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最近、本を読んでいません。
体力、気力が続かず、集中力も全く湧かないのです。
せいぜい、レンタルカート専門ブログを更新して、バタッと、ベッドに倒れ込むような生活。
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家から一番近いのがJR明石駅。そこには市民図書館があります。
最近図書館でのお楽しみは、もっぱら『児童図書コーナー』です。
最近気になっている自転車について、児童図書コーナーで調べました。
もう、なんで、こんなに親切なんだろう!!
なんて、わかりやすくて楽しいんだろう!! バカバカしくって、人生のため息をうだうだ書いているような純文学など、もう、どうだっていいや、って感じになります。
最近では、山岳救助ボランティアを描いた漫画『岳』にはまっていることはすでに書きました。
何回読んでも楽しいです、この漫画。
それに作者の石塚真一さんはいまジャズを漫画で表現することにチャレンジしています。
それが「BLUE GIANT」
これも楽しいですね。
ジャズの生演奏とか、アコースティック系の音楽がお好きな方は、読んどいて損はないです。
大ヒットした
「のだめカンタービレ」のジャズ版と断定してしまうのは、作者に失礼でしょう。
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それにしても、なんでこんなに「小説」だの、「文学」だのが、面白く無くなってしまったのか?
書店で新刊本を手に取るときのワクワク感がなんで失われてしまったんだろう?
それは僕がうつ病で、なおかつ双極性障害も抱えてて、処方された薬を飲んでいるせいで、ただただ、ぼんやりしていているからか?
それとも、根本的に、年齢のせいなのか?
「もう、オマエには感受性、感性が枯渇しているんだよ」
という、恐ろしいような天の声さえ聞こえてくるような日々です。
そんな不安感の中、自分は、『物を書く人間』としての自意識と誇りをまだ、持てるのだろうか?
もう、両手バンザイ状態なんじゃないか?
ふと、そんな風にも思えて来て、これはもう、恐怖ですね。
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僕は本が読めない。
確かに本が読めません。
ひさしぶりにサイモンとガーファンクルの「スカボローフェア」を聴きました。
英語圏でのある種の呪文のような「言の葉」
「パセリ、セージ、ローズマリー、アンド、タイム」
以前村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」という小説の書き出しがとても気に入って、あれよあれよというまに全巻読んでしまいました。
この長編小説には二筋の水の流れのようなものがあります。
一つは主人公の失踪した奥さんへの愛情
二つ目は現代、昭和日本の暗闇。戦争の記憶。愚劣極まりないノモンハン事件。
血塗られた日本の歴史の暗部です。誰も語りたがらない。
この愛と流血の物語が並行して語られてゆく。
ぼくは「ねじまきどりクロニクル」を途中まで読みながら、ハッとしました。
「これって、もしや、サイモンとガーファンクルのあの曲から……」
予想は的中しました。
小説の中についにあの魔術的な言葉が出て来ました。
「パセリ、セージ、ローズマリー、アンド、タイム」
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村上春樹さんはきっと、スカボローフェアを聴いたことでしょう。
そして、英語圏で生活した村上さんは、この「おまじない」の言葉がどこかにひっかかったのでしょう。
深いふかい、精神の井戸、心の奥の井戸に降りてゆくような作業をへて、
「ねじまき鳥クロニクル」という小説は完成したのだろうと思います。
実際に主人公は枯れた井戸の中に閉じ込められる経験をします。
そのときに「井戸抜け」という極めて特異な精神のワープを体験します。
僕も
「パセリ、セージ、ローズマリー、アンド、タイム」
呪文を唱えながら、再びこの小説を読んでみようかな、と思い始めています。
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2018年06月22日
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