本の中における文章が、「感動」っというか・・・。「感覚」っというか・・・、彼の述べる、  
   主観性の幻影
なるものへの批判が有りますので・・・。次のブログで、記していきます。

第8弾唐手・佐久川の謎に迫る! Part1 −原初の空手、唐手とは!?− 
What is Tode Sakugawa ? 【新垣清・空手歴史探訪】
イメージ 1
お蔭様で、総視聴者数が、5,000を超えました。
     今後も次々と対談、技術紹介、さらに形の説明、並びに空手の歴史探訪など、
数多くのプロラムを取り上げて行く予定です。
お手数でしょうが、「チャンネル登録」も宜しくお願いします。

活字と動画

 国際沖縄空手道・無想会のYouTube動画である、無想会チャンネル第8弾がリリースされました。
 今回のテーマは、唐手・佐久川の謎に迫る!っというもので・・・。このシリーズの、第一回目です。
 じつはわたくし、セミナーの動画撮影などに関して、「???」の気持ちがありました。
 古い人間だから・・・?!。 まぁ〜、そうでしょう。

 だから、動画は苦手?
 イヤ! わたくし、映画大好きですし・・・。
 一時期は、週に三本観てました。大学で映画の授業を取った時には、教えてくれていた教授から「映画関係の仕事(特に、その時は映画評論家として)で、飯が食える可能性もあるよ」と、過剰な評価を頂いたこともあるんですよ(まぁ、当然お世辞でしょうがね)。

 今はメージャーになった、ユタ州のパーク・シティーで例年行われるサンダンス映画祭(当時は、超マイナー)」の記事を、沖縄の新聞に三回に分けて連載したこともあります。その時は、ナンと映画祭はOKINAWA特集だったのです。
 さらに、わたくしの小説を映画化したいということで、このアメリカのユタ州にまで日本の有名な映画監督と、プロデュ―サーが、わざわざ正月三が日に来ていただいたこともあるんです。

 でも・・・。
 当たり前ですが、映画というのは、フィクションです。
 例え、それが「ノン・フィクション」ということを謳っていても、フィクションなのです。
 さらに、このブログを記している活字も、いや言葉自体が、大いなるフィクションです。でも・・・、こんなことを説明しようとすると、本一冊分くらいの分量になるので・・・、割愛!

 真を伝えるには、本来は『不立文字』以外に道は無い!っと、わたくし・・・、ナイファンチの修行の何処かで、開眼してしまったのでしょう。
 その為に、小説を書くなどという行為にも、興味を失ってしまったという側面も、今はあります。

 しかし、この不立文字なる言葉(←これも、フィクションね)自体が、究極の「伝言ゲーム」化してしまう可能性が極めて高い! っという、厄介なモノなのです。
 ってか・・・。東洋の(心身)文化の停滞は、それに因るところが大である! っとまで、わたくしは思っています。 

 言語や動画は、生身の人間の持つエネルギーを完全には伝えることは、絶対に不可能です(断言!=まぁ、当たり前)。
 その伝えることが不可能の最たるものは、生命体としての人間のもつ、バイタリティーだ!っと言っても良いでしょうが・・・。

 しかしそれは、機械でしかない、高速のジェット戦闘機が、スクランブルの際に飛び立つ時。あるいは、サーファーが乗る大きな波の持つ躍動感、高揚感。などなど・・・。無機質なモノにさえ、存在するものです。
 それは、存在そのもの・・・。活動そのモノが・・・、我々の五感(六感)に与える、絶対的な感覚なのです。
 圧倒的な位置エネルギーの存在と、それが動いた時の運動エネルギを、われわれが全身全脳で感じることなのです。

 しかし、それを動画や活字で表現しようとすると、その多くの場合には、所詮は「ナニナニの、様(ヨウ)なモノ」っという、非常に矮小化されたものにしかなり得ないのです。
 確かに、動画や活字は、知識です。インフォメーションです。
 しかし、その知識やインフォメーションが、我々の感覚の動き・・・。すなわち
感動を、枯渇させる恐れがあるのだ!
っと、ナイファンチの修行で己の感覚を、己の極限まで極めようと修行をした自分の魂が、訴えてきていたのです。
 この稿、続きます。
                    告知
          第七回ライアン四段・本部直伝セミナーin東京
国際沖縄空手道・無想会の世界総本部道場で、正指導員を務められていたブライアン・デイビーズ四段による本部直伝セミナーを開催します。
■ 日 時:7/27 (土曜日) 10:00〜14:00(4時間)
■ 場 所:市川大洲ふれあいセンター2階
■ 対象者:非会員・初心者経験者問わず参加歓迎
「本部直伝セミナー」には、未会員の方もご参加いただけます。ご参加される前に、下記のメールにてご連絡ください。会場都合により日程変更などの際には、メールにてご連絡を差し上げます。
連絡先:karateyoga119@gmail.com
■ 費 用:会員:1,000円 / 未会員:5,000円
■ 服 装:動きやすい服装。(道着があればご持参下さい。)
■ 持参物:雑誌ミット(突きの練習に使用。週刊漫画雑誌等をガムテープで巻き、補強したもの。)
第7弾・ナイファンチ・ローハイ・王師の形・徳嶺の棍【ブライアン四段・無想会】
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お蔭様で、総視聴者数が、5,000を超えました。 

嬉しい訂正と、その他

 本来ならば、本ブログは武士・松村こと、松村宗昆が中国から自ら持ち帰り、さらに自らの手で日本剣術の心身思想によって変革し、沖縄武術、日本武道の一つとしての形とした、ごじゅうしほ(五十四歩)の形に関して、記さなければ為らないのです。

 特に正中線っと、演武線っという、卓越した日本武道(主に剣術)の心身思想の基盤となる部分を、如何に徒手格闘の武術である空手というもに取り入れ、自家薬籠中のものとしたのか!? 
 っという、武術として伝承された沖縄空手の基幹となる部分を、説明したいのですが・・・。

 いま国際沖縄空手道・無想会の、日本国内における普及活動が非常に活発になり、そのための告知などをしなければなりません。
 正中線演武線などの話題はまた、後程っということで、勘弁してください。

 まず無想会チャンネルに、新しくニ本の動画が、アップされました。
 その内の一本が、弊会の世界総本部道場で撮った、正指導員のブライアン四段による演武です。
 なお、7月27日に開催される予定の、下記の「ブライアン四段・本部直伝セミナーin東京」の開催開始時刻は、嬉しいことに12:00からのが、10:00開始に変更となり、14:00までの、都合四時間と変更になりました。

 弊会の技術の習得においては、四時間などという時間は、文字通り「アッ!」っという間ですが・・・。ユックリ・ユックリ、徐々に時間を掛けて学んで行ってください。

 なお、遠方から飛行機や新幹線などを利用して、参加なされる方もいらっしゃる可能性も非常に高いので、一言・・・。

 ご自宅から、セミナー会場の千葉までの道のりが遠くて、少々遅刻した場合でもゼンゼンOKです。
 さらに、非会員の方も大歓迎です。
 来て下さる。ご参加してくれるだけでも、主催者側としては大歓迎ですので、遠慮なさらずにドンドン奮ってご参加ください。

 大言壮語するようですが・・・。

 わたくし・新垣清は、二十一世紀においてその限界を見せ始めた、世界を覆いつくす西欧文明の限界を打破するために、東洋の文化をそれに激突させて新たなる文明を創出する以外に、人類の生きる道は無いと思っています。
 その東洋における心身文化の一翼を、武術というものが担うことが可能であり、そのためには「武術として伝承された沖縄空手」の再興を果す必要がある。

 その先駆けとなるのが、弊会の理念であると思っています。 
                   
                   告知
          第七回ライアン四段・本部直伝セミナーin東京
国際沖縄空手道・無想会の世界総本部道場で、正指導員を務められていたブライアン・デイビーズ四段による本部直伝セミナーを開催します。
■ 日 時:7/27 (土曜日) 10:00〜14:00(4時間)
■ 場 所:市川大洲ふれあいセンター2階
■ 対象者:非会員・初心者経験者問わず参加歓迎
「本部直伝セミナー」には、未会員の方もご参加いただけます。ご参加される前に、下記のメールにてご連絡ください。会場都合により日程変更の際にはメールにて、ご連絡いたします。
連絡先:karateyoga119@gmail.com
■ 費 用:会員:1,000円 / 未会員:5,000円
■ 服 装:動きやすい服装。(道着があればご持参下さい。)
■ 持参物:雑誌ミット(突きの練習に使用。週刊漫画雑誌等をガムテープで巻き、補強したもの。)
第7弾・ナイファンチ・ローハイ・王師の形・徳嶺の棍【ブライアン四段・無想会】
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お蔭様で、総視聴者数が、5,000を超えました。
今後も次々と対談、技術紹介、さらに形の説明、並びに空手の歴史探訪など数多くのプロラムを取り上げて行く予定です。宜しければ、「チャンネル登録」も宜しくお願いします。

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