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先日、日本酒のつまみにしようと、イカの塩辛を買ってみた。
家で食べてみて、ミョウな気がした。
全然塩辛くないのである。ひどくがっかりした。
こんなところにまで「減塩」「低塩」ブームの波が押し寄せているのだ。
売るほうも、おそらくは、本来ならばこんな程度の塩分では済まない食品であることは分かっているはずだ。ただ、昔ながらの塩分で作っていては、消費者に売れないから、売るためには、やむなく消費者に迎合し、昨今の健康嗜好にあわせていますよ、ということを標榜しているのではないか。
梅干もしかりだ。こちらも元来はしっかりと塩分を使い、日持ちをよくさせる食品であるところ、減塩化の波に押され、漬物研究家の方々のレシピも、塩を減らす代わりに焼酎などを使う工夫をしていた、と思う。
しかし、私はこれらに大いに異議がある。
塩分を気にしている人、あるいは、塩分を減らすよう医師から言われているような人たちは、最初から、それらの食べ物は「この世に存在しない食品」とでも覚悟して、一切食べないようにしなければならないものなのである。それらは、もともと、高い塩分をもって正しく作られる食品なのだ。最初に述べた塩辛も、冷蔵庫に入れてはおいたが、ほどなく味が変になってきたので、残念ながら捨ててしまった。
こうなると、私ら消費者にも責任があるようだ。
あらゆる食べ物に対して、何がなんでも「減塩」「低塩」をメーカーに押し付けてはいまいか。
塩分の高い食べ物はごく少量にし、1日3食全体の摂取量をトータルで考えて食事を取るべきである。梅干とか塩辛とかの1点の塩分だけを眼の敵にして解決できる話ではない。
いつだったか、雑誌の健康相談で、
「私は梅干が大好きですが、高血圧により医師に止められています。そこで、低塩梅干をつくって沢山食べたいのですが」
という相談が載っていた。
おいおい、低塩にしたって、「沢山」食べたら元も子もないだろ。
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その通りです。塩は塩味を付けるだけではないのですよね。漬物などは最たるもので濃い塩に漬けることで浸透圧の関係で最初に入っていた水分を出し切ってしまうのだそうだ。唐墨の取材での聴いた事です。ですから日本古来の正しい作り方には理屈があるのです。酸っぱい梅干なんて梅干じゃない。私はしっかりと味見をしなければ買わないことにしている。何でもかんでも健康志向これは「一種の病気です」健康希求病です。
高血圧は一概に塩の取り過ぎだけではないはずです。
ましてや梅干に罪は無い。食べすぎは何でも駄目です。
私と桃実さんは絶対にツボが同じです。まあ横恋慕はいけませんがね(笑)
2008/7/3(木) 午後 8:03
始めまして、関連から来ました。このブログいくつか読ませていただきましたが、論旨が明快で文章も分かりやすいし、いいですね。がんばってください。
2008/7/12(土) 午前 6:17 [ 栓次郎 ]
TBありがとうございます。
全く同感です。
2012/8/1(水) 午後 10:52
TB、ありがとうございました。
シャケが昔に比べまずくなったように気が・・・
冷凍技術がなかった時代は塩で保存期間を長くしましたが、そのほうがはるかに旨い!
サ−モンというものとは別世界の認識をしています。
2017/7/25(火) 午後 1:17