桃実 says

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あえて、「捕鯨」の書庫に入れようと思う。

昨日、会社帰り、赤坂駅から千代田線に乗った。3人掛けの席の一番左が空いていたので座ったが、隣の隣のふくよかなオジサマの顔と話し声で、すぐ「あ、小泉先生!」と思った。
日本経済新聞の夕刊に週イチで連載している食べ物コラムのファンも多いことだろう。「味覚人飛行物体」などと自称し、本当に美味しい食べ物や酒を愛しているのが文面からじんじん伝わってくる。反面、学者としては、発酵学、醸造学の権威でもある。

こういうお顔 ↓

そのお二人の会話が途切れたとき、思い切って、
「あの、失礼ですが、小泉先生ですか?」
と話しかけてしまった。
「私は、先生のお姿を拝見するの、2度目なんです。一度目は、今から5〜6年前だったでしょうか、新橋の確か、ヤクルトホールで、捕鯨に関するセミナーを聞きに行ったとき、そこで遠くからお見かけしたのです」
と話した。小泉先生は、捕鯨論の専門家でもある。
「私は、捕鯨推進派なんです」
と話したら、先生、うんうん、と嬉しそうにうなずいてくださった。
私は、日本人が、昔から、クジラ一頭を捕ると、頭の先からしっぽまで、皮も骨もすべて余すところなく使い尽くしたという文化があるのに、あの「シーなんとか」どもが白人の文化と尺度でじゃまをしてくるのが許せないこと、アメリカ人もペリーが来航するまでは、クジラを捕えて脂(鯨油)だけとってあとは捨てていた、などという非常に罰当たりなことをしていたのが許せない、等々、日頃の不満を先生にたたたーーーっと喋った。
そうしたら、先生は、こうおっしゃった。
「私は、昔、日本中の捕鯨基地を全部訪ねて歩いたんですよ。佐賀県の○○(←この地名は聞き損ねた。から2さん教えてください)から、和歌山県の太地町から、日本中。そうしたら、そういう町には、必ず、鯨の供養塔があって、これまで捕まえた鯨の1頭1頭全部に戒名を付けて祀っているんですよ」
へえ〜〜。
日本人が、いかに鯨資源を大切に大切に扱ってきたか、透けて見えるような話である。
こういうことは学校でもどこでも教わらないし、シーなんとかや、緑豆や、IWCも知らないはずだ。

先生「いま、日本で売られている鯨肉は、ほとんどがノルウェーやアイスランドからの輸入品なんです」
「え?調査捕鯨の肉ではないんですか?」
先生「違います、なぜだかわかりますか?」
「人種差別ですね。白人が捕鯨してもシーなんとかは白人を責めませんが、日本人だと責める、という」
先生「まあ、人種差別もありますが、これは、山本七平が書いていたことなんですけど、中曽根が昔、日の出山荘にレーガンを招いたでしょう。あのとき、レーガンに、日本は鯨を捕らない、って約束したからなんです。中曽根は群馬県の出身でしょう。だから、海のことがわからないし、関心がないんです。だから、ノルウェーとアイスランドに捕らせて、日本は輸入することにしたというんです」
とおっしゃった。
はあ・・・・
中曽根氏に聞いてみないと、真偽のほどは100%わからないが、興味ある説である。
先生と連れの方は、大手町で下車した。私は本当だったらその一つ手前の二重橋で降りるのだが、先生と話し続けるために、わざと乗り過ごした。
先生の降り際、
「私、先生のおかげで、発酵食品を良く食べるようにしています」
と言ったら、これにもにっこりしてくださった。

本当に奇遇だったなあ。
あとで帰宅して、日本捕鯨研究会のセミナーに出た日を調べたら、2008年の4月20日であった。
なぜその日がわかったかと言うと、当日、同志社大学教授で、古墳の権威である森浩一先生も、鯨セミナーの講演者の一人として名を連ねていたので、古墳マニアでもある私は、森先生の著書を持って行き、サインをしてもらったからである。森先生も当時すでにかなりご高齢であったが、2年前、85歳でお亡くなりになった。

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江戸時代の捕鯨

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