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池袋の事故以来、高齢者の運転免許返納が関心事になっているが、アメリカではどうなのか旦那に聞いてみると、
「免許返納なんて聞いたことない」
という。へえ。
「じゃあ、年取って運転できなくなったらどうするの」
「それでも免許はIDとしてとっておくよ」
「Expire(有効期間満了)しても?」
「そう。それでもIDになるから」
ふむ。
考えてみたら、アメリカには戸籍謄本も住民票もないし、健康保険証は公的書類じゃないし、アメリカ国外に関心がないからパスポート持っていない人の方が多いし、そんなわけで、免許証返納したら、IDがなくなってしまう人はすごく多そうだね。
さて、旦那と私の間で絶対かつ永遠に意見が割れるところは、
「英語と日本語のどっちが早口か」
である。旦那は絶対日本語の方が早口だといい、私は絶対英語の方が、と譲らない。
だって、日本人は英語を聞くと
「ペ〜ラペラペラペラ」
って、早口の代表みたいに聞こえる。昨今は、街中のアナウンスで、支那語とかハングル語が流れるが、英語ほどには速く感じない。私がアメリカに行くと、誰でも容赦なく話しかけてくるが、まるでマシンガンのようにまくしたてる。どうして彼ら、彼女らは、外国人(風の人)には英語が通じないかもしれない、という考慮が皆無なのだろう。ま、移民のるつぼだから、アジア系アメリカ人だって山ほどいるせいもあろうけど。
それでも、旦那は「日本語は速すぎる」説を絶対に曲げない。
ちょっと考えたが、日本語は英語より、必要なことを伝えるための語数が多いのではないだろうか。
例として、店員やホテルの人と顧客の会話を挙げる。ホテルに着いてチェックインするときなど、日本だったら、ホテルの人は、うやうやしく頭を下げ、
「いらっしゃいませ。お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか」
なんて言うが、あちらでは
「Hi, there」
これだけである。別に、頭なんか下げない。なんとフランクなんだ。
コカ・コーラミュージアムに行ったとき、入場者にはいくつかのフレーバーの中から1種類、300mlくらいのコカ・コーラ缶を入り口で渡してくれる。それを飲み終わったあと、入り口のカウンターの人に缶を戻そうとしたら、
「No ma'am」
と言われ、あそこに捨てろ、と、缶入れを指さされた。日本だったら、
「お客様、恐れ入りますが、あちらにお捨ていただけますか」
って感じだろうか。
お客様は神様です、という大バカな言葉が間違って定着してしまったせいで、店側はお客にはやたら丁寧に接するわが日本であるが、それもあって、そして、さらには、タメ語とは完全に異なる「敬語」というものが存在するせいで、英語よりずっと多くの単語を用いてしまう。それが「早口」にも聞こえる要因じゃなかろうか。
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2019年07月23日
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