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某政治家がアメリカを訪れたとき、
「私は典型的なA型人間でして」
と、おバカなことをのたもうたそうだ。英語で「A型人間」なんて言うわけないじゃないか。
最初に断っておくが、私は血液型占いなんてこれっぽっちも信じていない。ABOなんて分類は、数ある血液型分類の1種類にか過ぎないし、そもそも、ABOという型には、人の性格を左右する因子などないのだ。
ところが、であるが、なんとなんと、わがアメリカ人夫は、40歳で日本に来るまで、自分の血液型を知らなかった。
結婚当初、私は腰をぬかした。
「なんでー??日本人は、赤ちゃんが産まれると、すぐ血液型を調べるくらい、血液型を知るのは絶対のことなんだよ!」
と私が言っても、「ケッ」などと言ってごまかしている。聞いたところ、アメリカでは、死ぬまで血液型なんか知らない人がゴロゴロいるそうだ。だから、日本人が挨拶代わりに血液型を聞く行為は非常に奇異に聞こえるし、答えられなくとも不思議な話ではないという。
しかし、いくら血液型占いに興味がない私といっても、万が一事故にでも遭い、輸血が必要になったらと思うと、彼を「献血センター」に引っ張っていった。無料で血液型を調べてくれるからだ。
最初に、比重を調べるため、少量の採血から始めるが、看護婦さんに、
「血液型は何ですか?」
と聞かれたとき、夫に代わって答えられなかったのがちょっと恥ずかしかった。
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