|
不思議なことに、土曜日だけは、日中、雨が降らなかった。風もあまりなく、曇りながらも、おだやかな1日であった。
母は、骨になり、箱に収まってしまった。
棺に横たわった母を見ると、涙が出てきて仕方なかったけど、なぜか、お骨になってしまうと、気持ちが落ち着き、涙も流れなくなった。
なんでだろう。もうこれでこの世にいなくなった、という覚悟が固まるせいだろうか。いまごろ空の上で父と再会し、一緒に遊んでいることだろう。天国に行ってまで、夫婦喧嘩はしなくていいと思うから。
生前の母と私の話し合いで、香典等は一切おことわりした。
参列した親族に、もっのすごい、「お返しキチガイ」の一家がいるからだった。
自慢話オババPart 2 https://blogs.yahoo.co.jp/mymomomi/38564180.html
厳密にいえば、この一家の母親がそうだったのだ。名古屋生まれの親に育てられたこのおばさん、冠婚葬祭にめったやたら口を出す人で、我が実家に何か冠婚葬祭があろうものなら、毎日のように我が母に電話をかけてきて、
「〇子さん、××さんと、▲▲さんから、お香典はいくら来たの? そう、それなら●●●円くらいのものをお返ししなきゃだめよ。早くしなさい」
と言った指示と確認をするのが非常な喜びであった。お人よしで反論のできない我が母は、冠婚葬祭があるたび、そのおばさんのせいで、ノイローゼになっていた。このことは今でも激しく恨んでいる。だから、面倒を避けるため、参列者全員に、お香典、お花、供物等辞退の旨はあらかじめ伝えておいた。その代わり、会葬御礼の印刷物とハンカチ1枚だけ渡して帰っていただいた。
「香典を断るなんて聞いたことないわ。桃実ちゃんバカじゃないのかしら」
とか私の悪口を言っているかもしれないけど、気にしない。
しかし、葬儀代って全くもって不透明だし、ぼり取りたいだけぼり取る、暴利の世界だ。
母は、10年前の父の葬儀後、この葬儀社の営業さんに言いくるめられて、会員となってしまい、ずっと積み立てをしてきた。が、その積み立てでカバーできるサービスはごくごく限定的であったのだ。葬儀場と葬儀の打ち合わせをしていても、
「これは含まれていません、これも含まれていません、これも別途になります」
と、どんどん、万単位、十万単位のものが積み増しされるのであった。
ったくもう、人の弱みと不慣れにつけこんで。それでも、理不尽な請求額にはがんがん抗議しておいたけど。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用




