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私は、地図魔だ。しばしば「女は地図が読めない」などと言われる。だとしたら私は脳みそが男に近いらしいけど、案外悪い気はしない。
しかししかし、これまでいろいろとお世話になってきた地図の昭文社が、早期退職者を募集する、というニュースを聞いたとき、ああ、スマホの時代には逆らえないなあ、と思いつつ、さみしさで胸がつまった。
昭文社は13日、希望退職者を募集すると発表した。地図などの販売低迷で主力の出版事業の業績が悪化しているため、リストラで経営の立て直しを図る。対象は45歳以上の従業員で、募集人数は80人程度。2019年2月1日から28日まで受け付ける予定で、退職日は同年3月31日。
先月、昔なつかしい京都へ行ってきた。我々が新婚4年間を過ごした土地である。
箱根の山から西側には全く縁なく育った私が、まさか京都に住むことになるとは思わなかった。
住んでいたときは、不便と不満ばかりこぼしていたが、今となっては懐かしく、大げさに言えば「第二の故郷」みたいな感じである(ちなみに、私は転勤族の娘なので、第一の故郷は存在しないのだが)。
数年行っていなかった京都の街中は、我々が住んでいたころと重ね合わせるのがしばしば困難なほど、変貌していた。とりわけ変わったのが、小中学校である。かつての住所は、中京区という市の中心部のため、少子化が進み、当時あった小中学校が、いくつも統廃合されていた。そして、そのあとには、公民館、児童館、保育園、はたまた「漫画ミュージアム」など、公共性の高いものが建てられていた。
家に帰ってから、保存してある昭文社の京都の地図帳を見ると、2007年版だった。開くと、我々が住んでいた当時にあった小中学校が、結構統合されている段階であった。
あちゃ〜〜。
昔、ある人が「地図は毎年買い換える」と言っていたのに倣い、新版が出ると旧版は捨てていたのを、今となっては後悔している。
小中学校だけではない。昨今、京都では宿泊施設が満杯で、少しでも土地があるとすぐ買収されてホテルが建てられる。昔の自宅の近所で、町屋が並んでいたところも、ホテルになっていた。このホテルができる前は、普通の人々が生活する町屋があったのに、と思い返すよすがにもしたかった。あ〜古い地図、捨てなきゃよかった。
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