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次は自殺願望者向けではありません。
余命の時間が迫ってきた方、そしてその側にいる方に。
「美しいこの世の遠足が終わる日。行って、美しかったと言う」
今 貴方は何処にありますか?
まず貴方が何処にいるか、探しましょう。
横になってください。横になれない方はどんな姿勢でも構いません。
目を閉じます。
体の力を抜きます。
足指先を感じてください。感じますか。感じる貴方を認識してください。
今回はひざを感じてください。感じない場合には動いてみてください。感じる貴方を認識してください。
お腹、胸、性器、お尻、指、耳、目、鼻、口、身体全部を感じて見てください。
ゆっくりそれを感じる貴方を認識してください。
今、貴方の体を認識している本当の貴方は何処にいますか?
貴方の体を認識している本当の貴方が何処にいるかを認識しながら、足指先から全身を感じてください。
本当の貴方は体の何処にありますか?
脳にありますか?
頭を少し回して脳の重みを感じてみましょう。脳を感じる間、貴方は何処にありましたか?
脳と目の間ですか?
目を少し両手で押しながら、頭を振動させ、脳を感じてください。
あそこにも貴方はありません
貴方は物としては存在していません。
貴方は今の身体を借りているだけです。
次は貴方が貴方の体から抜けてからのことです。
貴方は身体の何処かにいます。しかし何処にいるかは分かりません。
貴方が体から抜けていくと貴方は湯気のような形の塊になります。
目には見えません。最初は塊になっていますが、どんどん薄くなります。
まるで高い煙突に出る湯気と同じです。どんどん広く薄く空気中に広がります。
しかし貴方が無くなることはありません。心配しないでください。
貴方は空中に広がります。どんどん広がって宇宙にまで広がります。
そして宇宙に充満します。
だが、貴方自体が薄くなることはありません。
宇宙が想像出来ない方は自分の部屋が宇宙だと思っても構いません。
ついついに貴方は宇宙にいっぱいになります。
今からは大変なことが起こります。
時間が貴方の範囲内で動きます。
満物が感じられます。
そして悲怒愛楽を同時に感じられます。
他我の分別が無くなり,感情と感覚が満物と一緒になります。
これまでは混沌の世界でしたが、段々安定期に入ります。
貴方は存在するものすべてを感じます。
そして満物に吸い込まれ満物と貴方が一緒になります。
満物と貴方の区別が出来ません。貴方は安定します。
しかしここから貴方が貴方だと認識する貴方は無くなります。
即ち、貴方は存在しながら存在しないです。
「無中有」の存在で安定します。
この状況が今の貴方には考えられない位長い時間続きます。
これが貴方の死の世界です。
体から貴方が抜けるまで、「無中有」を考えてください。
貴方は今、楽しい遠足が終わって家に戻ろうとしています。
遠足の友達に別れの挨拶してください。友達もすぐ貴方と
一緒になります。話が出来ない方は心だけでもいいです。
隣に誰もいないですか?構いません。
木、鳥、光、塵、皆に挨拶しましょう。
皆貴方です。
一生、楽しかったですか?
苦しみも、楽しみも、全部美しいことでしたね。
今から貴方は平穏な貴方の家に戻ります。
さようなら。
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