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***数字と結果を求める夢幻の熱狂、AKB総選挙***
第5回AKB48選抜総選挙から一週間が経ちました。 指原さん一位ということでおめでとうございます。 さて今回の総選挙。 総投票数264万6847票。 昨年のほぼ2倍にふくれあがったそうです。 この投票数を試しに日本の人口1億2779万9千人で割ってみます。(総務省調べ、平成23年10月1日現在総人口) 264万6847票÷1億2779万9千人 結果=0.0207 つまり、日本国民の2•07%の人が投票したという事になります。 わざわざAKB総選挙のために、お金を出して投票券付きCDを買って、投票しようとする人は、今、2%存在するという事。 実はこれ、大変な事なんですね。 話しは飛びます。 僕が住宅営業マンをやっていたときの事。 団地なんかによくあるでしょ。 ポストに入っているチラシ。 あれ、僕、やってました。 そして、飛び込み訪問。 やり方なんですが、まずは団地の最上階に上がります。 それから下の階に向かって、一軒一軒しらみつぶしに訪問を掛け ていく訳です。 全く見ず知らずのお宅の玄関のブザーを押す。 「こんにちわ、**ハウスの、のぶりんでございます。いま、キャンペーンでこちらの地域、ご挨拶に……」 「ガチャン!!」 いきなりドアを閉められます。 門前払い。 セールスお断り。 こういうのを、今も超大手ハウスメーカーは、飽きもせず営業マンにやらせてます。 さて、僕たち、営業マン仲間でよく言われるコトバがありました。 「センミツ」 意味分りますか? 1000件訪問して、見込み客として引っかかってくるのは 3件。だから「千三つ」 その3件だって、見込み客であって、契約に結びつく訳ではありません。つまり、見込み客発見率はだいたい、0•3%であるということです。 それから比べれば、AKB総選挙の投票総数の、確率の高さは驚異的な数字という事です。 あくまで僕の営業マン時代の経験と勘なんですが、商品を買うという「アクションを起す人」は「商品を知っている人」の1000分の1から100分の1の確率です。 今回のAKB総選挙では国民の2%が投票した計算になります。 日本国民100人に2人が投票した計算です。 これは、逆算しますと、AKBというアイドルグループを日本国民、ほぼ全員が「知っている」状態になった事を示している、と言えるでしょう。 その人気は今、飽和状態にある事を示しています。 そして、購買行動を起こしたのは、そのうち百人に二人であったという事です。 また、これも僕の営業経験から来る「ヤマカン」ですが、投票総数は、あと1%は伸び代があると思います。 つまり、383万票程度まで伸びる事は充分予想出来ます。それ以上はかなり困難でしょう。400万票はまず難しいと思います。 なお、AKB総選挙でよく問題にされるのが、一人で何票も投票可能であることです。 コアなファンになると、それこそ一人で百枚ぐらいCDを買って、百票投票するケースもある様です。それを考慮にいれると、日本国民の2%が投票したという数字の信憑性は、いかがなものか?という意見もあるでしょう。 もしかすると、投票した人の総数は、実際にはこの半分、あるいは十分の一なのかもしれません。 ただ、営業マンをやっていたときの、僕らの常識からすると、やはり、飛び抜けて高い数字である事に変わりはありません。 営業マン時代、夢か幻の様な、数字の幻想を、ただやみくもに追いかけていた頃がありました。 それが毎月、毎月つづきます。 今も、かつての僕のように、多くの営業マン達が、夢、幻、かげろうのような「結果」という数字を求めて、街をさまよい歩いているのでしょう。 僕には彼らの辛さ、こころを切り刻まれる様な痛みが、よく分かるのです。 AKB選抜総選挙を観ながら、投票によって格付け、順位が決められると言う、シビアな世界に生きる彼女達のハートに強さに、感慨深いものがあるのです。 |

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