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この間、最新型車両の山手メトロポリタンループライン、もとい、山手線に乗った。最新型車両にはいくつもの特徴があるが、動画によるCMが、出入り口の上だけでなく、車両連結部分の上にも流れるようになっていた。
そのとき、びっくりしたのは、「匠大塚」のCMが流れていたことだ。結構長いCMだったが、見ていると、あの、娘に追い出された大塚父が、新しく立ち上げ直したゴージャスな家具店「匠大塚」を、若い女性が訪れ、レポートしている形式のCMであった。
老いた父が、娘に追い出されてもなお、新たに家具店を立ち上げ直し、大変な勢いで反撃ののろしを上げているのが露骨にうかがえた。さらに、何よりギョッとした、というか「何じゃこれ」と思ったのが、その、レポーター役の若い女性の髪型や顔立ちが、娘の久美子氏にそっくりだったことだ。わざとそういう人を選んだのだ、とすぐに察した。その女性が、お父さんの会社に来て、
「すばらしい家具が並んでいますね」
と、絶賛のレポートをする、というCMを、高いお金を払って山手線内に流していたのである。
私は、かつて1度だけ大塚家具に行ったことがある。しかし、入り口で、氏名や電話番号などの個人情報を書かされ、しかも、一人でゆっくり見ることは許されず、店員が始終密着する販売形式であることを知らずに行ってしまった。店員に密着されることが何より嫌いな私、これが最初で最後の大塚家具訪問となった。何より、中に入るだけで個人情報を書かせるという傲慢な店の方針が許せなかった。
だから、娘がそんな父をクーデターで追い出したときは、これでもっと顧客にやさしい店になるんだろうな、と期待していたのだが、彼女が継いでから、同社は火の車になっている。ついに、創業の地の土地まで売却するそうな。いかにキャッシュを必要としているか目に見えるようだ。自分の体を削り、手足をもぎ取りながらの経営がいつまでも続くわけはない。が、それにしても、オヤジさん、あのCMはないでしょ、と思った。
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