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川柳集 「饂 飩」 その1 饂 飩
饂飩と漢字で太く書いてあり
大福食べながら性善説を言う
大阪のパーティーねぎと蛸きざむ
甘口やねえと彼女もいける口
千切りのキャベツしゃきっと春の水
こんにゃくに出汁がしみてるガード下
かつお節が邪魔どすなあと京女
ビールでもあればと試食して買わず おいしいと言うまでじっと見詰められ
つぶあんなら僕がこしあんなら君に
つぶあんで菊の御紋の最中なり
怒ったらばきっと折れるソーセージ
噛んでみてなまこは固いものと知る
秋刀魚用に買ったお皿が邪魔になる
右左順番があるたこ焼き屋
こんにゃくではあるが背中と腹はある
その2 漢方薬
これはあれですと漢方薬の店
ぼけるとこなのに正解してしまう
おなじみのギャクで関西人こける
ケータイでこそこそしてる春の虫
この家の猫と思えぬ行儀良さ
急に言わないでまつ毛が取れるから
ごめんやしておくれやっしゃと京の伯母
底冷えへ一見さんはお断り
情報が漏れたかゴキブリがいない
犬の顔飼い主の顔犬の顔
姑から電話昼寝を片づける
散らかってますがとお座布裏返し
せんべいへお辞儀する鹿しない鹿
くらげを見ているわたし疲れているのかな
仮面ライダー市民ホールへやって来る
ヴィヴァルディー流れ虫歯を削られる
立ち話が続くからすが鳴いている
その3 結び目 シロツメクサ結んでくれたお姉さま
結び目は父メモには母の文字
思い出の歌も二番はラララララ
男性不要論女子会盛り上がる
おばちゃんの飴は何でも聞いてくれ
これは川柳ですと俳句が何を言う
くしゃみしただけでおまけはありません
湯加減を問われ危うく目を覚ます
男の子祭と書いたじんべさん
ハルカスの影もPM2・5
靴下の左右が違うお父さん
悪友はすぐ名案を思いつき
昼寝して痩せたいと言うお母さん
スカートのホック楽観的だなあ
楊貴妃へクレオパトラの目が尖る
父さんの薬はそこへ置かないで
美しい人のあくびを見てしまう
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川柳集「饂飩」
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