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うちのアメリカ人の旦那ちゃんは、いまだ、日本人には度し難い趣味や判断基準があれこれある。
その一つだが、この男、日本のカラスが大好きだ。
カラス、なんて大抵の人は嫌いだろう。しかし、「大きくて、美しくて、かしこくて、かわいい」のだそうだ。勝手にせい。
無論、アメリカにもカラスはいる。種類にもよるだろうが、日本で普通に見る種類の方が、アメリカで良く見る種より、体が大きいみたいだ。
年始休みの間、外を歩いていたら、カラスが7〜8羽くらい、正月ゴミにたかっていた。ゴミ置き場は当然、滅茶苦茶である(ゴミ集め期間外なのに出す方が悪いのだけど)。
私は、ゴミにたかっているカラスを見ると、いつも片腕をブンブンぶん回し、「こら〜〜っ!」と言って駆け寄る。敵どもは、ちょこっとその場から飛んで、私が通り過ぎるのを高いところで待つ。
「こんな、飛べもしない人間のババアなんて、屁でもない。カッカッカ」
と、私を見おろしているのがありありとした態度である。憎ったらしい。
ところが、その中でたった1羽だけ、その場を逃げもせず、私の顔をじーっと見つめるカラスがいた。
こんな、真正面から写真を撮れるような至近距離でカラスを見た記憶はない。
何の根拠もない直観だが、これは若いメス鳥のような気がした。
まだ、人間が敵だという刷り込みが無いのだろうか。ちょこんと小首をかしげ、私のことをじーっと見ている。
こんな風に見つめられると、カラスであっても、思わず愛情が湧いてしまった。
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