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子育て支援の一環として、「○○の無償化」という話をよく聞く。若い夫婦を呼び寄せるため、様々な自治体が「○歳まで医療費無料」という制度を持っている話もわりと聞く。「幼稚園、保育園の無償化」から、果ては最近は「高校の無償化」まで飛び出した。
しかし、これから出産を予定するカップルって、「○○が無償だから」に釣られて産むものかなあ、と思う。無償の制度にあずかりたくて、●●市(町)に移住までするだろうか。長野県の下条村は、子育て支援制度が厚く、これを狙って移住する夫婦がいるのは知っている。しかし、都会で得た就職を蹴ってまで、こういう地域に移住するのは、よほどの例外ではないだろうか。
これは、私の母が昔ぽつっと言っていたこと。
「女って、なんか体が弱って、それこそ死にそうだというときに、ふっと妊娠するのよね」
また、戦争や内乱の真っただ中で、体ひとつで逃げ回っているアフリカの難民キャンプだと、何故か、そんな非常時に、子供が産まれたりする。よくそんな時に男女の行為をしている暇と勇気があるもんだな、と思うが、戦時下とは、命の危機にあり、人口が減少する一大危機である。10人産んでも、半分以上死ぬかもしれない。こういう非常時に、女はふっと妊娠しやすくなるのだ。
どの国でも、先進国の仲間入りをすると、出生率が下がる。平和で、医学が発達すれば、子供が死ぬ率が減るからだ。子作り以外に、すること、カネのかかることも沢山出てくる。
何が言いたいのかというと、日本で、女が子供を多く産む時代はとっくに過ぎた、ということだ。
極論だが、これから日本に、戦争とか、パンデミックとか、何らかの理由で、人口を極端に減らす事象が勃発しない限り、女は多産をすることは、もうない。だから、「○○の無償化」で出生率が向上することはない、と私は思っている。そもそも、「○○無償化」という策が、永遠に続く保証はないのだから。
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2017年11月19日
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