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『仏果を得ず』 「仏果(ぶっか)」とは、仏教の用語で、修行を積んで得られるもの(悟り)のことです。 この本の主人公は、文楽の義太夫の修行を積んでいる30歳直前の男。 文楽の話の解釈に悩んだり、 師匠の浮気のフォローをしたり、 個性的すぎる相方に振り回されたり、と、 なにかと大変ながらも充実した日々を送っています。 それに、恋だってするのだ。 読んでいて面白いな、と思ったのが、 師匠の言う事には無条件に従う、というのではなくて、 「えー」とか 「いまのは俺を殴るところやないですやん!」などと ちゃんと(?)言いたいことは言ってるところ。 なんだか、こういう師弟関係っていいな、と思います。 物語の中に「女殺油地獄」「心中天の網島」「仮名手本忠臣蔵」などが さりげなく説明されていて、 作者の、それらの物語に対する考え方がよくわかります。 文楽に興味がなくても、普通に若者の成長物語として楽しめるので、 図書館ででも見かけたら、一度手にとって見てくださいね。 この本を紹介して下さったkuriさん、
本当にありがとうございました!!!<m(__)m> |
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2010年07月17日
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