Gのノートブック

つれづれなるまゝに、日ぐらし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば・・・。

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イメージ 1エンジェルス弦楽四重奏団

・・・ハイドンは1781年にまったく新しい手法で「ロシア四重奏曲」作品33を書いた。彼はソナタ形式を第1楽章のみに用い、主題の展開が転調と結びついて、ソナタ形式の展開部を支配するようにした。ここで第1ヴァイオリンの優越性を棄てて、すべての楽器が均等に旋律を分担している。伴奏声部や補充の声部ですら主要な主題からとられたモチーフによっている。緩徐楽章主に三部形式(ロマンツェ)にもとづいて、展開部の代わりに対照的な中間部をとりいれている。そして終楽章はロンド形式に戻る。ハイドンの新しい試みのひとつは、(第2楽章に)伝統的なメヌエットの代わりにスケルツォを用いている。いわゆるウィーン古典派様式の確立である。
モーツァルトが1781年から85年にかけて6曲の弦楽四重奏曲を書き、ハイドンに捧げたことは周知の通りである。モーツァルトはメヌエットをスケルツォに代えるようなことはしなかったが、ハイドンの「ロシア四重奏曲」から大いに影響を受けたことはたしかである。
                             高橋英郎「モーツァルト」より

第38番変ホ長調Op33-2は「ロシア四重奏団」の2曲目の作品。「冗談」というニックネームがついた所以でもある、終楽章の意外な終わり方に特徴がある。真面目な中にもユーモアあふれるハイドンらしい作品だ。
エンジェルスQの明朗な演奏がこの曲にぴったり。

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