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私は、留学歴もないのに、英語で食っている。年取っても、仕事を見つけられる。ありがたや。
しかし、ひとつの言語は、違う言語に完璧には訳せない。
それは仕方ない。ほぼ分かれば良いと思っている。
英語で気を付けるのが、数字の「以上」「以下」「未満」「超える」の訳。
よく「more than three」とかいう表現が出てくるが、これを「three」につられて「3つ以上」と訳したらアウト。これは、割り切れて端数のないものであれば「4つ以上」と訳さないとならない。
案外訳しにくいのが「ensure」という動詞。契約文書だとすっごくよく登場する動詞で、「確保する、保証する、請け負う」といった意味なのだが、
「The Company shall ensure the smooth operation of .... 」
「会社は、○○の円滑な運用を確保する(確約する)(保証する)」
といった意味だが、あまり日本語ではこういう言い方はしないような気がする。
「会社は、○○が円滑に運用されるように手配する」
「円滑な運用を怠らない」
という言い方はするけれど、そこに「確保する、確約する」といった言葉は入れにくい。英語で「○○する」という表現は、日本語では、「怠らない」のように、「その逆をしない」という否定形に訳した方がしっくりくるのだ。日本語って禁止が言いやすい言葉なのだろうか。芝生に「Keep away」と書くのが英語、「入らない」と書くのが日本語。
つくづく思うのは、日本語は主語が要らんなあ、ってこと。「読んでいりゃわかるだろ、聞いてりゃわかるだろ」って腹なんだろう。英語だといちいち「I 」「You」「it」など、日記などのメモ書きならともかく、人に見せる文章なら絶対に主語は欠かせない。
とはいえ、「I」とか「you」は、案外と、しっかり「わたし!」「あなた!」と名乗り出ているというより、単なる「話し手」「聞き手」くらいのニュアンスかもしれない。
先週、「You are correct on this interpretation」という文章をもらった。見ての通り非常に簡単な文章で、「あなたの理解(解釈)は正しいです」という意味だ。こういうのを、会社の、英語が全然できないおじさんに訳さねばならないのだが、日本語では相手のことをビジネス文章で「あなた」とは滅多に言わない。こういうのは、むしろ敬語を活用したほうがしっくりくる。
「そのご理解で正しいです」
自分に「ご」は使わない。「ご理解」ときたら、自然と相手(you)に話していることになる。
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