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私は、すごいビビリだ。本当。物心ついたときからだ。
幼稚園のころから、何かささいなミスをしでも、「失敗してしまった、自分が悪い」と思い、すぐに両目からどどどっと涙を流した。ほかのお友達たちは、私のように簡単には泣かず、失敗しても叱られても、結構あっけらかんとしているのが、不思議で不思議で仕方なかった。三つ子の魂百までとはよく言った。
飛行機で、乱気流に遭うと、発狂しそうになる。周囲の乗客らを見回しても、私ほどびびってはいなそうなのが、これまた不思議だ。機長が、
「揺れは、航空機の安全上、まったく問題ありません」
とアナウンスしてくれたけど、到底そうは思えない。昔、会社に、客室乗務員出身の人が勤めていたので、
「ねえ、スチュワーデスの人たちって、どうして揺れても平気なの?」
と聞くと、
「自分が乗っている機体は絶対に落ちない、と信じ込むしかないの」
と答えていた。今の時代、航空機は自動車や電車よりも安全な乗り物と言えるかもしれないが、やっぱり私は苦手である。乱気流で揺れだすと、不謹慎だが、すぐ、日航の御巣鷹の事故を思い出してしまう。
ノンフィクション作家の門田隆将氏著「尾根のかなたに」、これは涙なしに読めない名作だ。
あの事故で家族を失った家族の立場から書かれたルポだが、中でも最も心が痛んだのは、子供一人でこの便に乗せてしまったご両親の後悔である。
JALのホームページを見たら今でもこのサービスが存続していたので驚いたが、JALでは、6〜7歳の子供を一人で搭乗させる「キッズサポート」というプログラムがある。治安が良い日本ならではのサービスだと思うが、あの日航機の中に、この制度を利用し、一人きりで乗っていた男の子がいたのである。
この子のご両親は、
「あの子は、あの飛行機の中で、どんなにか、ママ、ママ、と泣き叫んでいたか、と思うと・・・・」
と、読んでいるこちらまで胸を締め付けられる文章があった。
私など、死んだって誰も困らないのだけど、いざその時には、恐怖心や痛みが最小限な死に方がいい、とそれだけは願っている。
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