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ジュリエットからの手紙 ***50年の時を隔てたイタリアの恋物語***
イタリアは一度でいいから行ってみたいと思う。僕のあこがれの国だ。 何よりも家族を大事にし、大いに食べて飲んで。人々が働くのも暮らしを、そして人生を楽しみたいから。そして美しい建築物。カラーコーディネートのお手本の様な街並。そこに住む人達の美的センスの高さ。 この作品の女性主人公ソフィーはニューヨークに住んでいる。某有名雑誌社の調査員だ。 いつかは自分も一人前のライターになりたいと、掲載されるあてもない記事を書き連ねている。彼女やその周りの人の仕事ぶりはいかにもニューヨーカーである。
そんなソフィー以上にせせこましくて、忙しく働いているのが彼女のフィアンセである。もうすぐ結婚するというのに、彼は自分のイタリア料理店をオープンさせる準備で夢中なのだ。そんな二人が婚前旅行でイタリアのヴェローナに行った。そこで彼女が目にしたのはジュリエットの館。あのロメオとジュリエットの物語の舞台。そこには世界中の女性が訪れる。そして恋の悩みや願い事などを書き連ねたメモを壁に貼付けて行くのである。その悩みの手紙には、なんと返事が届くようになっている。 近所の世話好きのおばさん達が、せっせと返事を書いているのだ。それを知ったソフィーは、自分も返事を書くのを手伝ってしまう。彼女はある古い手紙を壁の中から発見する。それは紙も茶色く変色した50年前の手紙だった。 彼女は丁寧に返事を書いた。するとあろうことか、その50年前の「少女」クレアが、イケメンの孫を伴ってジュリエットの館に現れたのだ。ソフィーは手紙を書いた責任を感じ、50年前の恋人を捜す旅に出かけるのだった。 とここまでがこの映画のエピローグである。この後ロードムービー仕立てで映画は進行して行く。その訪れる先々のヴェローナ地方の美しい風景も楽しい。イタリアのお母ちゃん達はうまそうな料理をしこたま作る。そのパワフルな姿に微笑ましくなってくる。 作品の終盤になって気づいたが、この作品もしかすると、あの「幸せの黄色いハンカチ」をモチーフにしているのでは? と思ってしまった。 まぁその辺りは皆さんご覧になってご自分でご判断頂きたい。 「恋愛に年齢は関係ないんだよ」 「恋するチャンスは逃しちゃダメだよ」とイタリア的な楽観主義と大らかなハートでこの作品は観客に語りかけてくる。 イタリア大好きな人やハッピーな気分になりたい人にはおすすめの楽しい作品だ。 監督 ゲイリー・ウィニック 主演 アマンダ・セイフライト、クルストファー・イーガン 製作 2010年 アメリカ 上映時間 105分 |

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