天地の超常現象

日本国とは何処にあるのか?霞ヶ関?永田町? それは1億国民ひとり一人の頭脳の集積が日本国なのだ〜^^。

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  ジャーナリスト同盟通信

 本澤二郎の「日本の風景」(401)

 <止まらない右翼路線>

 国民は、政権選択において右翼政権からリベラル政権へと舵を切った。明治からこの方、

官僚が実質主導してきた政治を否定するという歴史的な大転換をしたことになる。

それは自民党から抜け落ちたリベラルな政権の誕生でもある。さしずめ三木内閣か大平内閣のような

鳩山政権である。だが、正にそれゆえに政権転覆工作がマスコミと検察双方から狙い撃ちに

されてきている。結果、鳩山―小沢体制は政権発足前から厳しい試練にさらされている。

数か月に渡っての検察とマスコミによる激しい民主党攻撃によって世論は著しく変動している。

これこそが右翼路線そのものの日本である。「ドブさらいする」との民主党公約を

断行していないことも、内閣支持率の低下に拍車をかけている。

 2つの最強権力からの連日の攻撃である。内側からの捜査機関、外側のマスコミとで、

情報のわからない市民の判断を狂わせている。むろん、背後の官僚機構が政権転覆工作の

黒幕である。

 リベラルな政権の継続を許さないとの覚悟を見て取れる。左右両翼政党も連携して

民主党連立政権の打倒に躍起となっている。特に右翼・官僚・マスコミという異様な構図を

読み取ることも可能である。マスコミとてただでは動かない。潤沢な活動資金を受け入れている

ことを裏付けていようか。黒幕・財閥の暗躍も。

 鳩山政権はアジア重視・日米対等・核廃絶・環境問題・弱者配慮といったリベラル路線を

打ち出していながら、こうした政策運営にマスコミは冷淡である。「記者クラブ制」の弊害に

関心を示す政府与党に対して、記者クラブによる会見報道を独占してきた新聞とテレビが政府与党に

批判的になっている、との解説もあるが、実際のところ根はもっと深いだろう。

 経営難も右傾化にどっぷりと浸かってしまっているマスコミ界の事情なのである。

72年当時とは逆転している報道姿勢である。

<おかしいNHK>

 血税も投入されている公共放送のNHKの番組からしておかしいものが目立つ。官僚機構と財界の

影響を受けている証拠を、なんとなく感じられる。「英BBCを見習う」という目標も

到底実現していないNHKである。

 このところの気になる番組は、明治を礼賛する歴史ものを制作し、これを大々的に流している。

これを民放までが追随している。出版界も、である。

 右翼的な小説家の書いた明治を礼賛する「坂の上の雲」とかいう小説を、NHKは大がかりに

宣伝して茶の間に流している。造られた歴史小説・歪曲化された史実を平然と

家庭に流し込んでいる。右傾化路線を、映像を通して浸透させている。

 歴史の真実を多くの国民は知らない。

 今も宇都宮徳馬の一言を覚えている。「明治にもいい芽があった。しかし、それは樹木に

育つことはなかった。改めて明治の歴史を研究する必要がある」と。

 ご存知、明治以降の歴史は皇国史観そのものである。そこに戦争と侵略・殺戮へと連動して、

遂に破綻して国破れて山河あり、の敗戦を迎えた。とても礼賛できるような天皇絶対制の

明治ではない。客観的な史実は、宇都宮が指摘したようにまだ不十分だろう。少なくとも文科省が

主導する歴史教育には、こうしたおぞましい史実に蓋をしてきた。それどころか教えないように

してきた歴史教師ばかりだった。筆者でもその被害者だった。隣国との関係が改善しない理由である。

<明治維新に英国の策略>

 NHKには、明治史について客観的な認識も理解もなく財界や官僚出身経営陣に言われるままに

制作しているのだろうか。史実を伝えない、歪曲史をあたかも歴史の真実として報道する姿勢を

許すことはできないだろう。NHK史の危うい一面である。

 こうしたNHKの報道は明治維新の功労者として崇めてきた「坂本竜馬」にも焦点を当てた

ドラマをも、これまた「坂の上」に並行して家庭に送り込んでいる。何故に脱藩したのか、

何故に長崎に入り浸ったのか、何故にピストルを持っていたのか、についての検証は

ないようである。尊王攘夷論がどうして尊王開国論へと変身したのか。

 多少とも、当時の時代状況を知ればわかるだろう。列強との接点である。徳川幕府の鎖国政策に

風穴を開けようとしていた欧米列強の存在である。「日本人同士の戦い」を策す欧米列強が、

坂本らをけし掛けたものである。

 日本内戦による武器輸出が欧米の狙いにあった。倒幕派には近代兵器が揃っていた。

徳川敗北はこうして決定的となった。近代兵器を手にした地方の下級侍が倒幕に成功した

背景である。こうした科学的客観的な歴史を誰かが教えているだろうか。

 坂本暗殺は内戦を仕掛ける英国に反対したからである。江戸城の無血開城はイギリスにとって

暴利を失うことだった。坂本らは英国など列強を利用して倒幕に成功した。他方、

列強らは坂本ら血気盛んな下級武士を手名づけて倒幕、それも尊王開国に成功したものである。

 日本独自の民主化への革命ではなかった。ここにさらなる歴史の悲劇を到来させることに

なるのである。

<日清・日露戦争の黒幕>

 すなわち欧米列強の次なる策略は、日本人同士の殺し合いから、アジア人同士の戦争へと

波及させることだった。「眠れる獅子」と言われた清国との戦争である。巨大な国との

戦争にも欧米、特にイギリスの策略が存在していた。だからこその大国との戦争となった。

 イギリス公認の日清戦争なのだった。アヘン戦争で香港を植民地化したイギリスのアジア戦略は、

天皇絶対制の日本をダシに使っての中国侵略という側面を見逃してはならないだろう。

 アングロサクソンの世界戦略は今日、ロンドンからワシントンに移ったが、やることはいかにも

規模が大きい。明治政府を操るロンドンである。それに飛びついた愚かな官僚と軍国主義者が

東京にも現れた。戦争で財閥化する強欲な資本家も背後に存在した。哀れ、地方の青年の命で

あろうか。虫けらのように利用される若者に対して、官僚は論語を用いて天皇に忠誠を尽くす

日本男児の育成に成功した。教育勅語である。これらの政策は皆官僚によって造られるのである。

 日清戦争についで、今度は欧米の大敵・ロシアとの戦争である。日本単独で

こんな大それた戦争など、たとえ軍国主義者が勢ぞろいしても、神風が吹いても

決断できるものではない。ロンドンの策略と東京の策略の同時進行なのである。

 筆者はこうした分析を宇都宮から学んで知った。

 アングロサクソンの謀略と日本軍国主義の連携が、中国侵略の背景にあったものである。

そのあまりにも凄まじい侵略に欧米が態度を変えてしまった。天皇制国家主義を操る官僚は、

対抗して欧米と対決するナチス・ドイツとムッソリーニのイタリアと3国同盟を結んだ。

こうして破局へとまっしぐらに突き進んでしまったのである。

<隠されている明治史>

 アングロサクソン、ついでナチス、戦後はワシントンに支配される「独立国」という日本を、

内外政策面で確立してきた官僚政治が、これまでである。民主党はそこから離脱すると公約して

政権を担当した。官僚の総力を挙げての攻防戦が繰り広げられている日本政治が、今なのである。

 右翼・官僚政治との戦いは、正に明治以降の歴史的な革命戦争と位置付けられるのである。

 ともあれ、日本国民は歴史の真実から遠ざけられてきている。歴史に蓋を掛けるテレビの宣伝を、

NHKが率先先導する日本マスコミということになる。隠される明治・歪曲明治を売り込む

公共放送に無抵抗の日本人ということなのだ。

 このことに何人の日本人が感じているのであろうか。民主党でさえ気付いていない。

鳩山も小沢も岡田も菅も、知らないのである。普天間問題や金の問題できりきり舞いするだけの

民主党だからである。

 じっと立ち止まって今何が起きているのか。冷静沈着に判断する人物がリベラル政権に

欠けている点である。

2010年3月8日13時45分記

    (分ってんのは、小沢だけか〜ウムム・・・)
                          

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閉じる コメント(2)

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官僚をやっつけられるのは、大多数の国民の支持と、小沢さんだけであるが・・・・・大多数の国民はすでに特高検察とマスコミの餌食にされて、操られてしまっていて、小沢さんさえも、検察にお辞儀をしてしまった。
後に残るのは、円の紙切れ化を待つ虚無の世界だけである。
検察、警察、宮内庁はしぶとく生き残り、やがて官僚たちはジワジワと息を吹き返す・・・・そんなシナリオが見て取れる・・・・・
その前に、日本が終わるか・・・・・アメリカが終わるか、競争だ・・・・

2010/3/10(水) 午後 8:23 [ ara*2*66 ] 返信する

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こんにちは。
国権国家からすぐには、民権国家にはなれないって事ですかねえ。
時間との戦いも。
板垣退助は海外旅行を勧められて、消えて行きました。

2010/3/11(木) 午前 8:54 [ gann ] 返信する

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