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横浜西口のダイエーが、ついに閉店することになった。イオンに買収されたので、閉店ないし店舗転換は、時間の問題ではあったけど、ひどくさみしい。この地で46年、しかし、かつては7階まで全部ダイエーだったのに、4階から上はレコード屋、書店、100円ショップなどに代わって久しい。
超庶民的なので、私でも非常に入りやすく、ここでよく、下着などを買った。
お店の人に聞くと、年内いっぱいで閉店し、1階から3階は取り壊してしまい、あとは何になるか聞いていない、という。
ダイエーといえば、かつて中内会長のもと、流通業界初の「年間売上げ1兆円」を達成したのが1980年。それが、だんだん、その方針と消費者の嗜好が乖離してきた。「主婦の店」から始まったダイエーは、ただひたすら「良いものを安く売る」ことで拡大してきた。それさえしていれば客は来ていたからだ。しかし、日本が豊かになるにつれ、ネクタイなんかも、良質で安いものより、何かのロゴがぽちっとついた、質はぺらぺらで高価なものでも、客は買う時代になった。つまり「安さ」より「ブランド」といったものに金を惜しまなくなっていったのだ。
「客が、読めなくなってきた」
と述べた中内会長の言葉をまだ覚えている。
そういえば、南海が身売りした球団を引き受けたのも、中内さんだった。1988年のことだ。
当時はまだ、球団を買い取る余裕もあったのだ。
ダイエーホークスは、2004年をもってソフトバンクに球団を売却した。しかし、あの、巨人軍にしか関わらないと思っていた王さんを福岡に引っ張ってきたのは中内さんだったしなあ。なんと勢いがあったことか。
昨日終了した日本シリーズでも、ホークスはその層の厚さと実力を見せつけた。昨年、まぐれで出場した我らがベイスターズなんて、歯牙にもかけられなかったし、今年も、あのセリーグぶっちぎりで優勝したカープだって蹴散らした。財力に物をいわせ、12球団で最高額の年俸を払っているようだが、なんと選手層の厚いこと。パだから滅多にTV中継されないけど、セに比べると、選手の力の違いは歴然としているように思えた。
甲斐キャノン(大砲)、というのも、今回初めて聞いたが、彼は育成出身で、まだ25歳の若さ。化け物かと思った。
育成からでも、こんな選手を育てて1軍に送り出すホークス。頭が下がる。
昨今では、サッカーに流れて野球をする子供らは少なくなっているようだが、あの甲斐を見て、
「ぼくもキャッチャーになりたい」
という子供が増加したら、ただでさえキャッチャーの人材が不足しているところ、どれだけ効果があることか。
甲斐選手、さまさまである。
ダイエーは使命を終えたけど、中内さんが残したものは、見直されてもよいと思った。福岡にホークスを移転させたのも中内さんだし。
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